花より、、、

花より、、、

キャンドル





“道明寺っ。。。道明寺っ。。。”



アイツは俺の名を呼びながら前へ前へ走って行く



制服のスカ-トを翻し
艶やかな長い黒髪が風に流れ、、、



俺はつかまえ様と手を伸ばす


駆け出すつもりで一歩を出すが
痺れたように力が入んねぇ







“まっ牧野、待ってくれ!! 牧野っ!!”







その声に振り帰ると
黒く大きな瞳がキラキラと輝き






“…ダメっ。”





左右にゆっくりと首を振り
優しく囁きながら発する言葉。







≪そんなのって、ありかよ?ふざけんじゃね-よっ。≫





追い付けず
苛立ち焦る俺を 牧野は









“決めたでしょ? 自分の路を行きなさい!”









≪あーぁ そうだった。 俺たちは別々の道を選んだ。≫










あくまで優しく言うお前に
俺自身が崩れそうになる。



あーぁ そうだ。 もうあいつはいない。


頬に伝わるジンワリとしたもの。





“何だ?”




ゆっくり目を開けると同時にかすんで見えにくい両手が濡れている?

デスクに座り
アイツの事を想いながら、俺様は泣いているんだ。




誤魔化す様に
手の甲で乱暴に顔を拭い窓の外の景色を眺める。




東京の夜景が一望できる最上階のオフィスから
その素晴らしさも
逆に寂しさがこみ上げる




どこまでも果てしない暗闇に…





消え入りそうな
無数のキャンドルの灯りが

必死にあがく…





俺みたいで余計泣けちまう。



情けねぇ。 でも  仕方ねぇ。




今夜だけはこんな俺を見逃してくれ。 

お前への想いを消せず
惨めで胡散臭せぇ 俺を。




             おわり



***************************************************************

道明寺の選択を余儀なくされ
諦めなければならなくなり
別れた つか×つく

司、、、独り泣きみたいな?

別れてから少し時間たったのに、、、

つれーなぁ<<<


              ★yori×2★


無謀にも
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