出会い（３）
さて、どこのお店で飲む？
ん～～～～～～～～～～～～～～～～～～、どこがいい？
ん～～～～～～～～～～～～～～～～～～、どこでもよかよ。
。。。。。。。。。。。。。。。。
そう、私達は絵に描いたような優柔不断なA型だったのです。
たかだか１杯（髪長姫は下戸なので１杯で朝まで上がっていられます。。。羨ましい）を飲むお店の選択で、
悩むこと小１時間。
ようやく、友人が働いているクラブへと行くことになりました。
言ってみれば、そう、これが３つ目の運命の分かれ道だったかもしれません。
向かった先は週末、街で１番客入りの良い店。
ごみごみしとったり、めんどくさいのに絡まれたら、即帰ろうねと髪長姫と再確認後、エレベーターホールへ。
すると。
「ね、ね、名前なぁに？ねってば！」
げ、もう来たんかい！
顔を上げると男性４人に女性１人の外国人の集団です。
あまりのしつこさに、ついそっちを見てしまったのが運の尽き？！
今度は別なのが
「ね？アメリカ人好き？」
はぁぁぁぁぁ！？！？！？！！？
そんなことを言われて黙っているふぃおなではありません。
「じゃあ、何ね？あんたは日本人が好きとね？はぁん？」
そして、あっけにとられている相手を一瞥、
「良い質問やろ？答えてみい！」
つかつかとエレベーターに乗り込み、店のあるフロアへ。
入店待ちのお客の列に並んでいると、さっきの集団が。
でも、絡んできた２人は気まずげに俯いています。
ふふふふふ。
私達はさっさとドアチャージを払い、その妙な集団のことなど気にも留めずに中へと入ったのでした。
© Rakuten Group, Inc.
