“やおっち”的電脳広場

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第一部第2話



彼女と知り合い、何度も食事やドライブなど何度もデートを重ねる二人でしたが、彼女はあくまで「友達」と言い続け、それ以上の関係に進むつもりはありませんでした。
しかしそうは言うものの、毎日のように来るメール、しかもその内容がその日の報告のようなものから始まり、デートの後には

「今日は楽しかった。会えて一緒に入れて嬉しかったよ。本当にありがとう。また一緒に遊びに行こうね」



「今何してるの?」

もあれば、夜中の3時や4時に

「急にメールしたくなってガマンできなくなったの。寝てたら悪いと思ったけど。ゴメンね。またメールします」

さらにしばらく会えない日があると

「今度どこ遊びに行く?早く会いたいね」

もある一方、電話もたまにかかることがあり、その内容も

「なんか声聴きたくなって」

や「急に直接話がしたくなって」

や「なんか電話したくなった」という似たような内容ばかり。

こういう事が続くと、最初はそうは思わなかった彼もそのうち

「こいつ、俺のこと・・・」

と言う気持ちがいつの間にか彼女のことを好きになってる自分に気づくのにはそう時間を必要としませんでした。

しかし彼女は相変わらず

「あなたとは、いい友達」

という姿勢を崩す気配がまったくありませんでした。

そしてある日、とうとう、彼の思いは限界に達します。

もう何度目のデートになったでしょうか?彼はついに彼女に告白します。

「好きだ。友達じゃなく彼女になって欲しい」

と。

しかし、彼女はその場で「考えさせて欲しい」と返事を保留しました。

そして、デート終了し、家に帰った彼の元に彼女からのお返事メールが。

その答えは

「あなたはすごくいい人で最高のお友達で、いつもそばにいて欲しい、と思ってます。だけど、お付き合いする気はないし、その気にはなれません。なぜなら今は恋愛する気がないし、したくないんです。」と。

彼は思わずメールで問いただしてしまいました。

「なぜ?」と。

そしてその返事が電話で返ってきました。

そこで彼女はその理由を告白しました。

「その理由」とは・・・。

そこで語られた彼女の告白とは。(続く)

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