初めまして。かつて私が携わったイサム・ノグチの企画展に合わせて開催した石井彰・川島哲朗デュオの感想記事をネットで見つけて吃驚しました。今頃になって気づいたわけですから、もうお忘れかもしれませんが、この演奏会を企画した経緯をお伝えします。
私が当時、石井彰が好きで川島さんとのデュオを是非、兼美術館てやって欲しいと思って、駄目もとで石井さんにメールしたら、ＯＫの返事で。気さくな石井さんが、川島さんに連絡していただいて、ブッキングも完了。企画展を監修した日本を代表するデザイナー、内田繁氏も当夜のライブをとても喜んでくれたのを記憶しています。仕事の一環と言いながら、私の個人的な趣味で実現できた今となっては、夢のような一夜でした。
こうしてyasunalさんが、きちんと記録していただいていて、本当に感激しました。感謝、感謝です。
良かったら、最近始めた私のプログも見にきて下さいね。
https://zawinul.hatenablog.com/ (April 11, 2020 08:35:56 PM)
私が当時、石井彰が好きで川島さんとのデュオを是非、兼美術館てやって欲しいと思って、駄目もとで石井さんにメールしたら、ＯＫの返事で。気さくな石井さんが、川島さんに連絡していただいて、ブッキングも完了。企画展を監修した日本を代表するデザイナー、内田繁氏も当夜のライブをとても喜んでくれたのを記憶しています。仕事の一環と言いながら、私の個人的な趣味で実現できた今となっては、夢のような一夜でした。
こうしてyasunalさんが、きちんと記録していただいていて、本当に感激しました。感謝、感謝です。
良かったら、最近始めた私のプログも見にきて下さいね。
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yasnal
yasnalが、音楽のことや雑談など、楽しくお話したいページです。
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カテゴリ： ライブ
岐阜は、思ったよりも遠かった！ 当たり前か？ 先日の四日市からは１時間足らずで
家に帰りついたんですが、岐阜県美術館からおうちに帰るまで２時間かかりました。
名古屋高速乗ったらもうちょっと早かったんだろうけど、なんとなく勿体なく感じて
小牧ＩＣで降りて４１号～１号で帰ったんだよね。
…
さて、「イサム・ノグチのあかり展」という展示のジョイントプログラムとして開催された
川嶋哲郎×石井彰のデュオです。わたしこの２人の組み合わせを生で聴くのは初めてでした。
正直、トリオやカルテットなどがっちりとしたジャズフォーマットで聴く石井さんは
今まであまりピンとこなかったんですが、川嶋哲郎さんに石井さんのピアノを大変
ピアノとのデュオアルバムを聴くにつけ、川嶋さんのやりたいことは狭義のジャズの
枠の中にはないんだな、と感じたし、彼のやりたいことと石井さんの音とは多分とても
相性がいい。
…
定時後ほどなく職場を出て会場へ向かったのだけど、着いたのはぎりぎり。美術館に入って
たぶん５分もしないうちに始まってしまったと思う。パイプイスが並べられた一角には
人が入り切らず、立ち見の人も溢れている。
石井さんがピアノに着いて、ほどなく客電がすべて落ち薄闇のなか石井さんのピアノの音、
やがて川嶋さんのソプラノの音。ピアノとは違う位置から聴こえてくる。
ゆっくりと歩きながら正面へと向かう川嶋さんの後ろから、明かりのお帽子を被った
子供達がとことこついて出てくる。チラシに「こどもたちによるあかりパフォーマンス」
子供の父兄ね！と納得。曲の間中、前でくるくる回ったりウェーブをしたり客席の間の
通路に出てきたり、と、ひとしきり「パフォーマンス」したところで川嶋さんと共に
子供達退場。
ここで出演者の石井さん、川嶋さん、そして子供達、子供達のあかり製作指導の先生、と
紹介されて、いよいよ本格的にデュオライブの始まりです。
天井は高く、壁には小さなパイプオルガンのパイプユニットが取り付けられており、
別の壁面には彫刻。
再び、朗々と高く響き渡るソプラノサックス。やはり石井さんとのコンビネーションや良し。
「ライブハウスだとソプラノは思いっきり吹けないんだ」と以前仰っていた、その音。
もちろんピックアップマイクなしで、空間のすみずみまで響き渡る音色。
川嶋さんのオリジナル「Thaw」雪解け、の意味だそう。これはピアノデュオアルバムの
１曲目に入ってるけど、この日の石井さんのソロはとてもよかった。石井さんの解釈が好き。
石井さんのオリジナル「アザン」ここからテナー。もちろんピックアップなし。
こういうすっきりとした空間でこそよりはっきりと感じられる、川嶋さんの鳴りの太さ。
音の美しさ、強さ。
「浜辺の歌」こういうポピュラーな楽曲の持つ力というのはすごいですね。美しい。
こういった唱歌こそアレンジが正統派なジャズ寄りになっていくのが面白い。バランスを
取っているのかしら。あんまり朗々と「唱歌でござい」的な展開にはならない。
途中、会場から手拍子が湧く。自発的に。これってすごい、と思った。
「見上げてごらん夜の星を」。会場にはわりとご年配の方の姿も見えたのですが（たぶん
孫の勇姿を見にきたといった感じの。）そういう方々のハートをがっちりキャッチ
したのではないかと思われます。浜辺の歌といい。わたしの後方に座っていらっしゃった
女性は川嶋さんの吹くメロディに合わせてハミングしてらっしゃいました。すごく
ハミングしにくいメロディ取りだったと思うのですが。
とにかく美しいテナー。途中でソプラノに持ち替えて。ピアノの反響板に向けて吹く。
ソプラノの音の振動に共鳴した弦が、ピアノの匡体が鳴る。微かな残響。
アンコール、「この道」。始まりは１９時半で終了が２１時１０分頃。休憩はなし。
会場には子供達も多く、２人がどういう音楽を奏でるのかもよく知らぬまま集まった方もいて
けっしてシンとした会場ではありませんでしたが、ステージ前のパイプ椅子のあたりに
つめていらっしゃった方々、また後ろで立って聴いていらっしゃる方々からも歓声や
指笛などが飛ぶ、なかなかいい感じの空気だったんじゃないでしょうか。自分自身
不愉快な思いをする瞬間もなく、とても集中して聴くことの出来る時間でした。
家に帰りついたんですが、岐阜県美術館からおうちに帰るまで２時間かかりました。
名古屋高速乗ったらもうちょっと早かったんだろうけど、なんとなく勿体なく感じて
小牧ＩＣで降りて４１号～１号で帰ったんだよね。
…
さて、「イサム・ノグチのあかり展」という展示のジョイントプログラムとして開催された
川嶋哲郎×石井彰のデュオです。わたしこの２人の組み合わせを生で聴くのは初めてでした。
正直、トリオやカルテットなどがっちりとしたジャズフォーマットで聴く石井さんは
今まであまりピンとこなかったんですが、川嶋哲郎さんに石井さんのピアノを大変
ピアノとのデュオアルバムを聴くにつけ、川嶋さんのやりたいことは狭義のジャズの
枠の中にはないんだな、と感じたし、彼のやりたいことと石井さんの音とは多分とても
相性がいい。
…
定時後ほどなく職場を出て会場へ向かったのだけど、着いたのはぎりぎり。美術館に入って
たぶん５分もしないうちに始まってしまったと思う。パイプイスが並べられた一角には
人が入り切らず、立ち見の人も溢れている。
石井さんがピアノに着いて、ほどなく客電がすべて落ち薄闇のなか石井さんのピアノの音、
やがて川嶋さんのソプラノの音。ピアノとは違う位置から聴こえてくる。
ゆっくりと歩きながら正面へと向かう川嶋さんの後ろから、明かりのお帽子を被った
子供達がとことこついて出てくる。チラシに「こどもたちによるあかりパフォーマンス」
子供の父兄ね！と納得。曲の間中、前でくるくる回ったりウェーブをしたり客席の間の
通路に出てきたり、と、ひとしきり「パフォーマンス」したところで川嶋さんと共に
子供達退場。
ここで出演者の石井さん、川嶋さん、そして子供達、子供達のあかり製作指導の先生、と
紹介されて、いよいよ本格的にデュオライブの始まりです。
天井は高く、壁には小さなパイプオルガンのパイプユニットが取り付けられており、
別の壁面には彫刻。
再び、朗々と高く響き渡るソプラノサックス。やはり石井さんとのコンビネーションや良し。
「ライブハウスだとソプラノは思いっきり吹けないんだ」と以前仰っていた、その音。
もちろんピックアップマイクなしで、空間のすみずみまで響き渡る音色。
川嶋さんのオリジナル「Thaw」雪解け、の意味だそう。これはピアノデュオアルバムの
１曲目に入ってるけど、この日の石井さんのソロはとてもよかった。石井さんの解釈が好き。
石井さんのオリジナル「アザン」ここからテナー。もちろんピックアップなし。
こういうすっきりとした空間でこそよりはっきりと感じられる、川嶋さんの鳴りの太さ。
音の美しさ、強さ。
「浜辺の歌」こういうポピュラーな楽曲の持つ力というのはすごいですね。美しい。
こういった唱歌こそアレンジが正統派なジャズ寄りになっていくのが面白い。バランスを
取っているのかしら。あんまり朗々と「唱歌でござい」的な展開にはならない。
途中、会場から手拍子が湧く。自発的に。これってすごい、と思った。
「見上げてごらん夜の星を」。会場にはわりとご年配の方の姿も見えたのですが（たぶん
孫の勇姿を見にきたといった感じの。）そういう方々のハートをがっちりキャッチ
したのではないかと思われます。浜辺の歌といい。わたしの後方に座っていらっしゃった
女性は川嶋さんの吹くメロディに合わせてハミングしてらっしゃいました。すごく
ハミングしにくいメロディ取りだったと思うのですが。
とにかく美しいテナー。途中でソプラノに持ち替えて。ピアノの反響板に向けて吹く。
ソプラノの音の振動に共鳴した弦が、ピアノの匡体が鳴る。微かな残響。
アンコール、「この道」。始まりは１９時半で終了が２１時１０分頃。休憩はなし。
会場には子供達も多く、２人がどういう音楽を奏でるのかもよく知らぬまま集まった方もいて
けっしてシンとした会場ではありませんでしたが、ステージ前のパイプ椅子のあたりに
つめていらっしゃった方々、また後ろで立って聴いていらっしゃる方々からも歓声や
指笛などが飛ぶ、なかなかいい感じの空気だったんじゃないでしょうか。自分自身
不愉快な思いをする瞬間もなく、とても集中して聴くことの出来る時間でした。
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Re:川嶋×石井＠岐阜県美術館(09/20)
Re[1]:川嶋×石井＠岐阜県美術館(09/20)
yasnal さん
●6senseさんへ
＞すごーい！
＞こういうの、どうして東京だとやってもらえないんでしょう。
この岐阜のお仕事はどうやって決まったのか川嶋さんに以前聞いたのだけど、
石井さんサイドが取ってきたお仕事というので詳しくはよく分りませんでした。
でもぶっちゃけ、こういう企画性の強いものはミュージシャンサイドの希望
というよりも主催者の熱意の方が強いのかなー、というのが、素人が端から見て
観察した感触です。もしくは、石井さんのマネジメントをしている人が
こういう仕事を引き当てるのか。
東京でも、川嶋×石井デュオを然るべき場所で聴きたいという強い意向を
持った方がコーディネイトすれば実現するライブだと思います。
会場を手配して経費と人員をやりくり出来さえすれば、あとはご本人
（マネージャー）との交渉なので。
実際、関西方面の川嶋さんのソロコンサートは、そうやって熱心なファンの方が
ご自分で企画して開催されてます。ライブハウスがブッキングしたライブも
いいけど、そういう手作りな雰囲気のイベントもとっても楽しみですよね。
(September 21, 2004 11:13:54 PM)
＞すごーい！
＞こういうの、どうして東京だとやってもらえないんでしょう。
この岐阜のお仕事はどうやって決まったのか川嶋さんに以前聞いたのだけど、
石井さんサイドが取ってきたお仕事というので詳しくはよく分りませんでした。
でもぶっちゃけ、こういう企画性の強いものはミュージシャンサイドの希望
というよりも主催者の熱意の方が強いのかなー、というのが、素人が端から見て
観察した感触です。もしくは、石井さんのマネジメントをしている人が
こういう仕事を引き当てるのか。
東京でも、川嶋×石井デュオを然るべき場所で聴きたいという強い意向を
持った方がコーディネイトすれば実現するライブだと思います。
会場を手配して経費と人員をやりくり出来さえすれば、あとはご本人
（マネージャー）との交渉なので。
実際、関西方面の川嶋さんのソロコンサートは、そうやって熱心なファンの方が
ご自分で企画して開催されてます。ライブハウスがブッキングしたライブも
いいけど、そういう手作りな雰囲気のイベントもとっても楽しみですよね。
(September 21, 2004 11:13:54 PM)
Re:川嶋×石井＠岐阜県美術館(09/20)
くま さん
素晴らしい演奏が浮かんでくるようなレポありがとうございます
いつも楽しみにさせてもらってます
ところでこちら神戸でもクレオールにて
２１日に川嶋＆石井DUOがありました
一曲目から即興『クレオールの夜』（川嶋さん名づけ）
で始まりお二人の世界にどっぷりと浸かれたひと時でした
ところで京都ライブいらっしゃるとのこと
主催者の方から聞きました
とっても喜んでいらっしゃいましたよ
わたしもお会いできるのを楽しみにしています
PS大坂さんのライブは１０月の岡山平喜酒造に行こうと計画中です
(September 22, 2004 12:06:46 PM)
いつも楽しみにさせてもらってます
ところでこちら神戸でもクレオールにて
２１日に川嶋＆石井DUOがありました
一曲目から即興『クレオールの夜』（川嶋さん名づけ）
で始まりお二人の世界にどっぷりと浸かれたひと時でした
ところで京都ライブいらっしゃるとのこと
主催者の方から聞きました
とっても喜んでいらっしゃいましたよ
わたしもお会いできるのを楽しみにしています
PS大坂さんのライブは１０月の岡山平喜酒造に行こうと計画中です
(September 22, 2004 12:06:46 PM)
Re[1]:川嶋×石井＠岐阜県美術館(09/20)
yasnal さん
●くまさんへ
＞ところでこちら神戸でもクレオールにて
＞２１日に川嶋＆石井DUOがありました
これもよさそうでしたよねえ！ クレオールさんはちょっと、普通の
ジャズハウスとは趣の違ったライブを掛けてらっしゃるお店ですよね。
どんな雰囲気だったのかなあ。
＞ところで京都ライブいらっしゃるとのこと
＞主催者の方から聞きました
＞とっても喜んでいらっしゃいましたよ
遠征続きになってしまうので行くか行くまいか相当迷ったのですが、
なにしろ会場がとても魅力的ですし主催の方ご自身に相当魅力を感じてまして、
あの方が開催するライブならば是非聴いておきたいというのも、京都行きを
決めた大きな理由でした。
＞わたしもお会いできるのを楽しみにしています
本当に、楽しみにしてます。もしかすると、天候がよさそうなら着慣れぬ
着物を着て伺うかもしれません。…まだ決めかねてますけど。素人の
妙ちくりんなコーディネイトでしょうが、そっと見逃してやって（笑）
＞PS大坂さんのライブは１０月の岡山平喜酒造に行こうと計画中です
１０月１５日の金曜日ですね！ いい日取りだなあ。平喜さんのサイトを
拝見しましたが、きき酒会というのが魅力的…。おつまみ、おうどんも
たくさん御用意してお待ちしてます、ですって。わたしが行ったら
確実にライブ始まる頃にはへべれけです（笑）
秋涼し、ワインにもいい季節となってきましたが、日本酒もまた格別です。
お燗徳利が活躍し始める季節ですねえ（嬉）
(September 22, 2004 01:27:50 PM)
＞ところでこちら神戸でもクレオールにて
＞２１日に川嶋＆石井DUOがありました
これもよさそうでしたよねえ！ クレオールさんはちょっと、普通の
ジャズハウスとは趣の違ったライブを掛けてらっしゃるお店ですよね。
どんな雰囲気だったのかなあ。
＞ところで京都ライブいらっしゃるとのこと
＞主催者の方から聞きました
＞とっても喜んでいらっしゃいましたよ
遠征続きになってしまうので行くか行くまいか相当迷ったのですが、
なにしろ会場がとても魅力的ですし主催の方ご自身に相当魅力を感じてまして、
あの方が開催するライブならば是非聴いておきたいというのも、京都行きを
決めた大きな理由でした。
＞わたしもお会いできるのを楽しみにしています
本当に、楽しみにしてます。もしかすると、天候がよさそうなら着慣れぬ
着物を着て伺うかもしれません。…まだ決めかねてますけど。素人の
妙ちくりんなコーディネイトでしょうが、そっと見逃してやって（笑）
＞PS大坂さんのライブは１０月の岡山平喜酒造に行こうと計画中です
１０月１５日の金曜日ですね！ いい日取りだなあ。平喜さんのサイトを
拝見しましたが、きき酒会というのが魅力的…。おつまみ、おうどんも
たくさん御用意してお待ちしてます、ですって。わたしが行ったら
確実にライブ始まる頃にはへべれけです（笑）
秋涼し、ワインにもいい季節となってきましたが、日本酒もまた格別です。
お燗徳利が活躍し始める季節ですねえ（嬉）
(September 22, 2004 01:27:50 PM)
Re:川嶋×石井＠岐阜県美術館(09/20)
zavinul さん
【毎日開催】
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