よめご日記。in CA ~いっちゃん、好いとぉ~

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出会い(5)




近くで見ると、ますますもって、ゴリラ。

そして。。。

おでこが!おでこが!おでこが!

指2本分くらいしか無いんです~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

。。。そんな人間、初めて見たじょ。。。

それくらい、面白い顔でした。



ま、ちょっと踊るくらい、いいか。

こんなにこの人嬉しそうやし。

そんな親切心(?)から、彼のダンスに付き合ったふぃおな。



彼は、大柄ながら、器用に動き、コミカルなダンスをします。

そして、踊りつつも、引っ切り無しに話しかけてきます。

でもね、でもね。。。。笑いが出そうで、顔を直視できんと。。。。



ちょっと俯き加減にしている私を見て、このゴリラ

「君は、シャイなんだね」

なんですと?!

NOOOOOOOOOOOOOOOOO WAAAAAAAAAAAAAAAAAAY!!!!!

けど、まさか、あんたの顔がおかしいけんまともに見きらん、とか言えんし。



そうこうしつつも、会話を続けるゴリラと私。

大音量の音楽に負けじと大声で受け答えしているうちに喉が渇いて、手持ちのグラスも空に。

すると、このドンキーコング、ドリンクを買ってくれました。


ま、このドリンクを飲んでしまうまでは一緒にいるのが礼儀かな?

そう思ったふぃおなは、さっさと飲み干しました。


すると。

ゴリラ、また同じのを買ってくるではありませんか?


わんこ.ドリンク?!


しかし、その時このゴリラは知らなかったのです。

私が<枠(わく)>のDNAを持つ女だということを。



ゴリラから逃れようと、酒をあおるふぃおな。

グラスを空にすまいと次々とお酒を持ってくるゴリラ。

そして、1杯で既に出来上がってしまった髪長姫。


この奇妙な均衡は、髪長姫の一言で破られました。



「あたし、眠たいけん、先に帰るね」










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