関東では埼玉スタジアムしか知らない鈴スペにとっては新鮮な感覚でした。けれどやっぱり自分の家からは遠くこの大事な一戦なんで埼玉スタジアムじゃないのって残念な気持ちも少し…観客の誘導等の運営面では埼玉スタジアムのほうが手馴れているような気がしました。
いつもどおり早めに現地入りして腹ごしらえして、ビールも飲んで(笑)思ったよりも寒くなく雨も心配なさそうなので助かりました。冬のサッカー観戦も経験を積みましたので対策もばっちり。それでも寒かったけど。日産スタジアムの最初の感想はやっぱりピッチが遠い。多目的スタジアムとしては最高なんでしょうけどサッカー観戦となると話は別です。特に大事なホームの一戦となると相手に対するプレッシャーと代表に対するサポートという意味ではやっぱりピッチは近いほうがええなって思う。
アップから試合開始前まで、まあそれまでも今までとは少し違う緊張感がスタジアムを包みました。やっぱりみんな大事な1戦だと分かっているし相手がオーストラリアだけに好ゲームへの期待そして勝利への欲望が渦巻いていたように感じました。
オーストラリアサポーター席では発煙筒がたかれていました。今までとは違う雰囲気。しかしオーストラリアサポーターの観戦態度は一様に行儀が悪かったです。まあこれが欧米スタイルと言えばそれまでなんだけど(笑)
さていよいよゲームスタート。
開始早々は日本の快速FWたちが良い形で相手の裏に抜け出しチャンスを作るシーンが何回かありました。当初の狙いだった立ち上がりをしっかり戦うというテーマは問題なく出来ていたと思います。事実何度か惜しいシーンもありました。そうなんです結果的に言えばここで1点取っておけばゲームの流れ事態も変わっていたと思います。
何度かあったセットプレーのショットです。けれど俊輔選手も遠藤選手も正直不発だったように思います。高さがあり引いて守る相手に対してどうしても弱さを露呈してしまう日本。結局1点が遠い前半となりました。田中選手の献身的な働きや松井選手のトリッキーなプレーなど見所はありましたがいかんせんゴールが遠い。
後半戦に入り松井選手に代わり大久保選手を投入。この交代には少し疑問が残るのですが…鈴スペは知っています。大久保のテーマがピッチに流れたとき彼は何かをもたらせてくれる選手です。後半戦は多少オーストラリアも前に出てきました。けれど二人のCBは今回のエースであるケーヒルにそしてオーストラリア攻撃陣にほとんど仕事をさせませんでした。
時間ばかりが過ぎていきます。苛立ちが募ります。なんで代表戦はいつもこうなんだって思う。決して勝てない相手ではない。ベストメンバーではないオーストラリア。けれどある程度引かれてしまうと、多くのイマジネーションを失ってしまう日本代表。後半光ったのは内田選手ですが、どうしてもパワープレーに持っていけない。勝てるときに勝つ強さが今の代表には感じられないし、投入される選手たちにも
残念ながら今回は多くのものを感じることは出来ませんでした。
スコアレスドロー…
負けに等しいドロー…
世界を目指すにはあまりにも力不足なドロー。
6万5千人のため息が聞こえる。
今こそ救世主が必要な気がする。
うまい選手がいる熱い選手がいるけれど今
日本代表に足らないのは強い選手。
前線に一枚欲しい。