って、タイトルにまんま書いてあるね!
そう、これが長岡野菜の代表格「長岡巾着茄子」さ!
新潟県のナスの作付面積は全国1位(2004年度 農水省調べ)
ところがナスの出荷量は全国で21位。
主に地元で消費してしまうと言われている、日本一のナス王国だ。
県内各地で二十数種類といわれるナスが栽培され、古くから残っている品種も多い。
この長岡巾着茄子はその中でも全国的に類例を見ない独特の物なんだ。
この2枚の写真のうち、上の方がA級品の巾着茄子で下がいわゆるB級品。
でも本来の長岡巾着茄子の形は下の写真がそれに近い。
名前の通り、巾着袋を絞ったような皺が寄るのが特徴。
県内でも長岡以外の地区の人はほとんどこの長岡巾着茄子を知らないから、お土産で持っていくと「なにこれ、、、 かぼちゃ?」
とか言われる事もあるんだそうな。
長岡巾着茄子は「こんげんナス、しょーしくて旅のもんには出さんねーてー」
(こんな変な形のナス、恥ずかしくて他所から来た人には食べさせられないよ)
というネガティブな理由で、長い間門外不出になっていたんだ。
(実際おっちゃんおばちゃんらがそう言ってるの何度も聞いた事あるし)
明治の中頃から、長岡市の中島地区で栽培され始めたってのが定説なんだけど、実際には追跡調査出来たのがそこまでだって話。
大型の巾着型ナスで、果肉が堅く締まっていて煮崩れし難く、煮てもナスの色が煮汁に溶け出さないのが特徴。
果肉の堅さでは、たぶん日本で一番堅いナスなんじゃないかな?
だからこのナスは、実が堅く締まっていて、持った時に重量感がある物が良い。
主に長岡では「蒸かしナス」にして食べられているんだけど、この「蒸かしナス」自体が長岡の夏を代表する郷土料理。
「蒸かしナス」の作り方は簡単。
1.この長岡巾着茄子の皮を剥き(剥かなくても良い)、半分に切って10~20分ほど蒸す。
2.竹串がスッと通るようになったら取り出して1cm幅に切って冷蔵庫で冷やす。
3.冷えたら刺身のように辛し醤油・生姜醤油をつけて食べる。
これだけ
以前「やまけんの出張食い倒れ日記」のやまけんさんのブログで、この長岡巾着茄子が取り上げられたから、参考までにリンク張っておきます。
「やまけんの出張食い倒れ日記」
『新潟ってすごい!長岡~上越地域食の宝庫を味わってのけぞった! 巾着茄子の生産現場にて、本物の農家のすごみに触れた!』
写真綺麗だよねー。
すごい美味そう。
あとね、ナスは本来乾燥に弱いから通常のナス栽培は一杯水をやらなきゃいけないんだけど、長岡巾着は逆に栽培時に一切水やらないで長岡巾着本来の味、旨み、堅さを引き出しているとのこと。
原種に近い品種だけに、まだまだ野生的な力があるんだね。
続く
長岡巾着茄子 その2 Sep 19, 2006
長岡野菜について Sep 3, 2006
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