大切な日々

大切な日々

中国にて


始めました。

今だから告白すると、正直私は不安が大き過ぎてむこう
には行きたくなかった。
でも当然行くべきという雰囲気の中、そう言う事ができま
せんでした。
やはり、まだ小さいゆうだいが重い障害を抱えての慣れない
土地、言葉、文化…何より医療者の意識の違いと質の低さ…
何もかもが不安を現実のものとしたのでした。

夫は誰よりも私の理解者だし、ゆうだいのこともとっても
かわいがっているので、もちろん家族で暮らせる幸せも
とても大きかったんです。
美味しい飲茶やとびきり贅沢な中華もたっぷり味わい
ました(笑)
日本より時間が取れる分家族でのんびり散歩したり香港に
観光やショッピングにも行っていました。

それでも、療育機関なんてあるはずもなく誰にもどこにも
相談できない育児に私はどんどん孤独になっていきました。
昼夜逆転し続けるゆうだいに付き合って毎日徹夜をして
昼間は身体がだるくてウトウトしているので外出もできない。
次第に追い詰められていく自分が怖かったなぁ…。

十分チャレンジもしたし、一人で頑張ろうと必死でやって
きたけれど、「限界」というものがやがて訪れました。
夫は寂しいでしょうけど最後の1年は単身赴任。
2年以上暮らした中国を2人して後にしたのが2003年の春の
ことでした。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: