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2021/03/01
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カテゴリ: ユーザー車検

ミニのブレーキディスクを取替えようとしたところで、ブレーキキャリパーのピストンが押し戻せない、ダストブーツが切れてるよ、となった話の続きです。


なんでピストンが押し戻せないかネットで検索したところ、リヤブレーキがディスクブレーキだと、サイドブレーキとの兼ね合いで、ピストンを回転させながら押し戻さなければならないそうです。 


なるほど なるほど 確かピストンの、ブレーキパッドとの接触面にひっかかりの溝がありました。


ピストンを押し戻す工具を買わないとだめみたいなので検索してみます。アマゾンで売っているのを発見しました。レビューを見ると、バリが残っているとかありますが、安いのでこれでいいでしょう。購入手続きです。



もうひとつの問題点、ダストブーツの切れですが、日本で普通に入手できるのは、フロントキャリパーのダストブーツだけのようです。なんでリヤは売ってない? 困ったぞ・・・


さらに調べてみると、先人はeBayで購入しているようです。確かに検索すると、eBayにはリヤのダストブーツが出品されています。eBayかぁ ゴルフをやっているころは、eBayでシャフトとかクラブとか買っていました。英語で出品者とやりとりしたものです。久し振りだからできるかな?


ただ、純正部品ではないので、本当に自分のミニのキャリパーに合ったものかわかりません。ピストン径は書いてあるので、それが同じなら良いでしょう。だとしたら、とりあえずディスクとパッドを交換して、その際にピストン径を計測し、eBayでの購入、交換というスケジュールにすることにしました。



ということで、マストのピストン押し戻しツールを購入です。


届きました。 






多数なアタッチメントがあり、絶対なんとかなりそうです。説明書はありましたが無視。直感でそれらしいものを選んでキャリパーに装着してみました。ハンドルを回してみると、ピストンを回転させながら押し込んでいます。








すげぇ


調子に乗ってグングン回していくと、リザーブタンクからブレーキフルードが溢れてしまうので、少し回してはリザーブタンクを見て、油面の変化を確認します。しかし、まったく変化無し。このぐらいの戻り量は、どこかに吸収されてしまうのでしょうか? 最後まで押し切っても、油面に変化はありませんでした。


押し込みきる前に測ったピストン径は、35mmでした。切れているダストブーツも、ピストンを戻したことによってどうこうなることもなかったので、もしかしたらこのままにしてしまうかもしれません。バイクなんてそもそもダストブーツ無いし(笑)


これでブレーキパッドを確実に交換できるようになったので、ブレーキディスクの交換を始めます。ブレーキディスクは、T50のトルクスビスで固定されています。緩めるのはインパクトドライバーで、パンパンッと緩めます。ブレーキディスクは固着しているかと思いきや、ビスを外しただけで、あっさり外れました。





よくぞここまで減りましたねってぐらいの削れようです。磨耗限界はすっかり超えていますね。 

まあ、2年前の車検の時に、すでにミニマム厚を割っていましたが( ̄▽ ̄;)


ブレーキディスク取付面や、ブレーキキャリパーなどをブレーキクリーナーを使って清掃します。ブレーキキャリパーは、本体の腐食とブレーキダストで大変なことになっていたので、真鍮のワイヤーブラシで入念に清掃しました。塗装も今回はおあずけということで先に進みます。


ブレーキディスク取付面にグリスを薄く塗ってから、ブレーキディスクを取り付けます。ホイールホールドボルトで位置出しをして、トルクスビスを締めます。トルクは29N・mだそうです。ホイールホールドボルトにフロアジャッキの柄をかけて回り止めして、トルクレンチで締め付けトルクを測定しました。





続いてブレーキパッドの装着です。ブレーキキャリパーとの接触部にシリコングリスを塗って装着します。2枚のブレーキパッドは形状に違いがあり、ブレーキパッドセンサーが取り付けられる方が、車体内側になります。





センサーはすでにブレーキディスクに接触していたようで、削れて金属部があらわになっていました。でもなんのアラートも出ていなかったよな・・・ 


気にはなりますが作業を進めます。





両後輪が終わったので左前輪の作業を始めました。ブレーキパッドのセンサーはこちらについています。ラジオペンチでセンサーをつまんで引っ張ってみますが、まったく外れる様子がありません。まあ、もう少しバレたら外れるかな


クーパーSのブレーキキャリパーは片押し式なので、キャリパーのスライドロッド(そういう名前なのか?)の固定ボルトを外せば、ブラケットとブレーキパッドを車体側に残してキャリパーを外せます。


もちろん後輪も同様の構造なので、断面がエリンギになったディスクのカリをサンダーで削る必要なんて無かったんですけどね。その時はそんなこと、すっかり忘れてました。


下側のロッド固定ボルトを外しました。キャリパーが上のロッドを軸としてスライドするはず・・・ 

しませんね( ̄▽ ̄;)

まあ、上も外せば取れるでしょう。


と、上のロッドを固定しているボルトをゆるめ始めました。ゆるみ始めたその瞬間


ガッ!


と音を立ててキャリパーが上のロッドを軸として回転したのです。


ん?


なんだか猛烈な違和感を感じます。キャリパーの裏に引きちぎったような細いケーブルが見えています。


なんじゃこりゃ?


嗚呼 ブレーキパッドのセンサーのケーブルではないですか。キャリパーが勢いよくスイングしたため、センサーのケーブルが引きちぎれてしまったのです。


ブレーキパッドにはセンサーが残っていました。ケーブルはセンサーの根元からちぎれているので、線の接続で修復することもできません。 余計な出費だ・・・ でもたまにブレーキパッドの残量をチェックすれば、センサーなんかいらないかも

( ̄▽ ̄)


とりあえずケーブルの先端を1線ずつテーピングしてセンサー無しセッティングでいくことにしましょう!
















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Last updated  2021/03/01 08:49:23 PM
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