栽培ワンポイント(1)良い葉を育てよう



日時   :4月19日

場所:趣味のyasu農園




 葉の大切な働きは『光合成』によって,糖やデンプンなどの炭水化物を作り,根や果実に送る事だと昔、学校で習いました。でも、こんな理屈とは関係なしに、私たちが野菜を作っていて野菜の成長の目安にしているのが『葉』です。葉さえしっかりしていれば、まず大丈夫というわけですね。でも、葉にも色々あって、葉がどんな状態なら良いのか、また、逆に要注意なのかを考えて見ましょう。


良い葉を作るのは、大きい葉を作る事ではありません。窒素過多の肥満畑で育った野菜は、葉は大きいですが、味も悪く長持ちもしません。アブラムシなどの害虫も呼び込みますし病気の原因にもなります。その点、窒素を控えて、リン酸優先で育てた野菜は、ややふと短く、しっかりと45度に立っています。
 全面施肥ではなく、割り肥や溝施肥で根から肥料を離しておくことが大切です。 写真は45度にしっかり立ったほうれん草。

逆にこのダイコンの葉は、少し伸びすぎているようですね。
まだ、根は小さいのに立っているのが精一杯の感じです。
間引き、土寄せの時の追肥が裏目に出たようです。
やはり、割り肥で畝の中央深くに十分の有機質肥料を
入れておき、追肥をしないのが正解のようです。
 畝の中央深いところに、有機堆肥+過燐酸石灰を忍ばせておいて、畝に定植した苗の根は当初は出来るだけ無肥料の状態で育てて、下部の有機堆肥などを求めて根が伸びていくようになるイメージです。

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