blog the seventeen(いまの気持ちを17文字で)

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2024年10月16日
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最近よく昭和の頃は雑誌の文通欄に住所や電話番号が掲載されたとの「あり得ない」話題を耳にします。

芸能人やスポーツ選手の住所も普通に誰もが知ることができた、性善説に基づいて一人ひとりの市民が信用されていた時代だったのでしょう。時には誘拐事件などの犯罪を誘発したりしましたが、そういうのはめったにいないとんでもない輩が引き起こす、例外的なことがらとしてみな認識していたのでしょう。あとの人はほぼみんな常識や善意を持っている人たちであると。

その、素朴な善意が今も残っているのが沖縄だと思います。本日付の新聞、沖縄タイムスにこんな広告がありました。(2024年10月16日第14面)



左側はサラ金の広告ですが、右側は首里高校の同窓会を知らせる一般個人による案内広告です。問い合わせ先として二人の方の個人の携帯番号が載っています。新聞では全ての番号が記されていますが、一応こちらに転載するにあたって一部を塗りつぶしました。

沖縄は地元のつながりが強く、各高校の同期会(クラス会)が盛んなところ。

街なかを車で走っていてもこれと同じような内容の大きな横断幕を目にすることがよくあります。そこにも幹事さんでしょうか連絡先の名前と携帯番号が堂々と書かれています。本土で暮らす人の多くは、これは明らかに個人情報の公開、漏洩と受け取りますが、沖縄では公開することで悪用されるデメリットよりも連絡が容易になるメリットを優先しているのでしょう。

本土出身の私がつねづね感じるのは沖縄は大都会であっても何か田舎の雰囲気を持っていることです。

人々の助け合いの風土を残し、家や一族のつながりを重視し上下関係を大事にする、ときにはそれにしばられて身動きが取れなくなってしまうこともあるのかもしれません。それがいいとか悪いとかではなく、それが沖縄ということだと思います。歴史や風土は違いますが、本土の田舎に通じるところもあるのではないかと感じます。

「黄金の花」の歌詞ではありませんが、これからも素朴で純情な人たちに満ちた島であってほしいなと思います。





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最終更新日  2024年10月16日 12時23分14秒
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