クン炭の作り方



日時   :4月29日

場所:趣味のyasu農園




  クン炭の材料には、モミガラをはじめ、稲ワラ、ササ、落ち葉、刈り枝、など燃焼するものなら何でもOkです。クン炭の効果は、水溶性、即効性のカリ肥料だけではなく、地中では、微生物などの有益な菌の棲家となり、地表では太陽熱を吸収して地温を高めます。また、土が固まらず、通気性排水性に効果があります。このように良い事ばかりのクン炭、ここでは手軽なクン炭の作り方を紹介しましょう。



まず、モミガラを燻す、深さ、縦横とも約1.5mほどの穴を掘ります。下に降りても上がってこれる程度の深さです。
煙突は、普通のブリキや薄い鉄ではすぐに焼け溶けてボロボロになります。耐熱性の強いものが必要です。






 モミガラを用意します。縦横、深さ1.5mの穴で4.5リットルのゴミ袋50袋分が必要です。最初に40袋、下が出来上がってくれば体積が減りますので、その時に10袋を追加します。






 最初に種火作りです。古い竹や材木などを用意します。
火をつけて写真のように完全に燃焼する寸前にモミガラを
投入します。






 モミガラを少し投入しました。盛んに煙が出ています。慌てずにモミガラが確実に火がつくまで待ちます。






 モミガラを底から数センチくらい投入して煙突を設置します。煙突からは盛んに煙が上がっています






 クン炭は燃やすのではなくて、煙を中で充満させて燻して作ります。
モミガラを山盛りに入れてから、最上部を米ぬかを薄くまいて酸素を断ちます。






 雨が降って、下部の燃え方が悪くなった場合は、竹などで
穴を開けて、中に酸素を送り込み燃焼を促進します。
クン炭作りは、燃えすぎるようだとクン炭にならず,灰になりますので、上を足で踏んで中の酸素を押し出し、燃え方が不足すると、逆に穴を開けるなどして、酸素を送り込みます。






出来上がりです。この方法はモミガラ作りに専念しなくて良いのが利点です。たまに燃焼具合を確認する程度で、勝手に
出来上がっています。
確認の方法は、竹を下まで入れて、竹の熱さで確認します。ただ、最終段階は一番大切で、火が上まで上がってくると酸素が多いので、うっかりすれば全て灰になってしまいます。










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