Horse Rainbow 10




Horse Rainbow Vol.10 
「皐月賞~別れの万馬券」


さて、今年もこの季節がやってきました。
今週末、4月20日(日)には、皐月賞が行われます。
皐月賞といえば、3歳牡馬クラシック第1弾です。「速さを競う皐月賞」とまで言われてます。
ちなみに、当日は、フジテレビ・関西テレビ系だけじゃなく、NHKでも放送されるので、ご存知の方も多いと思います。

さて、皐月賞になると、いつも思うこと。
この時期になると、万馬券の意味が、少し違った感じになってしまうんです。
そう、皐月賞の万馬券は、素直に喜べないなんです。。。
皐月賞の万馬券。それは、「別れの万馬券」。


よしきの皐月賞の万馬券的中回数は、2回です。
最初の万馬券。それは今から6年前。1997年4月13日。
ちょうど大学4年の春のことでした。
メジロブライト一色の皐月賞に、突然の大波乱が巻き起こりました。
なんと、1着は11番人気のサニーブライアン。2着にも10番人気のシルクライトニング。3着には12番人気のフジヤマビザン。
馬連で5万以上の配当をつけた、いわば、大波乱のレースでした。
この時は、よしきはいつもの総流し馬券では買わず、自分が有力と思う馬のBOXで勝負していたんです。
その時の予想。
◎テイエムトップダン
○メジロブライト
▲サニーブライアン
△シルクライトニング
上位4頭のBOXでした。
ただ、オッズを見て、最初は1500円のBOXの予定を、500円に少なくしてしまったんですね。。。
でも、悪夢はこれだけじゃなかったです。。。
皐月賞的中から1週間もたたないうちの話。
その時、仲が良かった女の子と大喧嘩をし、それっきりになってしまったんです。
そう、その話をすると、昔の仲間には、冗談でこんなことを言われてました。
「ありゃ、別れの万馬券だな。」

そんなことがあってから、5年の月日が流れました。
そして、2002年(昨年)の4月14日。
あの時と同じ皐月賞が行われました。
それまでは3年連続で波乱は起こらず。もちろん、よしきも馬券は取ってませんでした。
で、皐月賞の2日前の話。
ちょうど付き合っていた女の子と、別れ話を色々としてたんです。
そんな気持ちで迎えた皐月賞。
その時、まさか?って気持ちがありました。
「前の年(2001年)の菊花賞の時もそうだった。
女の子とナンダカンダもめると、3歳クラシック(皐月賞・東京優駿・菊花賞)で万馬券が当たる。
まさか、今回の皐月賞も?いや、3度はないだろう。。。」
その疑心暗鬼な気持ちを無理やり消しながら、皐月賞の馬券を購入した。
◎タイガーカフェの馬連・ワイド総流しで。
4コーナーを過ぎて、直線。
何かとんでもない馬が先頭に立っている。何と15番人気のノーリーズン。
で、後ろを見てみる。
タイガーカフェが2番手に上がろうとしている。。。
でも、後方から1番人気タニノギムレットが急襲!
その頃、ノーリーズンは先頭でゴール。
その後ろで、ようやく内で粘るダイタクフラッグを交わしたタイガーカフェが、タニノギムレットをギリギリ抑えきった姿がテレビに映し出されました。
その時、複雑な気持ちでテレビを見ていました。
「2度ならずとも、3度までもね。。。
世の中、何が良くて、何が悪いのか。。。
また、ツライ万馬券を取ってしまったかな。。。」
レースが終わってから、友達からのお祝い&たかり予定の電話が殺到したのは無理までもないですけどね。
でも、声は喜んで、心では泣いて。そんな皐月賞だったんです。

案の定、それから1週間後。
その時別れ話をしていた女の子とは、完全に別れました。
やっぱり、よしきにとって、皐月賞の万馬券は「別れの万馬券」だと思わされました。

もう、あれから1年たつんですね。
今年は幸い、別れ話をしている状況はありません。笑
基本的には嬉しさが最初にこみ上げてくる万馬券
でも、たまにはツライ万馬券もあるんですよ。。。ホントに。


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