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2023年09月29日
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カテゴリ: 本にまあ
「君が校長をやればいい」(柴山翔太著、日本能率協会マネジメントセンター)を読みました。



30歳にして高校の校長になった柴山さんの自伝、というか報告書のようなものです。柴山さんは赴任2年目にして30歳という若さで福岡女子商業高校という地方の私立高校の校長になりました。

校長になったことは色々なタイミングが重なったひょんなことからですが、赴任1年目の年にはそれまで誰も思いもよらなかった(期待していなかった)商業高校の生徒を国公立大学に20人も進学させるという「偉業」をやっています。そして、その偉業によって校長に推薦されたわけでもありません。

国公立への多数の進学に代表されるように彼は、生徒のチャレンジを後押しする教育観を持っていました。

1年目から生徒を大量進学させるというチャレンジを行ったことから分かるように、彼自身がチャレンジの重要性を体現する人でした。その年度末、彼のチャレンジを認めてくれていた校長が退職することになり、それを食い止めようと理事長にひとり掛け合った結果、「それなら君が校長を」という流れになりました。

元々チャレンジャーであっても野心家ではない彼は大いに悩み悪戦苦闘して要職に就くことを受け入れていきます。ひとたび校長になるとその立場を最大限利用して、学校を大改革していきます。彼の挑戦は生徒ファースト(そういう言葉は使っていませんが)の精神の上に置かれた、シンプルですが説得力のあるものでした。

高校生の子どもを持っている親はこんな学校に子どもを通わせたくなるのではないでしょうか。

2021年に校長になったばかりの彼のチャレンジは今もリアルタイムに続いています。これからはどのような展開を見せ、学校が彼の下でどう変化していくのか。 学校のホームページ ​を見ながら楽しみにしています。





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最終更新日  2023年09月29日 11時11分16秒
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