花より、、、

ドキッ★

久し振りに早く帰宅できるし

（まったりしちゃおうかな～）

なんて鼻歌交じりに家路を急いでると

「えいっ、えいっ…はぁ～ダメだ」

「諦めんなよ！頑張ろうぜ」

「手打ち（野球）出来ないじゃんか（怒）」

公園から小さい子供達の声が聞こえて来た。
何気に様子を伺うと
どうやら高い木の枝にボ－ルが挟まってしまったみたい。

（ん゛～仕方ないわね。）

「お姉ちゃんが取ってあげようか？待ってて！」

「え～！！」
「わーい！！」
「頑張れ～！！」

子供達の声援を背に受け
責任感に燃えたつくしは
カバンを根元にカバンを置き
パンパンッと小気味良く手を叩いてから
まずは高い塀に攀じ登りそこから木に飛びのった。

「ん～よいっしょ。。。っんっはーあ～よいっしょっと。」

アッと言う間に木に登り
はさまった枝の太い部分にまたがり
先端を揺さぶると

パサッ.....サッ

見事にボ－ルを落下させた。

「わーぁ　有難うお姉ちゃん！！　凄いよ～！」

「今度は気を付けてやるのよ！」

「はーい」

笑顔でお礼をのべた子供達は
野球再開に胸を膨らませ　走り去って行った。

「フフッ。良かった～♪」

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信号待ちでクルマの後部座席から
数名のガキが騒いでるのが見えた。

「ウォっ、何だ？？？」

視線を追って行くと…木に誰か登ってる？
目を凝らすと

（げっ　あいつ　“牧野つくし”　じゃね－のか？）

ドキッ★　つかさの身体に得体の知れない感覚が走った。

「おいっ　とめろ！」

慌ててクルマを　おり　たわ　良い　が

あいつにバレない様壁を陰に盗み見るオレ。

「わーぁ　有難うお姉ちゃん！！　凄いよ～！」

「今度は気を付けてやるのよ！」

「はーい」

あいつはボ－ルを落とし
ガキ達は走り去って行った。

登ったは良いが
降りるのに苦戦してるらしく
枝にまたがったまま焦ってるのがわかり
笑いがこみ上げてくる。

「ブッッ…クックックッ」

たまらず噴出してしまった。

「ハッ！？」

その驚きの声に　２人の視線が重なる。

「なっ、なっ、道明寺！？　何であんたがここにいるのよ！
　あっ、あんたっ、何笑ってんのよ」

大きい瞳を更に見開いて驚いたあいつが叫ぶ。

「オッオレ様はここを通りかかっただけで
　ガキどもが騒いでっから　見ただけだ」

動揺し焦るオレ。

「は～？あんたこんなトコ歩くの？
　もしかして…何かしようと企んで付けてきたんじゃないでしょうね？」

「あ゛っ　馬鹿かテメ－いいかげんにしろっ！」

喧嘩口調に見を乗り出すと固まっちまった。。。

固まったオレ様の視線に気が付いて
牧野も自分の格好に我に返る。

制服のスカ－トが乱れ捲くれ
細く白い足から　パン　パン　チラ？

「ぎやや～あ～変態！？」

焦った牧野は
履いていた靴をおもむろに掴みオレにぶん投げてきやがった。

「イテッ　何しやがる。クソ馬鹿女」

「うるさい！！　あっち行ってよ　変態男。パンツ見たでしょ？サイテ－！！」

「パッ…へっ変態男～だぁ！？見てねーよピンクのパンツなんか！！」

「見たんじゃない！？っつ　きゃあ＜＜＜」

言い合ってるウチにバランスを崩し

落ちて、、、、、、、、、、、、、、、、

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「っつ。。。。痛～」

自分が落ちたと気付くのにそう時間はかからなかった。

道明寺の…腕の中に…スッポりおさまり地面に座っている！？

助けて貰ったのに思考回路がメチャクチャ

「ゲッ、き゛っぎゃ～～」

道明寺を　思い切り突き飛ばした。

「ウッッ」

頭を強打した　司.......

「変態！？　ふざけんじゃないわよ＜＜＜」

慌てて走り去って行く　つくし。

「テッテメ～助けてやって挨拶もなしかよ（怒）」

頭を抱え蹲りながら
去っていくつくしを恨めしそうに見つめると。。。ピンクの　パン　チラ？

ボォッッ

頭の痛みも忘れ　真っ赤になる　道明寺司　であった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

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赤札貼られてる最中のつくし設定で書きました。
道明寺は意識し出してる時。

続きがあるかも…
つーか　つくし　靴いつはいたんだよ！？

ヘボ短編　申し訳ないっす（涙）

無謀にも
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