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MSN自動車のシリーズ特集からですね。シリーズ第三弾はVOLVO-S60ですね! ボルボのショールーム、横浜では・・・五店あるようですが。見かけないですよね・・・でも、いいクルマです。 第3回は、数々のファッション誌で活躍しているモデルの彩友美さんが、ボルボ・カーズ目黒にやってきました。おしゃれな彼女も、スタイリッシュなVOLVO S60のスタイリングに一目ぼれしたようです。 スポーティーなのにラグジュアリー感もあるデザイン。ボルボってツーリングワゴンのイメージが強かったけど、セダンもすてきですね。 レーダーとセンサーで人や車を検知して、衝突の危険を察知すると警告し、それでもドライバーが反応しないと自動でブレーキがかかるHUMAN SAFETYを設定しているそうです。 一目でこの車ってわかるグラマラスなリアのボディライン。個性的なのに主張しすぎないデザインは、好感度が高いです! まるでクーペのようなスタイリングなのに、トランクはこんなに広々! ショッピングバッグなどを簡単に固定できる「グロサリーバッグ・ホルダー」がついているのはうれしいですね。 セキュリティ面はとにかく安心。プライベートロッキングというシステム を作動させておけば、キーを誰かに預けても、収納スペースはロック解除できないんですって! スカンジナビアン・デザインのモダンなインテリア。シートに座ると、自分で運転してドライブに出掛けたくなっちゃいますね。 ぜいたくな助手席の座り心地に感動。運転席と助手席のシートには、3段階調整ヒーターが付いているから、寒い季節の朝も快適なんですって。 リアシートに座っていると、寒かったり暑かったりすることがあるんだけど、S60はエアコンの送風口がドアピラーにも設置されているから快適に過ごせそう。
2011年08月28日
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メルセデスのC63AMGクーペです。AMGが付くだけで・・・高いクルマです。高級スポーツクーペ・・・聞いただけで、記事をぉ届けする気持ちが高ぶります。記事はレスポンスからです。 メルセデス・ベンツ日本は25日、メルセデスベンツ『Cクラス』に高性能スポーツクーペ『C63AMGクーペ』を追加して発売した。 C63AMGクーペは、AMG独自開発の6.3リットルV8エンジンを搭載。最高出力336kW/457hp、最大トルク600Nmのパワーにより、0-100km/h加速4.5秒、最高速度250km/h(リミッター作動)の走行性能を実現した。 また、スペシャルオプション「AMGパフォーマンスパッケージ」(価格:125万円)を装備することで、最高出力を358kW/487hp(+22kW/30hp)に高め、最高速度は250km/hから280km/h(リミッター作動)に変更され、性能をさらに高めることが可能という。 デザインは、パワードームを備えたアルミニウムボンネットやAMG専用のワイドフェンダーを採用するなど、スタイリッシュなクーペフォルムに、AMGならではの力強いダイナミックなデザイン要素を融合したとしている。 同社の上野金太郎副社長は、「C63AMGクーペは、いままで我々が持っていなかったセグメントのモデルで、ライバル車種からユーザーを獲得していきたい」と販売に自信をみせた。 また、同社は内外装デザインを一新して、新型トランスミッションを搭載するなど走行性能を高める改良を施した新型『C63 AMG』セダン/ステーションワゴンを発売している。 このC63AMGの価格ですが、1075~1095万円です。 どこから見てもカッコいい、メルセデスの車です。
2011年08月26日
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AUDI、最上級サルーンA8にはHVですか! やはり次々と攻勢をかけてきますネ、アウディ。 記事はレスポンスからです。 アウディは24日、最上級サルーンの『A8』のハイブリッド車、『A8ハイブリッド』の概要を明らかにした。 A8ハイブリッドは、2010年3月のジュネーブモーターショーに出品されたコンセプトカーの市販版。コンセプトカーと同様、このクラスでは異例となる2.0リットル直列4気筒エンジンをベースとしたハイブリッドシステムを搭載する点が特徴だ。『A3』や『A4』などでおなじみの「2.0TFSI」ユニットは、最大出力211ps、最大トルク35.7kgmを発生。これにモーターを組み合わせ、トータルで最大出力245ps、最大トルク48.9kgmを引き出す。 トランスミッションは8速ATで、駆動方式はFF。A8ハイブリッドは、0-100km/h加速7.7秒、最高速235km/hのパフォーマンスを発揮する。 二次電池は、蓄電容量1.3kWhのリチウムイオンバッテリー。最大3kmを、最高速100km/hでゼロエミッション走行できる。欧州複合モード燃費は15.63km/リットル、CO2排出量は148g/kmだ。 A8ハイブリッドは、9月にドイツで開幕するフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた後、2012年に生産開始。アウディは、「6気筒のパワーと4気筒の燃費を両立した」と自信を見せている。 3Km間だけでも、100Km/hをゼロエミッションは・・・スゴイ技術じゃないでっすか。
2011年08月25日
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遂に!全貌が明らかになりますね・・・PORSCHEの本命車911新型です。記事はレスポンスからです。 ポルシェは、新型『911カレラS』、『911カレラ』のワールドプレミアを9月13日に開催されるフランクフルトモーターショーのプレスデイに行うことを正式に発表した。 新型911は、ホイールベースを100mm延長、全高を従来より低く抑え、20インチホイールを装着することで、スポーティさを強調。また、一新された軽量ボディは、アルミ二ウムとスチールを組み合わせたインテリジェント構造を採用。剛性を高めながら、最大45kgという大幅な軽量化に貢献している。 両モデルは、新開発のフラットシックスエンジンを搭載。911カレラは排気量3.4リットルで350ps、911カレラSは3.8リットルで400psを発揮する。走行性能も大きく向上。PDK仕様のカレラSは、0-100km/h、4.3秒をマーク。 オプションのスポーツクロノパッケージをすれば4.1秒にまで短縮される。 また環境性能も大きく改善されており、前モデルと比較した場合、燃料消費量とエミッション排出量は最大16%の低減を実現している。 やはり、世界を代表するPORSCHEですら、ネンピ改良が第一・・・のようです。新型911、発進です
2011年08月21日
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MSN自動車の特集「美女ナビ」、これは第二弾ですね。 BMWのミドルサイズ・ハッチバック535iグランツーリスモ、価格は908万円です。 第2回は、数々のファッション誌で活躍しているモデルのリマさんが、BMW 高輪ショールームにやってきました。憧れのクルマ、BMW 535i グランツーリスモを前にして、興奮気味の彼女です! 第一印象はゴージャス! ボディサイズも思っていた以上に大きいし、高級感のある雰囲気に圧倒されちゃいました。 フロント・グリル内に設置された赤外線カメラが、最長300m先までの人や動物の姿を車内のモニターに映し出す「BMWナイト・ビジョン」というシステムが装備されているんですって! リヤのシルエットは、スポーティーなのにエレガント。BMWらしさの中にも、新しいテイストを織り込んだスタイリッシュなデザインが魅力的ですね。 普通のトランクかと思ったら、なんとテールゲート全体が開くんです! これなら、大きな荷物の出し入れもラクラクですね。 タイヤより前と後ろの車体の長さが通常より短いものを「ショート・オーバーハング」といって、操縦安定性と居住性が高くなるんですって。 人間工学に基づいて設計されているという運転席。メーターのパネルが、ドライバーに向けてわずかに傾斜していて、乗った瞬間から包み込まれる感覚になるんです。 室内はとにかく広々。上質なシートに身を委ねているだけで、ぜいたくな気分になっちゃいます。運転席もいいけど、やっぱり助手席の方がいいかな。 セレブ気分を味わえるリヤ・シートは、まるでファースト・クラスのよう。バックレストは33度(オプションのリヤ・コンフォート・シートは40度)まで傾けることが可能なんですよ。
2011年08月20日
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MSN自動車の新シリーズが始まりましたね、美女と名車が一緒に・・・しかも美女によるカイセツ付きで・・・見ることのできる記事です~。 その第一回は、BMW3シリーズのカブリオレですね。 第1回は、数々のファッション誌で活躍しているモデルの横山エリカさんが、BMW 高輪ショールームにやってきました。お目当てのBMW335i カブリオレと初対面! 車に詳しくない私でも、一目で"BMWだ!"ってわかるフロントのデザイン。この3シリーズカブリオレのヘッドライトの個性的で精悍(せいかん)な目つきに、思わずドキっとしちゃいます。ルーフ・パネルを格納した状態でも、トランクにはスーツケースが収納できるみたい。「スルー・ローディング・システム」を利用すれば、ゴルフバッグも収納できるというから驚き! カブリオレの、オープンにした状態での横からのシルエットが大好き。アンテナも見えないところに装着されているから、途切れのないボディラインがとてもきれい。見た目がコンパクトな車なのに、助手席でこんなに足を伸ばせるの。これなら長時間のドライブでも疲れないかも。 オーディオ・コントロールやハンズフリー・テレフォン・システム(オプション)のスイッチ類は、ステアリングについているから走行中でも安全に操作できそう。「アクティブ・ステアリング」という技術が採用されていて、運転速度に合わせてステアリング操作をサポートしてくれるんですって。これがあれば、高速道路での走行安定性も向上するみたい。 リヤシートもこんなに広々。レザー張りのシートは、「サン・リフレクティブ・テクノロジー」といって、直射日光による温度上昇を抑えてくれるんですって。これなら真夏のドライブも快適ね。センター・コンソールにあるスイッチや、リモート・コントロール・キーを押すだけで、あっというまに自動で開閉できるルーフ(フルオートマチック・リトラクタブル・ハードトップ)は、とてもスマート。
2011年08月13日
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メルセデスの2シーター・オープンカーですね。 これはWeb CGに載った竹下元太郎のレポートです。 メルセデス・ベンツSLK350ブルーエフィシェンシー(FR/7AT)/200ブルーエフィシェンシー(FR/7AT)831万2000円/588万4000円 7年振りにモデルチェンジしたメルセデス・ベンツのコンパクト2シーター「SLK」。その走りはいかなるものだったのか? 神戸~高松で試した。 「バリオルーフ」と呼ばれる可動式ハードトップのスイッチは、初代や2代目とほぼ同じ場所にあった。センターコンソールの、ちょうどドライバーの左ひじが来るあたり。しゃれた小物入れのフタのようなものをはね上げると、銀色のレバーが現れる。これを引くこと18秒ほどで、頭の上に瀬戸内の、青く、高い空が広がった。オープンカーに乗っていて、一気に気分が高揚する瞬間だ。ルーフの作動時間は、先代型と比べてさらに数秒短縮されている。これはルーフフレームの軽量化によるところが大きいという。マグネシウムが採用され、6kgの軽量化を果たしている。「サンリフレクティングレザー」と呼ばれる、熱線を反射するコーティングが施された革を使ったシートも、新型ではベースグレード以外で標準装着になった。これは、通常のシートより表面温度が最大で13度も低く抑えられるというスグレモノである。さらに、今回の試乗会では残念ながら見ることはできなかったが、ルーフトップの濃淡をボタンひとつで変えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」なる画期的なオプションも用意される。オープンカーもあれやこれやと進化している。 一方で、クルマも3代続けば、伝統というかDNAというか、これはかたくなに守っているな、と思える部分も見え隠れしてくる。「SLK」の場合、たとえば前後に短く、左右が高いタイトなキャビンスペースなどは確実にそうだろう。守られているような感じが強く、座ればすぐに「あ、SLKだ」とわかる居住まいである。それに対して、ダッシュボードとセンターコンソールが形作る力強い「T」シェイプの造形は、どちらかといえば初代に戻ったような印象もある。 ルーフを開けて、淡路のすいた自動車道をゆったり流す。背後からは3.5リッターV6エンジンが発する低い排気音が響いている。このエンジンは「CLS」や「Cクラス」に搭載されるバンク角60度(従来は90度)の新しい直噴「ブルーダイレクト」エンジンで、巡航時にはリーンバーンに切り替わり、燃料消費を抑えるようになっている。またエンジンスタート/ストップ機能などを併せ持つことで、従来の3.5リッターと比べて燃費は約45%も改善されているという。すごい進化である。そんなにエコなエンジンでありながら、スポーツカーに欠かせないリッチでダイナミックな動的質感も色あせていない。スロットルを大きく踏み込めば、排気音のトーンがいちだんと高まり、ありあまるトルクで車体が前へ前へとグイグイ押し出される。引き続き“肉食系”の迫力に満ちている。7段ATの「7Gトロニックプラス」はシフトアップしたことをまったく感じさせず、きわめてスムーズに動作する一方、旧型と同様に5速から7速までがクロスした設定になっており、特に高速道路のような高い速度域におけるテンポのいい走りにつながっている。 SLK350はスポーツカーには違いないが、トゲトゲしいところがない。ロングツーリングに出かけたくなるような、どちらかといえばラグジュアリーさが持ち味のクルマである。特にそう思わされるのが乗り心地だ。試乗車には、電子制御ダンパー、トルクベクトリングブレーキ(コーナリング時に内側の後輪にブレーキをかけて安定性を高める機能)、ダイレクトステアリング(ギア比を変化させてロック・トゥ・ロックの回転数を減少させる機能)がセットとなった「ダイナミックハンドリングパッケージ」が装着されていた。そのおかけで、ワインディングロードではきわめて素直に曲がるクルマになっていたが、乗り心地のほうも、この次に乗る標準サスペンション仕様の「SLK200ブルーエフィシェンシー」とは明らかな違いがあった。目地段差に対する“当たり”はひたすら柔らかく、しなやかで、それでいて奥には大入力に対してグッと踏ん張る腰の強さを隠していた。メルセデスと聞いて期待するものがひととおり入っているSLK、といった感じである。 ところでメルセデスは、年内に「Aクラス」や「Bクラス」のモデルチェンジを控えている。つまり、とかくユーザーの年齢層が上がりがちな同社にとって、今年はユーザーの若返りを果たす意味で勝負の年なのだ。そこでSLKも若返りを意識したラインナップとなっており、SLK200ブルーエフィシェンシー(580万円)の下に「SLK200ブルーエフィシェンシー スポーツ」という廉価版(525万円)を設定してきた。となれば、販売は当然SLK200シリーズが中心となってくるはずだ。SLK200の仕上がり具合は、あるいはSLK350より重要といえるかもしれない。旧型では1.8リッター直4にスーパーチャージャーを装着していたが、新型ではターボに改められた。さらにトランスミッションが5ATから、こちらもSLK350と同じ7Gトロニックプラスに進化している。その走りは、こちらもなかなか力強い。最初こそ、スーパーチャージャー時代よりスロットルの反応が穏やかになった気がしたが、しばらく乗っているうちに、それも気にならなくなった。もしかすると7Gトロニックプラスがあまりにスムーズなために、なおさらそう感じた可能性もある。SLK200でもAMGスポーツパッケージを選べば、前述の「ダイナミックハンドリングパッケージ」をオプション選択することもできるが、今回試乗したクルマは標準サスペンション仕様であった。こちらは、ランフラットタイヤ(グッドイヤー・エクセレンス)を履いている影響もあると思うが、少々しなやかさに欠け、コツコツと硬い乗り心地を示していた。 しかし、筆者にはこれこそがSLK! という思いもある。スポーツカーならこれくらい足まわりがしっかりしていた方がそれらしいし、SLK350に比べてとにかくクルマの動きが軽い。調べてみたら、車重の差は120kgもあった。振り返れば、初代のSLKは4気筒エンジンのみでスタートした。4気筒のパッケージは、SLKの原点ともいえるものなのだ。SLKに初めて乗ったのは、今から15年前、ローマでの国際試乗会でのことだった。今回、軽さと少々の骨っぽさを感じさせるSLK200のステアリングを握ったときに、なぜだかあの初々しかったSLKのことを思いだした。
2011年08月12日
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そうですね!ポルシェの4ドア・クーペ パナメーラにハイブリッド車が出ています。 この試乗記はCar Watch河村康彦のレポートです。 ポルシェが、実はその生誕以来密かに“夢”としてアイディアを育んできた「4ドアのスポーツカー」。それをついに現実のものとした「パナメーラ」は、2009年秋のデビュー以来、世界の市場で順調に市民権を獲得しつつあるようだ。全長が5mに達しようというラグジュアリー・モデルでありつつも、リアエンドが強い丸味を帯びた5ドア・ハッチバックというそのエクステリア・デザインは、素性など何も知らないという人に対しても「ポルシェの作品」であることを強くアピールする。しかしばかりの異彩を放つそのルックスが、一見して素直に「カッコイイ!」と納得できるものであるか否かは別問題だが、それはこのモデルのデザイン・テーマが、そもそも今でも賛否双方の論争が続く「911」というモデルにオマージュを抱いたものであるがゆえ。改めて述べるまでもなく、ポルシェというブランドから放たれるすべてのモデルは「911の名声に端を発するもの」であるのは疑いないのだ。 いかにカイエンで得られる利益が大きかろうと、いかにボクスターの評判が高かろうと、このブランドの全ての軸足は911というモデルにある。だからこそ、フル4シーターというパッケージながらそもそも“変わったカタチ”の911を師と仰いだパナメーラのルックスが、結果として「少々風変わりなもの」になったとしても、そこでは全く驚くには当たらないという理屈(?)になる。みんなパナメーラにハイブリッド・バージョンが存在することは、実はそのデビューよりも遥か以前から公表されていた“コミットメント”。そしてもちろん、そこにカイエンのハイブリッドと同様のシステムが搭載されたことも「想定内」ということになる。 システム出力が380PSで、同じくトルクが580Nm――当然ながらカイエン用と同じ出力スペックの持ち主であるハイブリッド・システムを、より軽量でより背の低いパナメーラに搭載するとなれば、「走りもネンピもよりよくなる」のは当たり前だ。そして実際、「パナメーラS ハイブリッド」で走り始めると、まず感じられたのは「より軽快で荷が軽い」という印象。端的に言ってその加速力は、ネーミング中に「S」の文字が加えられているということが、カイエンの場合以上にすんなりと納得できる水準に達していた。クラッチディスクが強化されたり、エンジン再スタート時のトルク・マネージメントなどにわずかなリファインが加えられたりしたものの、カイエン/トゥアレグ用と同様のハイブリッド・システムをパナメーラにも用いるのは、共同開発したフォルクスワーゲンとの間で「予め決められていたコンセンサスに基づいたもの」と言う。カイエンに比べれば250kg以上軽いが、それでも車両重量は2t級。対して、47PS相当というモーターの最高出力は、組み合わされるエンジンの出力が333PSであるのと比較するまでもなく、端的に言って「かなり控えめ」だ。実際、その走りのフィーリングも、「力強いモーターパワーがダイレクトに体感できる」という雰囲気が漂うものではない。アイドリング・ストップ状態からの発進は、基本的に「モーターのみ」が担当。しかし、2モーターのシリーズ/パラレル式システムを採用するトヨタのハイブリッド各車や、同様の1モーター・パラレル式を採用するもののモーター出力が88PS相当とグンと大きい日産のフーガ・ハイブリッドに比べると、「エンジンがずっと始動しやすい」というのがこちらポルシェ方式での特徴になる。 注意深いアクセルワークを心掛ければ、設計上限値の85km/hという速度に向けて“EV走行”を続けて行くことも不可能ではない。しかし、そこで発生可能な加速度はかなり小さなもの。すなわち、日常シーンでは「スタートの一瞬はEV走行でも、すぐにエンジンが始動をしてエンジンパワーを上乗せする」というのがこのモデルの走りの基本のモード。中間加速のシーンでも、アクセルペダルを踏み加えるとまずはエンジンが出力を増すことで、必要な加速力を発生させる印象が強い。 と同時に、走行中にアクセル踏力を緩めた瞬間、多くの場面でエンジンが停止をすることも、同様にタコメーターの動きによって初めて知ることができる。エンジンとトランスミッションの間に挿入されたクラッチの作動によって行われるそうした走行中のエンジン停止は、「165km/hまで可能」というのが設計値。 ハイブリッド・モデルに限らず、最近は「燃料カットの状態でエンジンブレーキを効かせるよりも、惰性を上手く活用すること」が、燃費向上策のひとつのトレンドになりつつあるわけだ。0→100km/hが6秒と報告される加速力が十分満足レベルにあることは前述の通りだが、そうしたシーンでの加速の連続性が“普通のパナメーラ”に勝るとも劣らない滑らかさであるのも付け加えておこう。実はそうした背景にはこのモデルが、ポルシェでは「PDK」と称される7速デュアルクラッチATではなく、より多段化された8速のトルコンATを用いている点も影響がありそう。カイエンでは成立した4WD仕様がなく、後輪駆動仕様のみの設定とされたのは、「燃費性能にさらにフォーカスしたこちらのモデルでは、軽量であることがより重視された」という点と、「アウディ製のエンジンを使用しているゆえに、低いフード高とフロント・ドライブシャフトのレイアウトを両立させるのが困難だった」という事情がその理由として挙げられている。 今回、オーストリアのザルツブルク近郊で開催された国際試乗会に供されたテスト車には、そのすべてにオプションのミシュラン製低転がり抵抗タイヤが装着されていた。 こうなると、まずはそのハンドリング性能に少々の不安を抱くことに。というのも、転動時のエネルギーロスを最小限に抑えるべく設計された“エコタイヤ”は、特にウエット路面ではグリップ性能の低下幅が大きいという先入観があったゆえ。実際に、「Pilot A/S Sportplus」なる初めて目にするそのタイヤのトレッドパターンは、細かなサイピングも目立つものでいわゆる“ハイパフォーマンス・タイヤ”の表情とはほど遠いもの。 ところで今回は、設定されていたテストルートのほぼ全行程270kmを、自身のドライブで走破することができた。ドライビングスタイルの違いは燃費に影響を与える最大要因となるが、これを排除できたので、参考までオンボード・コンピューター上で得られた燃費データをここに披露しておこう。結果は、昼食を挟んでの前半120km強の区間が10.7km/Lで、後半150km弱の区間が11km/Lという値。しかし同時に「システム出力380PSで重量2t級のモデルが、同じポイントを発着点とした山岳路中心の270kmループを巡って、10km/L以上の燃費を確保した」のも、また確かな事柄なのだ。あくまでも個人的な印象だが、何も知らされずにこのパフォーマンスのモデルでこのコースを一巡した結果、8km/L以上のデータが弾き出されれば自分は燃費については、恐らく「まぁ文句はないナ」という評価を下していたと思う。1500万円に達しようというモデルで「燃費のハナシなんかをしても、仕方がないじゃない」と思う人もいるかも知れない。しかし、今やそうしたモデルだからこそ、そこで競い合われる“プレミアム性”というものの中に、最高出力や最高速度などと全くの同格で、「環境性能」なる一項が加わって然りと考える人も多くなっているはずだ。「918スパイダー」に「RSR」「GT3Rハイブリッド」と、このところ矢継ぎ早に“スーパー・ハイブリッドモデル”を発表し続けるポルシェ。そうした動きは、このブランドにとってハイブリッドの技術が単なるポーズなどではないということを端的に示している。 そうした中で、「ポルシェ史上、もっとも低燃費なモデル」というタイトルを謳うパナメーラSハイブリッドは、カイエンSハイブリッド以上にインパクトのあるモデル。技術者集団のポルシェが送り出すハイブリッド・モデルは、今や決してカタログを飾るだけの存在などではないということだ。
2011年08月11日
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試乗記はスウェーデンの自動車メーカー、SAABからです。新型SAAB9-5ですね。 この記事はWeb CG 竹下元太郎のレポートです。 13年ぶりにフルモデルチェンジした「サーブ9-5」。“二枚目”なスタイリングに生まれ変わった新型の、走り方はいかに? 最上級のスポーティグレード「エアロXWD」に試乗した。 すでに海外のモーターショーで見る機会があったので、実車に触れるのは今回が初めてではない。しかし、いざ東京の街中に置いてみると、新型「サーブ9-5」は思いのほかボリューム感のあるクルマだった。全長は5メートルを超えており、ボディサイズは「メルセデス・ベンツSクラス」や「BMW7シリーズ」に迫る。同じスウェーデンの大型サルーン「ボルボS80」(全長4850mm)が、引き締まって見えてくるくらいである。 ビジネス上はオランダのスパイカーの傘下に入ったサーブだが、クルマそのものはかつての宗主、GMのコンポーネンツで成り立っており、車両のそこかしこにGMの刻印が見られる。クルマの土台にあたるシャシーは、GMグループ内で「イプシロンII」と呼ばれているミドルサイズFF(および4WD)向けのもの。オペルが主体になって開発し、オペルブランドとしては「インシグニア」に使用されている……と言っても、大半の人がピンとこないことであろう。インシグニアとは、かつての「ベクトラ」の後継車である。あちらではなかなか評判が良く、2009年の欧州カーオブザイヤーに輝いた。2.8リッターV6ターボエンジンも、スペックこそ若干の違いはあるが、基本的にはインシグニアと共用と見ていい。BMWなら「535i」(3リッター直6ターボ)に匹敵する、300psおよび40.8kgmというパワー・トルクを誇る。なかなか比出力の高いエンジンである。その他、日本では2リッター直4ターボも選べるが、さらに本国では1.6リッター直4ターボというストイックなダウンサイズエンジンも用意されている。それでは、まずはデザインから見ていこう。 新型9-5のエクステリアは、コンセプトカー「エアロX」(2006年発表)で披露された“デザイン言語”が用いられている。いかにも空気となじみがよさそうな面質だけでなく、ノーズデザイン、キャビンをぐるりと取り囲むウィンドウのグラフィック、シャープな形状のリアコンビランプなどにも、エアロXの面影が見てとれる。 しかし、この新型をしてサーブたらしめているのは、何といってもリアのたたずまいだ。凝った顔つきのクルマはいくらでもあるが、ここまで雄弁なCピラーを持つクルマも少ない。直接的なモチーフはもちろん旧型9-5だろうが、かつての「900」や「99」の時代から、サーブのCピラーは個性的だった。それを“異端”なまま今によみがえらせるのではなく、ダイナミックで二枚目なカタチに定義しなおしたのが、このデザインのひとつの功績と言えるのではないか。 サーブのレトロフューチャーワールドは室内にも繰り広げられる。格子状のエアコンルーバー、アナログのターボブースト計、そしてセンターコンソールに配置されたエンジンスタートスイッチ(キーシリンダーではなくボタンに進化した)と、サーブらしいディテールが続く。ただし、あのぐるりと回ってスタンバイされる凝ったドリンクホルダーはやめてしまった。あれはわが社の歴史ではない、ということなのだろうか? 一方で、メーターには日本語もちゃんと表示され、ローカライズが結構しっかりしていて感心した。このクルマに対するサーブの力の入れようがヒシヒシと伝わってくる。 自分たちのシグネチャーというものを意識して、それをやや強めに前面に出したまとめ方は、なんとなくだが、「ランチア・テージス」や「シトロエンC6」に通じるものを感じる。元ネタを知らないまま乗ったって、もちろん問題ない。でも、知っていたほうがより楽しめる見せ方である。 2.8リッターV6ターボエンジンは、始動とともに音と振動の両面で骨太な感触を伝えてきた。日本車やドイツ車の最新の基準からすればスムーズとは言えないかもしれない。しかし、このクルマは「エアロ」という、ラインナップの最上級に位置するスポーティなグレードであることを思えば、これぐらいの手応えがあってもいい。いや、あったほうがそれらしい。 もっとも、素性そのものにはクセはなく、低い回転域から力強い、扱いやすいエンジンである。トルクコンバーター付きのオーソドックスなATが組み合わされているおかげで、街中のストップ・アンド・ゴーは滑らかにこなすし、スロットルペダルを大きく踏み込めば、3000rpmあたりから気持ちのいい吹け上がりも見せる。もちろんスペックどおりの速さもある。 その一方で、やや乗り手を選ぶかな、と思わされたのが乗り心地だ。最近はスポーティなグレードでも、サスペンションがしなやかに動き、サルーン顔負けの快適さを誇るクルマは珍しくない。しかし、「エアロ」の乗り心地はずいぶんとしっかりしており、ゴツゴツとした硬めの入力を示す。サルーンベースのスポーティモデルで、最近ここまでソリッドな仕立ても珍しいように思う。同じスウェーデンのボルボが各モデルに設定する「Rデザイン」シリーズより、よほど骨っぽいセッティングである。 サーブ9-5といえば、しなやかで軽いタッチの足どりが好印象だっただけに、このオトコらしい足まわりにはちょっと面食らってしまった。9-5よ、帰ってくるなり、ちょっと攻めすぎではないか、と……。2リッターの直4エンジンを搭載するFF仕様の「ベクター」は、いったいどんな仕上がりなのか。それを試してから、もう一度、新型9-5のまとめをしたいと思う。結論は宿題とさせてください。
2011年08月06日
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今回のマイスターの逸品はVWの中型セダン、パサートですね。VWとしては、せめてもの上級車ですね。 記事はMSN自動車からです。 常識を覆すことは容易ではない。ターボなど過給器の力を使いながら、小排気量で低燃費を実現するという手法を採用するフォルクスワーゲン。その集大成というべき新型パサートは、ミドルサイズセダンでありながら常識外の1.4Lという小排気量を心臓部に備えている。その上、最新の7速DSGでエンジンパワーを効率的に引き出す。アイドリングストップ機構の「Start/Stopシステム」とブレーキ回生技術を搭載した「BlueMotion Technology」も付け加えることで、18.4km/Lという10・15モード燃費を達成。「75%減税」とガソリンスタンドを遠のかせるという恩恵をオーナーにもたらした。 シャープでエッジの効いたボディライン。ヘッドライトやボンネット、サイドを貫くキャラクターライン。どれを取っても明快な線を描いている。チーフデザイナー、クラウス・ビショフは「新しいフロントエンドのデザインはステイタスとともに、幾何学的な明快さや精緻さを表現した。一方で、無駄な装飾やあいまいさは徹底して排除した」と語る。細部に至るまでの徹底した作り込みの成果は、一見シンプルでありながらクオリティの高さを感じさせるエクステリアとして表れている。 しかも、「エコカー=走りはガマン」という図式はパサートには当てはまらない。DSG担当エンジニアのシュテファン・メンツェル は、「伝達効率ではマニュアルボックスにひけを取らず、素早さと滑らかさではマニュアルをしのぐ。燃費効率とスポーティなキャラクターを完璧に融合した」と大きな自信を見せる。 細部に目を向けると、視認性が高く、省燃費のLEDを効果的に使用しているのがわかる。15個ものLEDを使ったポジションランプが特徴のヘッドライトが、新しいVW(フォルクスワーゲン)の顔であることを主張し、素早く点灯するリヤコンビネーションランプは周囲のクルマへ十分な注意を促す。ディテールにこそ品質が表れることをエンジニアたちは熟知しているのだ。 クラウス・ビショフに率いられたデザイナーたちは、インテリアでも無駄を排除しながら、質感の高さを追求するという難しい作業をやってのけている。中央のアルミプレートに収まるアナログ時計は、品格やエレガントという言葉が似合う。さらに、シートやセンターコンソール、ドアトリムなど、インテリアの大半に及ぶ部分を一新し、人間工学的配慮によりさらに使いやすく、心地よい空間とインターフェイスを実現している。 快適性を左右するシートは、「正しいシートポジションを得られるようにデザインを再検討し、さまざまな体形のパッセンジャーが快適な姿勢を保てるように調整機能を充実させた」とシート担当エンジニアは自信を示す。さらに上級グレードの「TSI Highline」は、ナパレザーによる革張りシートを採用し、高級感を一段と高めている。 アウトバーンの国で生まれただけあって、長時間の着座も快適なシートなどによるロングツーリング性能は大いなる魅力だ。だが、人間が運転する以上、疲れ知らずというわけにはいかない。そこで、同社初となる「ドライバー疲労検知システム」を用意。エンジニアのペーター・バウマン は、「われわれが得た統計によれば、高速道路での事故のうち25%はドライバーの疲労が原因」という。ドイツと日本とではその割合は異なるにしても、疲労による集中力の低下などが事故の一因なのは容易に想像がつく。 このシステムは、運転操作を分析し、ドライバーの集中力の低下を検出するとアラーム音とメーター内の表示で休憩を促す。ドライバーが1回目の警告から15分以内に休憩を取らない場合、2回目の警告が発せられる 。フォルクスワーゲンでは、最新技術でも安全装備は標準装備でというフィロソフィーが貫かれているのだ。 「74%」。パサートのボディに占める高張力鋼板の使用率だ。高剛性ボディは、衝突安全性はもちろん、しなやかな乗り味やノイズやバイブレーションの低減にも貢献する。さらに、前席の前面やサイド、サイドウインドーなどに八つのエアバッグを装備。EBD(電子制御式ブレーキ圧配分システム)、DSR(ドライバー・ステアリング・リコメンデーション)による安定したハンドリングや高い安全性は、ドライバーには絶大なる安心感が欠かせないというエンジニアたちのポリシーによるものだ。 最先端を走る安全装備による安心感。「万一」を防ぐ技術と、「万一の際」でも被害を軽減するセーフティ技術。それらを標準装備で享受できるというのは、パサートを手に入れた際の大きな満足感につながるのはいうまでもない。
2011年08月05日
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BMW3シリーズ・・・しかもスポーティかエレガントか?!こうくりゃ、記事を読む気持ちが嬉しくてウレシクテ・・・ 記事はレスポンスからです。 BMWジャパンは創立30周年を記念してこの夏、BMW『3シリーズ』に「M Sports パッケージ」または「Hi-Line パッケージ」を装備して、標準モデルの価格据え置き(パッケージ分無償)で提供する。 M Sports パッケージはダイナミックな外観と走りを訴求する。精悍なスタイルのエアロパーツやアロイホイール、シャープな走りのサスペンション、体をしっかりと保持するスポーツシートなどを採用。 Hi-Line パッケージは気品あふれる室内を演出する。室内は滑らかで手触りのよいダコタ・レザーのシートと、磨き上げられたウッドトリムとが対照的。シートヒーティング機能やローラーブラインドなどを装備する。 いずれも7月13日以降に成約のうえ登録完了した人(車)が対象だ。また同時に1.99%特別低金利ローンも実施している。 「320i M Sports パッケージ」の場合、車両本体価格が445万円、M Sports パッケージ価格が43万円、合わせて488万円のところ、特別価格445万円となる。1.99%特別低金利ローンを利用すると1万5000円/月の58回払い。 いっぽう「320i Hi-Line パッケージ」の場合、車両本体価格が445万円、Hi-Line パッケージ価格が35万円、合わせて478万円のところ特別価格445万円となる。1.99%特別低金利ローンを利用すると1万5200円/月の58回払いとなる。
2011年08月02日
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メルセデスのEクラスは上位車種です。しかもクーペとコンバーチブル(オープンカー)の一部改良です。 記事はCar Watchからです。 メルセデス・ベンツ日本は7月27日、2ドアクーペ「E 350 BlueEFFICIENCY クーペ」とコンバーチブル「E 350 BlueEFFICIENCY カブリオレ」の一部改良を行い発売した。価格はE 350 クーペが865万円、E 350 カブリオレが913万円。 今回の改良では、7月に改良を受けた「S 350 BlueEFFICIENCY」と同様に、新開発のV型6気筒3.5リッター 直噴エンジンを搭載した。 同エンジンは、直噴エンジン技術「BlueDIRECTテクノロジー」を採用し、最大圧力200barの新開発ピエゾインジェクターやスプレーガイド式燃焼システム、1/1000秒以内に最大4回のスパークを発生させるMSI(マルチスパーク・イグニッション)システムを採用。また、エンジン負荷に応じて希薄燃焼(リーンバーン)と理論空燃費による均質燃焼と、成層燃焼と均質燃焼を組み合わせた均質成層燃焼の各燃焼モードを制御することで、燃焼効率と出力・トルクの向上を実現。これにより、従来モデルよりも出力が25kW(34PS)増、トルクが20Nm増となる最高出力225kW(306PS)/6500rpm、最大トルク370Nm/3500-5250rpmを発生する。さらに、トランスミッションに新設計のトルクコンバーターと油圧回路、粘度の低いオイルを採用することで抵抗を低減した7速AT「7G-TRONICプラス」や、アイドリングストップ機構「ECOスタートストップ機能」を搭載したことで、最大約47%の燃費向上に成功した。 これらにより、「平成21年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星)」を取得するとともに「平成22年燃費基準+25%」を達成。エコカー減税(環境対応車普及促進税制)により自動車重量税と自動車取得税が75%減税される。また自動車グリーン税制に適合し、自動車税も50%減税される。 そのほか、E 350 クーペ/カブリオレに標準装備されるCOMANDシステムを改良。パソコンからあらかじめGoogleマップで設定した位置情報をダウンロードし、目的地として設定できるほか、インターネット接続によってさまざまな情報にアクセスすることが可能となった。 さらにオーディオシステムも改良を受け、Bluetoothオーディオ機能のほかUSBメモリーやSDカード、iPodからの音楽データ再生などを可能にしている。 しかし、メルセデス車も環境性能の向上には並々ならぬ技術力を傾注していますね。
2011年07月30日
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好調を維持するCITROENのC4試乗記ですね。 まるも亜希子によるレポート記事は、レスポンスからです。 なんて大人っぽくなったんだろう。先代がまだあどけなさの残る少年だったなら、この新型は社会に出た青年。そのくらい印象のちがうクルマになっている。これなら、50代60代の男性でも、しっくりと似合うのではないだろうか。 運転席に座ると、『C4』独特のセンターフィクスのステアリングは軽量化のために廃止され、普通のステアリングになっていたけれど、それでもシトロエンらしさはチョイチョイ感じさせてくれる。 エアコンスイッチやステアリングスイッチが個性的だったり、シフトレバーを引いた感触がふんわりしていたり。ウインカーなどの警告音が、4種類に変えられるのも楽しい。インディアンのお祭りのようなウインカー音なんて、他ではとても味わえないものだ。 シートはやや横幅がタイトだけれど、サポートがしっかりあってフィット感がいい。走りだすと、標準グレードは未だATではあっても滑らかさがアップしているし、上級グレードは「EGS」というパドルシフト付きの2ペダルマニュアルで、なかなか味わいのある加速感だ。乗り心地も上級モデルの『C5』に近づいて、絨毯の上をすべるようなシトロエン独特の感触がほのかにある。 こんなに大人っぽくて乗りやすいのに、濃い味わいがあるC4。共に暮らせば毎日の満足度も上がりそうだ。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★オススメ度:★★★★
2011年07月13日
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BMWの次期M3です。高級プレミアム車の宿命ですが・・・トリプル・ターボ! ここまでやると、やはりスゴイことになりますね。 記事はレスポンスからです。 BMWの高性能車、Mカーを代表する『M3』。その次期型に関して、興味深い情報をキャッチした。 これは7日、英国の自動車メディア、『AutoEXPRESS』が報じたもの。同メディアの単独取材に応じたBMW M部門のFriedrich Nitschke代表は、次期M3には3.3リットル直列6気筒ガソリンエンジンを、3個のターボで過給したユニットの採用を検討していると明かしたという。 現行M3(E92型)は、最大出力420psを引き出す4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。この報道が事実なら、M3は再び先代(E46型)と同じ、ストレート6へ回帰することになる。 もちろん、エンジンをダウンサイジングしても、現行を上回るパフォーマンスを獲得するのがM3の使命。そこで浮上したのが、トリプルターボ計画だ。同メディアによると、2個のターボチャージャーは通常の排気ガスを利用したもので、残る1個のターボはモーターで駆動する電気式となり、最大出力は450psレベルを達成するという。 技術的な見どころが多そうな次期M3。そのデビューは、2014年と見られている。 単なるパワー・ウォーズに終始するのでなく、ダウンサイジングしながら、パワーを高める技術力が求められる・・・プレミアムなクルマとなりますね。
2011年07月12日
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HONDA車、コンプリートカーといえば無限なのですが。ハイブリッド車、CR-Zにも本格的に挑んでいるようです。そこは、やはりスポーツ車ですから、いい素材になるのでしょう。記事はCar Watchからです。 無限(M-TECと、英国法人であるMUGEN EURO)は、英国グッドウッドで開催される「GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED」(6月30日:プレスデー、7月1日~3日:一般公開、現地時間)のホンダブースで、コンセプトカー「Honda CR-Z MUGEN RR Concept」「MUGEN CR-Z Concept」を発表した。 この2台のコンセプトカーは、Honda CR-Z MUGEN RR Conceptがデザインスタディモデル、MUGEN CR-Z Conceptがパフォーマンスコンセプトモデルという異なったテーマで開発されており、無限の開発経験と、CR-Zというクルマへの特別な思いを結集させ具現化したモデルと言う。 RRは無限のレーシングスピリットを表し、同社が描く近未来のデザインテイストを盛り込んだデザインスタディモデル。エクステリアは素材にもデザインにもこだわったと言う専用のフロントエアロバンパー、フロントエアロフェンダー、サイドスポイラー、リアエアロバンパー、リアウイング、18インチホイールを装備。また、ボディー下面をアンダーパネルで覆うことでフラットボトムとし、デザインスタディモデルであると同時にエアロダイナミクスの向上も狙ったモデルとした。インテリアはオレンジを基調とし、各部にカーボンパーツを用いている。 英国ホンダとのコラボレーションで作られたパフォーマンスコンセプトモデル。エンジンをスーパーチャージャー付きとし、最高出力200PS、最大トルク22.0kgmを発生。出力特性は、スーパーチャージャーとハイブリッドシステムの「IMA」によってフラットなパワー/トルクを発生する。 また、エクステリアでは加速性能の向上を狙い、ボンネットおよびドアをカーボンコンポジット化。シートも2シーターとし、ノーマル車と比べ50kgの軽量化を達成。パワーウエイトレシオは、ノーマルの9.1kg/PSから5.4kg/PSへと大幅に向上している。 パフォーマンスについては、0-100km/hテストで、シビック TYPE R(FN2)に匹敵するタイムを記録したと言い、ブレーキシステムにはフロントに対向4ピストンのモノブロックキャリパーを採用することで、安心してコーナーに飛び込める制動力としている。 このMUGEN CR-Z Conceptは、GOODWOOD FESTIVAL OF SPEEDでデモ走行を実施予定。 コンセプトカーですから、市販される訳ではありませんが・・・乗ってみたいですね
2011年06月28日
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この記事はCar Watchに載った武田公実による試乗記からです。 フォルクスワーゲン・グループの加護のもと、かつての盟友ロールス・ロイスと袂を分かち、新たな道を歩み始めて10余年を経たベントレー。歴史的な成功を上げてきた同社の新世紀を担う中核モデルとして2003年にデビューしたコンチネンタルGTは、「4WDシステムを持つ全天候型超高級グランドトゥアラー」という新たなジャンルを開拓することに成功した。全世界での販売台数は約2万3000。それまでのベントレーが生産してきた全モデルの累積生産台数をも上回るという素晴らしい成果を上げてきたのは、当サイトでもお伝えしてきたとおりである。 そして昨年の2010年のパリ・サロンにて、2代目にフルチェンジ。この春から日本市場でも正式なデリバリーが開始された新型コンチネンタルGTは、入念なカスタマーリサーチを行った結果、あくまでキープコンセプトを護持したうえで、徹底的なリファインを施すというモデルチェンジ様式を断行することになった。 ベントレー空前のサクセスストーリーを完全継承すべく誕生した2代目は、一見したところ初代と大きくは変わらないアピアランスを持つことから、特に写真を見ただけではマイナーチェンジと勘違いしてしまうのも無理は無いかもしれない。 しかし、現物を目の当たりにすると、まさに「似て非なるもの」という言葉がピッタリくる。1950年代に生産されたベントレーのアイコン「Rタイプ・コンチネンタルH.J.マリナー製スポーツサルーン」をモチーフとした基本的プロポーションは不変だが、従来は数枚に分割していたアルミ板を摂氏500度まで加熱してから、空気圧で成形した1ピースのパネルに置き換えるという、当代最新のテクノロジー「スーパーフォーミング」の効力で、より複雑かつシャープなエッジを強調した造形が可能になったことによって、グラマラスでスタイリッシュな印象を格段に強めた。 また、インテリアのデザインについてもキープコンセプトは維持され、初代と同様ベントレー伝統のエンブレム「ウイングドB」をモチーフにした、センターコンソールを中心にT字型の左右対称とした造形を基調とする。しかし、より立体的でスタイリッシュな造形とされた上に、携帯電話など手元の小物を置くスペースが格段に増やされたのは、非常に歓迎すべきことであった。 一方、シートバック背面の意匠を「コブラデザイン」としている。これは肩の部分を広くする一方でウエスト部分を狭く絞ったデザインで、後席のレッグルームを46mm広げることができたとの由である。さらにはシートベルトのアンカーを、従来型のシートバック組み込みからリアウインドーのサイドに移したことで、シートユニット自体の小型化にも成功したとのこと。実際にリアコンパートメントに座ってみると、フル4シーターとしては若干の圧迫感を感じた従来型コンチネンタルGTに対して、実質的なスペースはもちろん、前方の視界でもかなり改善されたことが分かった。 そして、ベントレーにとっては重要かつ伝統的なファクターである内装のフィニッシュについても、従来型以上に本物のマテリアルにこだわっていることが伺われる。2月に行われたこの車の日本発表イベントに際して来日したインテリアデザイナー、ロビン・ペイジ氏に尋ねたところによると「金属に見えるところには金属を、ウッドに見えるところにはウッドを」というモットーを掲げ、ベントレーの身上であるフィニッシュをさらにブラッシュアップしたというが、その成果は間違いなく現れていると言えるだろう。 また、レザー表皮の下にフォーム材のクッションレイヤーを設けた「ソフトタッチ構造」を採用したシートは、ソフトな触感でよりゴージャス感を満喫させてくれる。そしてこの構造を採用したゆえに、長期間に亘って使用した際の耐久性にも優れているとのことなのである。 今回のテストドライブでは、まず都内の一般道を走り、そののち従来からコンチネンタルGTが最も得意とするステージであった高速道路に車を進めることにした。 新型コンチネンタルGTのW型12気筒6リッターツインターボユニットは、従来型GTと基本的には同一のものだが、最新のエンジンマネージメントシステムを採用したほか、可動部のフリクション低減と軽量化により、対従来型GT比でパワーで15PS、トルクでも50Nmに及ぶスープアップを達成。実に575PSの最高出力と700Nmの最大トルクを得たとされている。 ところが、元来のパワーが圧倒的であったがゆえに、わが国の交通法規を頭の片隅に入れてスロットルを踏んでいる分には、市街地はもちろん、たとえ高速道路であっても大きな差は感じられなかった、というのが正直な感想であった。しかしその一方、新型で大きく変わったと思わせるのはエンジンフィール。特にサウンドである。これまでのベントレーW12エンジンのフィールは、同じ12気筒でもフェラーリやランボルギーニのように「カーン」と一気呵成に吹け上がるような陽性のものに対し、地の底から巨大な力が湧いて出るようなダークな感触を特徴としてきた。また、あくまでシルキーかつエキサイティングなV12に比べ、ハスキーなビート感を感じさせるW12サウンドも相まって、その世界観は独特の底深さを感じるものとなっていた。その深遠なキャラクターは新型コンチネンタルGTでも基本的には変わらないのだが、レスポンスや吹け上がりが少なからず軽くなったように感じられたのだ。また従来の重低音に加え、アルプスホルンのごとき朗々とした咆哮がかすかに聞こえてくるのも、エンジンフィールを格段にスポーティなものとしている大きな要素と思われる。 スーパーカー的な気質が際立つパワーユニットに組み合わされるトランスミッションは、先だって発売されたコンチネンタル・スーパースポーツで初めて導入された「クイックシフト」。従来と同じZFの6速ATをベースに専用開発したもので、変速スピードを先代GT比で約半分に落とし、1度に2速のシフトダウンも可能。また、シフトダウン時に自動的にエンジン回転数を合わせるブリッピング機能も盛り込まれている。上質なタッチのパドルをマニュアル操作することにより、シフトアップ&ダウンともによくできた2ペダルMTのごとき迅速な変速スピードを披露する一方、トルクコンバーターゆえのスムーズな変速マナーも兼ね備える。自動ブリッピング機能はスーパースポーツのそれほどスポーティなセッティングではなかったが、このクラスの車としては充分なもの。アストンマーティンの「スイッチトロニック」などにも大きく遅れをとっているとは思えなかったのである。 あまり得意種目ではなかったはずのタイトコーナーでも、ノーズが実に気持ちよくターンインしてくれるのだ。従来型とのウェイト差は65kg。これまでのコンチネンタルGT系モデルは、高速ツアラーとしての本分に従って、かなりスタビリティ重視のシャシーチューニングが施されてきたが、今回の新型ではすっかりとテイストを変えたフットワークに驚かされてしまったのである。 これは、前後のトレッドを拡大したことに加え、電子制御4WDの「リアルタイムAWD」システムの前後トルク配分を、従来のコンチネンタル系に共通する50:50から、こちらもコンチネンタル・スーパースポーツ譲りの40:60に変更したことが重要なファクターになったものと思われる。またこの変更により、スロットルコントロールの領域も格段に増やされている。もちろん、フロントエンジンのビッグパワー4WDのセオリーとして、車体をキッチリ曲げたのちにトラクションを生かして加速するという走りの基本形は変わらない。 もとより超一流のハイウェイクルーザーであったコンチネンタルGTシリーズの資質は、ベントレーにとって、依然として重要な矜持となっている 。しかし、現在のベントレーの成功を継承すべく開発された新型コンチネンタルGTは、従来の資質はそのまま、例えば同じ英国のアストンマーティンや、さらには現代スーパーカー界の帝王、フェラーリのフロントエンジンモデルにも匹敵する、生粋のスポーツカーとしての資質をも獲得したと言ってよいだろう。この変化の度合いは、エクステリアデザインの「似て非なるもの」以上に、ドラスティックなものと思うのである。
2011年06月25日
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これはAsahi.Com愛車に載った、島下泰久によるインプレッションですね。なかなかいいですよね・・・ 思わず見ほれたのは、走り去るその後ろ姿。実はこの試乗の前の週、ミュンヘン市内でバスの車窓越しに初めて、走っている「アウディA7スポーツバック」を目にしたのだが、高い目線から眺めるその姿は、まさにエレガントとはこのことだ……なんて思わせた。ロー&ワイドなプロポーション、小さなグリーンハウスに鋭角なショルダー、そしてリアエンドまで一筆書きで連なるルーフラインが、目をくぎ付けにしたのである。 用いられているデザイン要素には、それほど新しいものは無い。細かな違いはあっても、基本的なラインや造形はどれも最近のアウディではおなじみのものだ。それなのに、これだけ新しく見えるのだから大したもの。デザインチームは尊敬すべき仕事をしたと思う。 純粋なサイズの大きさも、存在感を際立たせているのは間違いない。なにしろ全長4990mm×全幅1910mm×全高1430mmというスリーサイズは、先代「A8」とほぼ同等。同じくテールゲートを持つ5ドアの「ポルシェ・パナメーラ」や「アストン・マーティン ラピード」ともほぼかぶるほどなのだ。これだけ大きく、しかも背が低ければエレガンスが香るのも、また当然だろう。 もちろん、新しいメカニカルパッケージの貢献度も無視できない。「A4」「A5」などと同じようにフロントデフの位置を前に出した駆動レイアウトによって、その前後オーバーハングは切り詰められ、2915mmというロングホイールベース化も実現されているのである。 インテリアの仕上がりもため息が出るほどだ。囲まれ感を演出するラップラウンドな意匠を採り入れつつも滑らかな線と面によって優美な印象すら醸し出す、その造形は秀逸そのもの。インテリアデザインに関しても、アウディは明らかに新しいフェイズに入りつつあると言っていい。無論、それも自慢の高いクオリティがあってこそ。レザー、ウッド、アルミの各素材はどれも美しいフィニッシュを見せ、8インチ大型モニターの画面も素晴らしい精細度で魅了する。 相変わらずMMI(マルチメディアインターフェース)はスイッチが多く煩雑だし、新しいパワートレインレイアウトは弊害も「A4」「A5」と同様で、センタートンネル右側が張り出して足元を窮屈にしている。もっとも実際には、この張り出しよりむしろフットレストの位置がABペダルに対して奥過ぎることの方が問題という気もするが。 居住性は予想に反して、不満を覚えるようなところは無い。着座位置が低いこともあり、しばらくは全高の低さのことなど考えていなかったほどだ。後席も二人掛けとしていることもあって、十分くつろげる空間となっている。 走りも期待に応える仕上がりだ。まず好感触だったのが、電動アシスト化されたステアリングの操舵(そうだ)感。当初は手応えが軽い上に敏感に過ぎたが、モデルライフ後半に入って驚くほど磨かれた「A6」のそれを、一層しっとりさせたという印象。交差点を曲がるだけで気持ち良くさせてくれる。それもあってか、身のこなしも全長5mに迫るとは思えないほど颯爽(さっそう)とした印象だ。 3.0TFSI、つまりV型6気筒直噴スーパーチャージャー付きエンジンに7段Sトロニックを組み合わせたパワートレインは、緻密で上質な回転フィーリングにフラットで余裕に満ちたトルク、そしてスムーズな変速ぶりなど、すべてに文句のつけようがない。唯一、アイドリングストップ機構により停止したエンジンを再始動する発進の時だけは、若干しゃくるような動きも出る。ここだけはさらなる洗練を望みたい。 乗り心地も快適だ。意外やエアサスペンションはオプションにもないが、特に70km/hくらいまでは姿勢がフラットに保たれつつサスペンションがしなやかに動いて、とても心地良い。その先の速度域では少々ヒョコヒョコとした上下動が出始め、路面のうねりで進路が微妙に乱される感じも出てくるが、さらに速度を上げれば、またビシッと安定感が出てきる。だから思わずアクセルを開けてしまうのである。 このA7スポーツバックをアウディは、「まったく新しいカテゴリーに属する」と言う。メディアでよく比較されるのが「メルセデス・ベンツCLS」クラスだが、実際には両車どちらにしようかと考える人はほとんどいないだろう。 端的に言って、A7スポーツバックはもう少しアクティブで若々しい感じがする。両車を隔てているのは、おそらく軽快感。普遍的で、つまりは伝統的なエレガンスが漂うCLSクラスに対して、こちらはテールゲートを持つことによる良い意味での“軽さ”が今っぽいライフスタイル感を透けて見せている。それこそパナメーラやラピードの存在も、そうした匂いにつながっているのかもしれない。 その大型のテールゲートは、4名乗車時で535リッターという容量を持つラゲッジスペースへのアクセスを容易にするのみならず、仮に何も載せなくとも、このクルマにとって実に大事な役割を果たしているというわけだ。 アウディA7スポーツバック。日本での価格は879万円です
2011年06月23日
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Car Watchに岡本幸一郎による試乗記が載りましたね。メルセデスのCLSです。2005年に初代が出て、今年二代目にスイッチしました。高級車、セダンながらクーペのようなボディが特徴・・・ これは注目度が高いクルマです。2003年の独フランクフルトショーにおいて「SLRマクラーレン」とともに、メルセデス・ベンツが描く次世代の高級車像の提案として披露されたコンセプトモデルは、クーペとサルーンを掛け合わせた、かつてない衝撃的なスタイリングをまとっていた。 当時「ヴィジョンCLS」と呼ばれていたそのクルマは、ほどなく市販化に向けてのゴーサインを社内で得て、約1年後の2004年10月に世に送り出された。世界初の、4ドアクーペのラグジュアリーサルーン「CLSクラス」の誕生であった。 日本には翌2005年2月より導入され、高価なクルマながら登場初年度だけで約5000台を受注したという。 あれから6年が経過し次世代を迎えたCLSクラスは、持ち前の美しさを受け継ぎつつ、よりダイナミックかつエクスクルーシブに新しく生まれ変わったわけだが、これがえもいわれぬスタイリッシュさである。 サイドビューでは、4ドアクーペのプロポーションに加わった、フロントからリアに流れるドロップラインと、リアフェンダーから立ち上がるラインが融合する新感覚のフォルムが印象的。大型のスリーポインテッドスターを配したフロントグリルや、鋭い目つきのヘッドライトを持つフロントマスクは、より押し出し感が増したように目に映り、暗闇で見ると妖艶な表情を見せる、世界初のLEDハイパフォーマンスヘッドライトも強烈なインパクトがある。 さらにそのラインは、これまた特徴的なアーモンドボール型のリアコンビランプへとつながり、きらびやかに光るLEDが後方からの視認安全性にも寄与しつつ、走り去る姿をより印象深いものとしている。 ところで、あくまで個人的な意見ではあるが、CLSというのは、あの線の細さこそセールスポイントのクルマであって、初代のときはAMG仕様よりもむしろ、まっさらの標準モデルのほうが似合うと感じていた。ところが2代目では、標準モデル自体のダイナミックさが増したせいか、AMG仕様のほうが似合うように思う。ちなみに、デザイン性の追求だけでなく、初代に比べてエアロダイナミクスも向上し、Cd値はスポーツカーなみの0.26に達している。ボンネットやフェンダー、トランクリッドはアルミ製で、ドアもオールアルミ製のフレームレスとして重量増を最低限に抑えたとのこと。また、ボディー剛性については、静的曲げ剛性が28%、ねじれ剛性が6%、それぞれ向上しているという。 ウッドとレザーを組み合わせ、メタルパーツをあしらった上質な空間に、助手席から後席にかけて独特の包まれ感を演出するラップアラウンドデザインを採用したのも特徴だ。インテリアも色気たっぷりだ。思えば初代CLSも、当時とかく質感の低下が指摘されることの多かったメルセデスが、このままではいけないとばかりに名誉挽回を図った、その皮切りといえるモデルだったと思うが、2代目ではさらに一皮剥け、Sクラスをもしのぐものを得たように思える。 リアシートを仕切り、4人乗り仕様のみと割り切っている点は初代と同じ。BMW X6やVWパサートCCが、少々日和って(?)5人乗りを設定したのに対し、CLSは相変わらず潔く4人乗りのみに絞っている。 室内空間については、肩まわりやひざまわりが若干拡大されたとのことだが、言われてみればそんな気もするという感じで、体感できるほどではない。もともと初代より、外見からイメージするよりも室内空間は意外と広く、後席の頭上空間も確保されている。 また、ゴルフバッグの積載性についてはちょっと残念な面も。標準サスペンションのモ デルであれば、ゴルフバッグを横向きに3つ積めて問題ないのだが、AMGモデルや、標準モデルのAMGスポーツパッケージ装着車などのリアがエアサスとなるモデルでは、エアタンクを収める都合でタイヤハウス後方のトランクの横幅がやや狭くなっている。そのため、横向きに積むことができず、リアシートを前倒しして縦方向に積まなければならない。ゴルフバッグというのは、やはり横向きに積めたほうがありがたいので、ここはひとつ改善に期待したいところである。ただし、初代もそうだが、このアーチ状のルーフラインを実現するがために、前後ピラーもそれに合わせた形状となっているため、乗降時には頭を少々かがめる必要があるのは否めない。 そのあたり一連のことで何かしら心にひっかかる点があるようであれば、このクルマは選ぶべきでないかもしれないのだが、とにかくこのデザインを堪能するがために存在するクルマ。とにかくデザイン最優先のクルマである。 デザインに続く2代目CLSの大きなハイライトがパワートレーンだ。いまや非常に多くの車種を抱えるメルセデスにおいても、「初」となるものがいくつかも与えられているのだが、その1つがパワートレーンである。「CLS 350 ブルーエフィシェンシー」に搭載されるのは、新開発のV型6気筒3.5リッターエンジン。メルセデスの第3世代の直噴エンジンで、最大圧力200barのピエゾインジェクター、スプレーガイド式の燃焼システムといった機構的特徴を持つ。そして、希薄燃焼(リーンバーン)方式を採用しており、理論空燃比による均質燃焼と、成層燃焼と均質燃焼を組み合わせた均質成層燃焼という、3ステージの燃焼モードをエンジン負荷をモニターしながら自動的に制御。動力性能を従来よりも大幅に向上させつつも、10・15モード燃費は12.4km/Lと、従来比46%もの向上をはたしている。また、従来はV8とモジュラー設計だったところ、今回は60度という専用のバンク角に設定されたのも特徴で、これによりクランクシャフトに発生する2次振動が減少しており、バランサーシャフトが不要となった。さらに、新開発のチェーンドライブシステムの採用により、振動や騒音も低減しているという。 試乗すると、まさにそのとおり。低回転から十分なトルクを生み出してくれるため、いたって運転しやすい。従来のV6ユニットも十分にスムーズだったと思うところだが、「最新」を謳うエンジンに相応しく、より滑らかな回転フィールを身に着け、振動も小さくなったように感じられた。将来的に追加されるCLS550は不要なのでは? と感じさせるほどの仕上がりだ。ドライブすると、あまり過給しているという感覚はなく、大排気量の自然吸気エンジンのような、低回転から図太いトルクをフラットに発揮する特性で、こちらもいたって運転しやすく、しかも圧倒的にパワフルである。一方の「CLS 63 AMG」について。AMGとなればエンジンも重要だが、CL 63 AMG、S 63 AMGに次いで、V型8気筒5.5リッター ツインターボユニットが採用された。CL 63 AMGやS 63 AMGに対してややデチューンされているとはいえ、こちらも従来の6.3リッターV8自然吸気ユニットに対し、動力性能、燃費とも向上している。トランスミッションには、トルコンに代えて湿式多板クラッチを用いた「AMGスピードシフトMCT」が搭載されるが、これによるダイレクト感あるドライブフィールも身上。そして、同機構のシフトチェンジのスピードやサスペンションのダンパーセッティングを任意で調整できるところもAMGモデルならではだ。
2011年06月18日
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タイトルは短いですが・・・あっしにとっては気になる!ですね。彼のマセラティに「小型スポーツ」登場「か」? です。記事はレスポンスからです。アルファロメオが、3月のジュネーブモーターショーに出品した小型スポーツカー、『4Cコンセプト』。同車にマセラティ版が存在するとの興味深い情報をキャッチした。 これは24日、自動車メディアの『オートブログ』のオランダ版が伝えたもの。同メディアによると、アルファロメオ4Cコンセプトの市販に際しては、同じフィアットグループ傘下のマセラティバージョンも用意されるという。 この4Cに関しては、同じくフィアット傘下のアバルトブランド版も存在するとの噂が、各メディアで報じられた。これが事実なら、アルファロメオ、アバルト、マセラティの3ブランドから、基本を同じくする小型スポーツカーが相次いで登場することになる。 軽量なカーボンファイバー製ボディのミッドシップに最大出力200psを発生する1.75リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載していた4Cコンセプト。マセラティ版、アバルト版にも、十分期待して良さそうだ。 なるほど、ナルホド・・・アルファロメオ・アバルトそしてマセラティがそれぞれのブランドで、基本を同じにする小型スポーツを相次いで出すのですか・・・ヨイじゃないですか! あっしの好きなジャンル・・・コンパクト・スポーツがますます熱くなっていきます。
2011年06月02日
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テニスとクルマ、そしておフランスをこよなく愛する方々には、たまらなく一台かも知れません。記事はCar Watchからです。プジョー・シトロエン・ジャポンは、「207CC」の特別仕様車「Roland Garros」(ロラン・ギャロス)を20台限定で5月24日に発売した。価格は324万円。 ロラン・ギャロスは、仏プジョーがスポンサーを務める全仏オープンテニスの会場名。全仏オープンはテニス4大国際大会の1つに数えられ、今年は5月17日(現地時間)に開幕、6月5日まで熱戦が繰り広げられる。プジョーは1989年からスポンサーを務めており、毎年の開催時期に特別仕様車をリリースしている。日本には2003~2005年に導入されていた。 今年のベース車はオープンモデルの207CC。ビアンカ・ホワイトのボディーカラーにアレザン・レザーのインテリアの組み合わせは、ロランギャロスの茶色いクレーコートと白線をモチーフとしたものとしている。 このほか、専用エンブレムとフロアマット、17インチアルミホイール、スポーツレザーステアリングホイールを特別装備する。 エンジンは直列4気筒DOCH 1.6リッターで、トランスミッションは4速オートマチック。右ハンドルのみとなる。
2011年05月25日
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これは千葉匠による、レスポンスに掲載された試乗記です。 メルセデスのCLSですね。軽井沢のワインディングで、前を走っていたポルシェ『911』が道を譲ってくれた。ルームミラーに映る『CLS』の顔付きがそうさせたのだろうか? 大きなスリーポインテッドスターを中央に据えたグリルを低く構え、オールLEDのヘドランプはシャープな眼付き。それが威圧感を与えたとしたら申し訳ない。もう少し車間距離をとって、ポルシェ乗りのプライドに気を遣うべきだった。 6年ぶりにフルチェンジした新型CLS。スタイリングは先代以上にアグレッシブだ。ヘッドランプの後端からリヤに向けて下降する”ドロッピングライン”と、その勢いをせき止めるように張り出したリヤフェンダーが、4ドア・クーペのプロポーションをよりダイナミックに見せる。 とはいえ、524psの直噴V8ツインターボを積む「CLS63AMG」でも、けっして猛々しいクルマではない。ちょいと踏めば低いうなり声と共にパワーが湧き出てくるが、それがもたらすのは「心の余裕」と言うべきだろう。 BlueEFFICIENCYを名乗る「CLS350」は直噴V6。306psだから遅かろうはずもないが、これも乗り手を急き立てるような感覚はない。燃費計の推移から勘案すると100km/h巡航なら13km/リットルは確実で、4000rpm以下の低負荷領域でリーンバーンする効果を実感できる。社会的マナーに優れたエンジンだ。 そんな感想を得てあらためて外観を見ると、内に秘めたキャラクターに対してスタイリングがアグレッシブすぎる、との疑問がよぎる。ダイナミックなフォルムはトレンディだし、メルセデスのなかでCLSはそれを最も表現すべき1台だいうのはわかるが、ちょっとトレンドに乗りすぎた・・のかも。 「ポルシェを蹴散らすCLS」なんて、きっと誰も望んでいないはずだからね。■5つ星評価 パッケージング:★★★?★ インテリア/居住性:★★★? パワーソース:★★★★★? フットワーク:★★★★ オススメ度:★★★★
2011年05月21日
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CLSですから、元々はCクラス。メルセデスの中では中より下・・・なのでしょうが。社内チューニング・ブランドAMGが付くと・・・車格がぐっとあがります。 記事はCar Watchからです。メルセデス・ベンツ日本は5月11日、4ドアクーペ「CLSクラス」の上級モデル「CLS 63 AMG」の価格改定を発表した。 これまでオプション装備扱いだった、ラグジュアリーシートパッケージ(前席シートベンチレーター、後席分割可倒式シート)を標準装備したことによるもの。価格の改定幅はパッケージの価格をそのまま上乗せしたもので、従来から20万円高の1645万円となった。 なお、5月10日には新開発のV型6気筒3.5リッター直噴エンジンを搭載する「CLS 350 BlueEFFICIENCY」が、「平成21年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星)」を国内で初めて取得するとともに、「平成22年燃費基準+15%」を達成した。そのため、エコカー減税(環境対応車普及促進税制)によって自動車重量税と自動車取得税が50%減税されることとなった。 さらに、ガラス・スライディングルーフまたはAMGスポーツパッケージを装着するモデルでは「平成22年燃費基準+25%」を達成し、エコカー減税によって75%の減税措置と、グリーン税制優遇制度(翌年度の自動車税が50%減税)の優遇を受けることが可能になる。 CLS 350 BlueEFFICIENCYの価格は930万円。
2011年05月13日
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Car Watchの説明は丁寧で、解りやすいですね。クルマはメルセデスのCLSです。ごゆっくりご覧ください。記事はCar Watchからです。メルセデス・ベンツ日本は2月18日、新型「CLS」の発表会を都内のホテルで開催した。 CLSは、2004年に発表された4ドアセダン。Eクラスをベースとするが、クーペのようなフォルムとディテールのスタイリングが与えられ、「4ドアクーペ」を称する。発表会では同社の上野金太郎副社長が「4ドアクーペという新しいカテゴリを生み出したモデル」と初代を振り返ったとおり、CLSに追随したモデルが各社からリリースされた。 6年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型CLSだが、欧州では2010年に発表されている。日本に導入されるのは「350 BlueEFFICIENCY」と「63 AMG」の2モデルとなった。 CLSの詳細は関連記事を参照されたいが、新型のポイントを上野副社長は次の4つと説明した。 ・デザイン ・前後フルLEDの灯火 ・高級素材と職人の手作業による質感の高い内装 ・新開発エンジンを搭載したパワートレーン デザインは、なだらかな円弧を描くルーフラインと、ロングノーズ&ショートデッキと高さを抑えたリアによる伸びやかなフォルムは継承しつつ、フロントマスクとサイドの造形に大きく手が加えられた。フロントグリルとボンネットはより立体的に造形され、先代と同じく大きなスリーポインテッドスターを中央に配したグリルをヘッドライトよりも前に突き出すことで、ロングノーズを強調している。 サイドパネル上部に、フロントフェンダーとリアフェンダーをつなぐ「ドロッピングライン」と呼ぶブレスラインを入れ、さらに現行Eクラスの「ポントン」を思わせるリアフェンダーの造形と、下側のプレスラインを組み合わせることで躍動感を生み出している。 灯火は、前後ともフルLED。フロント片側だけで71個のLEDを用いた「LEDインテリジェントライトシステム」は、ポジション、ロー/ハイ・ビームなどすべての機能がLEDで実現されている。 インテリアは先代同様、後席中央にコンソールを設けた4人乗り。ウッドと革、さらにはカーボンパネルのトリムは5つの仕様が用意される。上野副社長は「厳選された最高級素材、熟練職人の手作業による高品位な風合いと質感、質感の高い贅沢な素材をふんだんに使ったスタイリッシュな内装」とアピールした。 パワートレーンは、2モデルとも新開発の直噴エンジンと、アイドリングストップ機構を搭載し、先代モデルより約3割、燃費を改善している。メインのバッテリーとは別に、エンジンの再始動などに使う小型バッテリーをトランクに搭載する。 350 BlueEFFICIENCYには新開発の3.5リッターV型6気筒エンジンと、7速AT「7G-TRONIC」を搭載。バンク角を90度から60度に改めてバランサーを廃したこのエンジンは、希薄燃焼(リーンバーン)を採用したのが大きな特徴。 63 AMGは5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンと、7速AT「AMGスピードシフトMCT」を搭載。ローンチコントロール機能「レーススタート」や、スポーツサスペンションなどを搭載し、「AMGパフォーマンスパッケージ」オプション(110万円)を用意。このパッケージにより、エンジンの最高出力が32PSアップの557PSに、最大トルクが100Nmアップの800Nmになるほか、19インチホイールやカーボンファイバートランクリッドスポイラーリップ、専用サスペンションなどが装着される。さらにカーボンセラミックブレーキが140万円のオプションで用意される。 11のボディーカラーと5つの内装を自由に組み合わせることができるこのCLS、納車は6月からだが、「パーソナル性の強いこのモデルの特性を考慮して、初期の納車分からお客様のお好みの仕様をお選びいただけるように」(上野副社長)、受注は18日から開始される。発表会場はその後、商談会場となり、引き続き全国主要都市で商談会が開催される予定。
2011年02月20日
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カッコいいですね・・・ポルシェのボクスターですが、BLACKエディッション登場です。 この記事はWeb CGからです。独ポルシェAGは、オープン2シーター「ボクスター」シリーズに特別仕様車「ボクスターS ブラックエディション」を設定し、987台の限定で発売すると発表した。 先に発表された「911ブラックエディション」に続き、「ボクスター」シリーズにも黒ずくめの特別仕様車が設定された。 ベースとなるのは上級グレードの「ボクスターS」。エクステリアは、基本となるボディカラーはもちろん、ソフトトップ、19インチ「ボクスター スパイダーホイール」、サイドエアインテーク、ロールオーバーバーなどにいたるまで徹底して黒で統一され、ソフトトップのサイド(サイドウィンドウ上方)には「Black Edition」ロゴが入れられる。インテリアもまた、シートやメーターパネルをはじめ、黒を基調にコーディネートされる。 見た目だけでなく、機関にも手が入れられており、エンジンのパフォーマンスはベースモデルの310ps/6400rpm、36.7kgm/4400-5500rpmから320ps/7200rpm、37.7kgm/4750rpmへとアップ。“最強のボクスター”をうたう「ボクスター スパイダー」と同じスペックとなっている。そのほか、ウインドディフレクターやクルーズコントロール、サウンドパッケージプラスなどといった快適装備も標準で備わる。 かような「ボクスターS ブラックエディション」は、2011年3月から世界のマーケットにデリバリーされる。 日本での価格は未定だが、6段MT仕様と7段PDK仕様が用意される見込みだ。 市販されているボクスターの価格は625~913万円です。
2011年02月04日
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MSN自動車が、BMW550の特集記事を載せています。これはなかなか見応えのあるクルマです。 正式名は550i xDrive Gran Turismoです。明日は家族でスノーリゾートへと出掛けることになっている。今シーズン初滑りだ。550i xDrive Gran Turismoをスタッドレスタイヤに履き替えさせるため、カー用品店へ来ている。作業が完了し、ショップスタッフに取り外したサマータイヤを積んでもらう。リヤ・シートを倒すことで確保できるワゴン並みのラゲージスペース。難なく積載することができた。 運転席に乗り込み、自宅へとクルマを走らせる。ドライバーをゆったりと包み込むようなコクピットは適度にスポーティで、クロームで仕上げられたディテールはさり気ない高級感を抱かせる。チープなのは嫌いだが、いかにもゴージャスというようなデコレーションも好きではない私は、BMWらしいクールビューティな雰囲気にすっかり魅了されてしまった。 ガレージへと戻った550i xDrive Gran Turismoをまじまじと眺める。セダンともワゴンとも、SUVとも違うスタイルにほれ込んで手に入れたこのクルマ。ナルシストだと笑われるかもしれないが、道行く人から注がれる視線に、優越感を覚える。オーナーとしてのひそかな喜びなのだ。個性的とはいえ決して奇抜過ぎないフォルムは、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。オールラウンドな走りで頼れる4WDなのだが、フォーマルな装いにもフィットしてくれるので、ホテルのエントランスに乗り入れることも躊躇(ちゅうちょ)しないですむ。こうしたギャップもこのクルマを気に入っている理由の一つだ。 翌早朝、片道4時間のスキードライブへと出発する。BMWらしいエンジンのレスポンスを味わえる高速道路は、ロングツーリングの楽しみの一つだ。インターチェンジを過ぎると、アクセルを強く踏み込み、本線へと合流する。ジェントルなアクセルコントロールが容易にできるおかげで、550i xDrive Gran Turismoはスムーズな加速をみせてくれた。 ルームミラーでリヤ・シートをチラッと見るといつの間にか子どもたちは寝息を立てていた。見た目以上のヘッド・クリアランスと、開放的なフットスペースが上質なリラックス空間を作り出してくれる。妻も助手席よりもリヤ・シートに座りたがるほどだ。しかし、フロント・シートもそれに劣らず快適な座り心地を提供してくれる。コーナーでは左右に荷重がかかってもしっかりと体をホールドしてくれる一方で、今のように高速走行でリラックスしたいときには体をゆったりとあずけられるところがいい。スポーツカーや高級サルーンとも違うバランスの取れたシートが、ロングツーリングをくつろぎのひとときへと変えてくれるのだ。 都市部では雨だったが、山が近づくと雪交じりになってきた。こんな路面状況でも安心してステアリングを握れるのは、やはり4WDのおかげといえる。水が浮いた路面に遭遇しても、何事もなかったかのように矢のごとく直進していく。視線移動の少ないヘッドアップ・ディスプレイでスピードを確認しつつ、クルーズ・コントロールでのんびりとドライブを続けていった。 高速道路を降りると、給油のためガソリンスタンドへとステアリングを切った。望んだ以上の加速が得られる大排気量のエンジンにもかかわらず、低燃費なのはうれしい。ブレーキ・エネルギー回生ブレーキや効率のいい8速ATのおかげだろう。"回して楽しい"ツイン・ターボエンジンであっても、燃費にも気を配るのはインテリジェントなイメージのあるBMWらしい。Gran Turismoというネーミングの通り、ロングツーリングに駆り出したくなるクルマだ。 山間部をしばらく走るとみぞれが雪に変わってきた。タイヤのスリップを瞬時に察知し、駆動力を安定化させるxDriveが真価を発揮する。家族を乗せてステアリングを握る私としてはとても安心だし、頼もしく感じる瞬間だ。クルマの余計な揺れを抑え、思い通りのラインを走ることができるアダプティブ・ドライブの助けもあって、凍結したワインディングを安全に駆け抜けていく。山深くなると外気温は下がってきたが、4ゾーンのフルオート・エアコンとシートヒーターのおかげで座席位置に関係なく、快適さを保ったまま私たち家族を目的地へと運んでくれた。 楽しいドライブは短く感じるもの。あっという間にスキー場に到着した。駐車場では除雪車が稼働していたが、所々に雪の塊が転がっている。セダンよりも車高が高い550i xDrive Gran Turismoは、こうした場面でも余計な気を使わずに済む。そのままクルマを直進させ、誘導員の指示にしたがって停車させた。 シートベルトを外してリヤ・シートを確認する。リヤ・シートとラゲージの間を隔てるラゲージ・ルーム・カバーのおかげで、荷物がキャビン内に侵入するのを防いでくれていた。セダン的に使えるキャビンとトランクでありながら、リヤ・シートのスライド位置の移動で大容量になるワゴン的な機能が、レジャードライブを一層快適なものにしてくれる。 妻が上着を着てクルマの外に出ていった。化粧ポーチをラゲージに積んだバッグの中に入れていたらしい。ちょっとした荷物を取り出すだけなら、リヤ・ウインドー下の独立式開閉ゲートを開けるだけで済むため、冬季や悪天候の時には重宝する。助手席に戻った妻は、さっそく日焼け止めのメイクを始めた。私はリフトが動き出すまでの少しの時間、仮眠をとろうとフロント・シートを倒した。 リヤ・シートを10cm後方へスライドさせておいたので、子どもたちのスペースは十分に確保されている。シートに身を委ねた私は、すぐに眠りに落ちていった。
2011年01月30日
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これはWeb CG下野康史によるインプレッションです。何て言ってもクルマが最新GT-Rですから・・・マイナーチェンジで530psにパワーアップした「日産GT-R」。専用カラーの内装をもつ「ブラックエディション」で、その実力を確かめた。 「GT-R」のステアリングを握ったのは14カ月ぶりである。前回は2009年初頭に出た「スペックV」だった。485psのパワーはそのままに、細かな軽量化を重ねてマイナス60kgを達成した特製GT-Rである。価格もスペシャルな1575万円! 今回試乗したのは、2010年10月にマイナーチェンジした最新型GT-Rの「ブラックエディション」(930万3000円)である。新シリーズは、かるく大台超えの530psへ進化した。車重はブラックエディションで1730kg。軽さでは2009年のスペックV(1680kg)にかなわないが、プラス45psを得た結果、パワー・トゥ・ウェイト・レシオは3.46kg/psから3.26kg/psへ向上している。 しかし、ご安心めされ。スペックVのエンジンも今度のマイナーチェンジで530psに換装されている。485psのスペックVを買った人の心中、いかばかりかと思うが、これから買う人にとってはもちろん朗報である。最良のGT-Rは、最新のGT-Rであらねばならないのだ。 ブラックエディションに加えて、「ピュアエディション」(869万4000円)と「プレミアムエディション」(945万円)から成るのが新型GT-Rのレギュラー陣である。 3.8リッターV6ターボは、パワーアップしただけでなく、ほんの少しカタログ燃費値もよくなった。フロントのブレーキローターは直径380mmから390mmにサイズアップした。空力的にもさらにリファインされて、Cd値は0.27から0.26へ向上し、ダウンフォースはフロント、リアどちらも10%増加している。だが、GT-Rの最新バージョンを見抜くには、ボンネットを開けるのが手っ取り早い。6本の吸気管の周囲に新たに赤のカラーリングが施された。遠く「ハコスカ」や「ケンメリGT-R」のエンブレムが赤く塗られていたことをオジサンは思い出す。 さて、その最新GT-R、都内を走り出してまず感じ入ったのは、パワーよりむしろコンフォートだった。GT-Rって、こんなに快適だったっけ!? とくに乗り心地はかつてないスムースさである。もちろん今でも“サーキットの匂い”を漂わす超ド級のスーパーGTクーペであることには違いない。コールドスタート後、各部のオイルが暖まるまでは、露骨にガクガクするし、変速機や駆動系からの機械音も大きめに出る。こりゃあ、カタギのクルマじゃないなと思う。だが、そうした競走自動車的蛮カラさを放置しておかなったのが今度のマイナーチェンジである。 その具体例がSAVE(セーブ)モードの新設だ。トランスミッションのセットアップスイッチを長押しすると、エンジンや変速機の制御マップが最も穏やかになる。それに加えて、ハンドルを半回転以上きった10km/h以下の微速域では自動的に2WDになる。駆動系の干渉でハンドルが重くなるタイトコーナー・ブレーキング現象を緩和する機能である。サーキットの申し子も、ここに至ってコンフォートをいっそう強く意識したのである。 一方、圧倒的な速さにはさらに磨きがかかった。2009年のスペックVより有利な馬力荷重を持つのだから当然だ。一説には0-100km/h=3秒フラット。リミッターを解除するとマックス315km/hをマークするという。 いつものワインディングロードを走った。路面の荒れたコーナーで写真を撮ってもらうと、「ネズミみたいですね!」とファインダーをのぞいていたカメラマンが言った。凸凹で瞬間的にラインが乱れそうになっても、GT-Rは「アテーサE-TS」や「VDC-R」といった武器を総動員し、自ら軌跡を整えて切り抜けてゆく。その間髪を入れぬ修正技をネズミのすばしっこさになぞらえたのだ。しかも、それだけ反射神経にすぐれた賢いシャシーなのに、“クルマに乗せられている”つまらなさや疎外感を与えることはない。ペースを上げるにつれて、運転実感を増すのがGT-Rのすばらしいところだ。オーバー500psに到達した今も、イイ汗がかけるクルマである。トリセツを熟読していたら、「Rモード発進」という項目を見つけた。いわば自動ドラッグスタート機能。英語で“ローンチコントロール”の手順が明記されたのは、今回が初めではなかろうか。「停車状態からの発進加速を楽しめます」と、ジョークみたいな説明が書いてある。 やり方は簡単だ。トランスミッションとVDC-RのセットアップスイッチをRモードにする。ブレーキを踏んで、アクセルペダルを素早く床一杯まで踏む。エンジン回転が上がって4000rpmにキープされる。3秒以内にブレーキペダルを放す。以上。 どんなクルマでも、ローンチコントロールが付いていれば、必ず試すことにしている。530psのGT-Rでも、やってみた。ぶったまげた。「911」だって、「M3」だって、「AMG」だって、発進直後は一旦、テールをグイッと沈めるような挙動をみせるものである。 そういう“ため”も“躊躇(ちゅうちょ)”も、GT-Rはゼロだった。ブレーキペダルをリリースするや、ドカーンといきなり高速で弾かれた。 こんな発進加速は初めてだ。たぶんいちばん近いのは、ジェット戦闘機のカタパルト発進だろうと想像した。最新のGT-Rは、最速のGT-Rである。 何て言っても最新GT-Rですが。これだけ書かれると、もう言うことはございません・・・オールアバウトGT-R、でございます。
2011年01月26日
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YOMIURI ONLINE@Car'sに御堀直継の試乗印象記が連載されています。 これはAUDIのスポーツクーペRS5を取り上げていますね。ドイツのアウディから、RS5が発売となった。RSとは、レーシング・スポーツの意味である。それだけに、レーシングカーを思わせる猛烈な走りを体感させた。 同時に、とても扱いやすく快適なドライブも楽しませる。そんなふたつの喜びを与えるクーペである。 車体の基は、アウディA5だ。4ドアセダンのA4を基に開発された2ドアクーペである。実用性の高いクルマに人気が集まる昨今、2ドアクーペはなかなか売れないと言われるが、格好いいクーペは売れることをA5は示した。「よく売れる」と、アウディ・ジャパンは喜んでいる。 RS5は、A5の走行性能を最高水準に高めたもので、価格は約2倍となる1,204万円だ。この価格差は、どこから生まれるのか? RS5のエンジンは、排気量4,200ccのV8で、450馬力。このエンジンを、熟練工が1基ずつ組み立てるのだという。レース用エンジンの組み立てと同じやり方だ。そのエンジンに7速のツインクラッチ式トランスミッションが組み合わされる。奇数段と偶数段のギアのクラッチを、それぞれ交互につなぎ替えることにより、100分の数秒でギアチェンジを終えることができる。基本的な機構は、フォルクスワーゲンのDSGと同じだが、電子制御を使って変速の速さを走行状態に応じて切り替えられるようにしている。 このエンジンとトランスミッションにより、発進から100km/hまで加速するのに、わずか4.6秒である。一般的な乗用車で十数秒だから、猛烈な加速力である。速度計には、320km/hまで目盛りが刻まれている。 世界で唯一、速度無制限区間があるアウトバーン(高速道路)を持つ国のスポーツカーだけのことはある高性能ぶりだが、いったいそのスピードはどこで試せるのか?…とはいえ、いざ走ってみると、その片鱗を体感するだけでも異次元の世界に足を踏みいれた感動がある。RS5は、電子制御により、「コンフォート」「オート」「ダイナミック」「インディビジュアル」の4段階に走行モードの切り替えができる。なかでも、「ダイナミック」に定すると、まさに走ることのみに全精力を傾けた走行モードとなる。 「ダイナミック」のスイッチを入れたとたん、アイドリングしているエンジン音さえ変わる。V8エンジン特有の、ドドッドドッドドッという振動とともに、腹に響く猛々(たけだけ)しい排気音が周囲にこだまする。アクセルペダルを床まで踏み込めば、最高8,250回転/分というエンジンが唸(うな)りを上げ、猛然と加速していき、たちまち100km/hに到達するのであった。一瞬、その速度に目が追いつかないほどだ。 カーブが迫り、フルブレーキを掛け、マニュアルシフトモードでギアチェンジをすると、100分の数秒という瞬間的なダウンシフトが完了し、カーブに進入。そこからの次の加速に遅滞なくクルマがついてくる。かつて、もう30年も前にレースを戦った場面が、きのうのことのように思い出された。 このクルマは、レーシングカーだと思った。 一方、「オート」または「ソフト」モードに切り替えると、猛々しかった排気音は影を潜める。ギアチェンジの時間もやや長めとなり、ゆったり加速していく。そこで改めて室内にも目を配れば、シルクナッパレザーの座席はクッションの組み立てから縫製まで、見るからに美しく芸術的な仕上がりだ。見上げると、天井には後端をチルトアップできる機能を備えたガラス製のサンルーフがあり、同時に左右の窓を開けて山あいの道をたどれば、オープンカーにでも乗ったように気分も晴れやかな運転を楽しむことができる。 サスペンションの設定は、走行モードごとの切り替えがないにもかかわらず、スポーツカーと聞いて想像されるようなゴツゴツとした硬い乗り心地ではない。では、それで「ダイナミック」モードのときに不足はないかと思われそうだが、そのしなやかさが路面の凹凸を巧みにとらえ、荒れた舗装のカーブを曲がっていてもタイヤが路面をとらえ続け、ぐいぐいとクルマを引っ張る効果を生み出し、不安定になることはない。 たぐい稀(まれ)な高性能と、きわめて上質な乗り心地とが共存する、まさにその高価な値段にふさわしい満足をあたえるスポーツクーペなのであった。 そうだ!御堀さんはレーサーだったんですね。まだ55歳です。そんな御堀さんが感嘆する!スポーツクーペ、RS5です。
2011年01月03日
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やはりAUDI上級車A8は、いいですね。 この記事はレスポンスからです。フルモデルチェンジをしたアウディ『A8』のポイントはダイナミックなデザイン、ドライビングエクスペリエンス、そしてコンフォートの3つだという。 ダイナミックなデザインについて、営業本部商品企画部長の野田一夫さんはまずフロント部分のシンブルフレームグリルを挙げる。「このシングルフレームグリルも年々進化しており、このA8からはより立体感のある、ワイドで力強いデザインに進化しました」という。もうひとつ大きな特徴は、LEDヘッドライトである。「昼間でも非常に印象深く、視認性が高いというスタイリング要素に加え、ポジショニング、ロービーム、ハイビームやフォグランプ機能が全てひとつのユニットの中に入っているのです」という。そのうえ、消費電力は通常のライトの半分。そして、寿命は車両ライフサイクルで交換の必要はないという。 リアのデザインでも目を引くのはLEDのテールランプだが、これに加え非常に低いトランクリッドラインも特徴だという。「積載性は十分に確保しています。ゴルフバックの場合、大型のバックが3つ積載できるのです。 これは日本からの要件をドイツに要望し、(トランク内部の)サイドを可能な限り抉ることでこれを実現したのです」とスタイリングによって使い勝手に犠牲を払っていないことを語った。 さすがにA8。注目度は高いです。
2011年01月03日
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AUDIの3シリーズにRSが登場するのですね。 記事はレスポンスに載っていました。 アウディは22日、『RS3スポーツバック』の概要を明らかにした。『A3スポーツバック』をベースに、運動性能を極めた最強グレードだ。 同車は『RS4』『RS5』『RS6』などと同じく、アウディの子会社、クワトロ社が開発を担当。従来、『A3』シリーズには、『S3』というスポーツグレードが用意されていたが、『RS3』の設定は今回が初である。RS3スポーツバックのハイライトは、エンジンにある。『TT RS』用の2.5リットル直列5気筒ターボエンジンを搭載。最大出力340ps、最大トルク45.9kgmを引き出す。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「Sトロニック」。駆動方式は、4WDの「クワトロ」だ。 パフォーマンスはTT RSと肩を並べ、0-100km/h加速は4.6秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。それでいて、オンデマンド方式のオイルポンプやブレーキエネルギー回生システムなどにより、欧州複合モード燃費は11km/リットル、CO2排出量は212g/kmに抑えられる。内外装は、RS流儀のモディファイ。専用グリル&バンパー、CFRP製フロントワイドフェンダー、大型ルーフスポイラー、ディフューザー、マットアルミ調のドアミラーなどが、迫力のルックスを演出する。 インテリアは、ナッパレザーを使ったスポーツシートやフラットボトム型のレザー製ステアリングホイールが目を引く。シフトレバーも専用デザイン。ドライバーインフォメーションシステムには、ブースト計や油温計、ラップタイムなどが表示できる。 RS3スポーツバックは2011年初頭、欧州で発売。ドイツでの価格は、4万9900ユーロ(約568万円)からと公表されている。 こりゃ、一度は乗って見たいクルマですよね!
2010年11月24日
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BMWのスポーツカーZ4の特別仕様車が出るという記事です。これはCar Watchに出ていました。ビー・エム・ダブリューは11月4日、2シーターロードスター「Z4」にスペシャルペイントを施した特別仕様車「Z4 Silver-Top(シルバー・トップ)」を発売した。価格は559万円で、15台のみの販売となる。 ブラック・サファイア(メタリック)のボディーカラーをベースに、ルーフ・トップとミラー・キャップをチタン・シルバー(メタリック)にペイント。インテリアはコーラル・レッドのカンザス・レザー・シートを採用し、長尺物を積むためのトランクスルー機能「スルー・ローディング・システム」(トランスポーテーション・バッグ付き)も標準装備した。 ベースモデルは、直列6気筒DOHC 2.5リッターエンジンを搭載するZ4 sDrive23i。最高出力150kW(204PS)/6300rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/2750-3000rpmで、トランスミッションに6速ATを搭載し、後輪を駆動する。 なおZ4 シルバー・トップは、11月9日~14日に東京 丸の内のBMW Group Studioで行われる、3つのブランド(ベル&ロス、ロゼスト、エルゴポック)とコラボレーションした合同展示イベントで展示される。 カッコいいですね!ブラックに真っ赤なシートです。 そうだ!価格ですが、従来の同グレード車は485~523万円です。そう、無茶苦茶高くはないです・・・
2010年11月08日
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アウディA4のSUVといわず、クロスオーバー限定車が出るンですね。 記事はCar Viewからです。 アウディジャパンは、クロスオーバーモデルの『A4 allroad quattro (オールロード クワトロ)』を発表。250台の限定で、本日より販売を開始した。 同車はSUVとステーションワゴンが融合したクロスオーバーモデルであり、オンロードでの快適性はそのままに、荒れた路面や積雪路面などといった悪路での走破性を向上。オールロードの名前の由来のとおり、道を選ばない高い走破性と、専用エクステリアパーツによる独特のデザインにより、欧州でも人気を博している。 パワートレインは5回のるエンジンオブザイヤー賞に輝いた直噴ガソリンターボの2.0TFSIで、トランスミッションにはデュアルクラッチ式の7速Sトロニックを採用。駆動システムにはアウディ自慢の「クワトロ」フルタイム4WDシステムを組み合わせ、パワフルかつ高い環境性能、レスポンスに優れた走りを実現している。さらに専用サスペンションの採用により、最低地上高を160mm(A4アバント比+40mm)とし、荒れた路面や積雪路など、悪路での走破性を向上させている。 またエクステリアデザインでは、コントラストカラーに塗装された専用バンパー&大型ホイールアーチ、縦基調の専用フロントグリル、大型ステンレスアンダーガードが特徴であり、高い走破性を誇示する力強さとオールロードならではの機能性が表現されている。 ボディカラーは専用色のコンドルグレーメタリック。内装はカルダモンベージュの本革シート(ミラノレザー、シートヒーター付)に、ウォールナットのデコラティブパネルが組み合わされる。 なお、アウディが「オールロードクワトロ」の名を冠したモデルを出すのは、2000年に登場した初代『オールロードクワトロ』、2006年の『A6オールロードクワトロ』に続きこれが3度目となる。 ■価格:585万円 フルタイム4WD、最低地上高160mm。いかにも悪路走破性の高そうな・・・特別仕様車です。
2010年11月03日
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