You’s World

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第1弾 BLEACH小説【恋次×ルキア】


「....ぁ?? 」

「だからバレンタインだと言っておるだろう?? 」

ぃゃ 意味わかんねぇから。


【バレンタインデー】●恋次とルキアの場合●


現世へは最近 よく来るようになった。

一護のヤロウの世話もあるし
ルキアもこっちにちょくちょく来るってんで
朽木隊長からの命により....
要するに 用心棒。
朽木隊長もすっかりシスコンがいたについちまって….

言ったら殺されそうだけどな。今度こそ。


「ぉぃ恋次」

「ぁ?? なんだてめぇ いたのかょ」

「なんだとはなんだょ。
 ついでにここ 俺の部屋だからいるの当たり前だろうがょ」

「うっせぇな。
 用もないのに俺の高貴なる名前を口にすんじゃねぇよ」

くそ。寒ぃ。
一護のベッドでごろりと横になった俺は 雑誌に目を通す。

「てめぇ
 今日を狙ってこっちに来たのか??」

一護が勉強机に頬杖をついて 右手で筆記具をもてあましながら聞いてきた。

「ぁん??なんだそりゃ。意味わかんねぇぞ」

一護に一瞥をくれてやる。
すると一護は肩をすくめた。

「知らねぇんならぃぃゃ。
 お前 甘いもんすきだろうがょ?? 」

「は?? だからてめぇ 言ってること支離滅裂だぜ?? 」

「まぁ なんだ。
 ぃゃ むしろ気にすんな」


俺はベッドから上半身を起こした。

「そいや ルキアの姿がねぇみてぇだけど」

「あぁ 多分たつきんちだろ」

一護はもうすでに課題に目を落としていた。
俺の言葉なんて 左から入って右から出てやがんだょ。

「あぁ?? たつきって誰だょ」

「井上のダチ。心配ねぇよ。遅くとも夕方には帰ってくんだろ」

「なんでそんなとこに行っちまってんだ??
 今日はここでなんかすんじゃなかったのかょ」

ったく。
お守りの俺の身にもなれってんだ。
最近 朽木隊長の機嫌 すこぶる悪いんだぜ??

それを知らず
一護はルキアの外出を許可し ルキアものんきに出てっただと??

「あぁ
 その予定だったみてぇだけど。
 俺の妹がキッチン占領中」

「ぁ?? キッチンて。
 そこでなんかする予定だったんかょ?? 」


「あぁ そぉだょ!!
 って!!
 てめぇ いい加減に黙れよ!! 知らねぇんだったらそれでいいじゃねぇか!! 」

バン!! と勉強机を一護が思いっきりたたいた。

「安心しろ!! 井上もいるから!!
 虚が出れば霊圧でわかんだろ??
 てめぇは暇なら寝てろ!! 」

近くにあったクッションを投げてよこすもんだから
俺はそれをキャッチして 

やっぱそのまま 寝転んだ。







「帰るぞ 恋次」

いつまでそうしておるつもりだ
と 頭上から声が降ってきた。

「….ぁ?? 」

いつの間にか寝入ってしまったらしい。

外はもう 月がでていた。


「何をしているのだ 恋次。
 早く帰らねば兄様にお叱りを受けるではないか」

.....てめぇのお叱りより俺の方がよっぽどひどいんだょ。

「ったく。
 てめぇにはほとほとあきれるぜ」


「てめぇも大変だな」

と一護が俺の隣で苦笑していた。













「ぁ??」

「だからバレンタインだと申しておるのだ」

わからんのか?? と首をかしげるルキア。
先ほどまでのラフな格好とは違い 夜に溶け込むような死覇装を身にまとったルキアは
きれいに包装された小箱を 突き出している。



「バ。。。。。?? 」

「バレンタインだ」


意味わかんねぇぞ??



「何だそりゃ」

「まぁ 恋次が知らぬのも無理はない。
 現世の風習だからな」


どうりで聞いたことのない言葉だぜ


「で?? それがどう その小箱に通じるんだ?? 」


「うむ。
 現世では女性が好意を抱いている男性に菓子を贈る日なのだそうだ」


「......は?? 」


こいつは馬鹿なのか??

そう言いたげにルキアの顔が歪んだ。
もっとも 月明かりだけが頼りなもんで はっきりとは見えないが。


「日ごろの感謝もこめるのだとも聞いている」


突き出された小箱は。


「あぁ 朽木隊長にか??」


「たわけ。
 兄様にはすでにお渡ししている」

....甘いもの苦手な隊長に??

「じゃ.....」

ルキアの首が縦に動く。

「もちろん お前のものだ。
 ありがたく受け取れ」


....どこまでもえらそうなんだな
お前は。

「ぁ。あぁ」

突き出された小箱は 俺の手に収まった。

「礼もいえぬのか」

「てめぇの好意だろがょ」


不意打ちを食らったように
ルキアは一瞬 表情を失うと
ふっと 笑った。

「それもそうだな」


好意を抱いた男性に...か。

あぁ

そのとき俺はやっとわかった。

「一護 このことを言ってやがったんだな?? 」

「一護が何か申していたのか??」

「ぃゃ あいつ 俺がこれ目当てに現世に来たと思っていたらしい」

そこまで図々しくねぇよ
と俺は口を尖らせる。

「一護らしいな」

クツクツと笑うルキアはどこか 楽しそうにも見える。

「あけてもいいのか?? 」

「ぁぁ」

月明かりがこぼれる縁側。
俺は 小箱を開けた。


「.....たい焼き?? 」

「それ以外の何に見えるというのだ??」

奇特な奴めと ルキアは目を細める。

「まさか」

「あぁ 作ったぞ??」

俺のつむぐはずだった言の葉を ルキアがつむいだ。

そしてそのまま手に持っていた酌をぐっと傾ける。

それに俺はあわてた。

「ぉぃ ルキア。
 さっきからお前 呑んでっけど大丈夫か?? 」

叱られるのは間違いなく俺だ。

それをルキアはやはりしらない。

「何を言うのだ。
 私は酒にはのまれぬぞ?? 」

ニンと勝気な笑みを浮かべた頬には
十分に赤みがさしていた。

「中身はチョコレートだぞ?? 」

「あぁ??チョコレートだぁ??」

現世で一護に食わされたことがある。
まずくはなかった。
むしろ 俺は好む味だった。

しばらくたい焼きを眺めていると
ルキアの手がたい焼きにのびた。

「味見はしておらぬ。
 私が一口いただこう」

その上でお前に吟味してもらうとしよう。

ルキアはそういって一口 たい焼きを食った。


しばらくもぐもぐと口を動かしていたルキアが
なぜか俺のほうを向く。

「ぁ?? どうしたんだ??
 まさか 失敗していたんじゃねぇだろ.....」

俺の言葉は最後まで続かなかった。

ルキアの口に食べられてしまったからだ。

「。。。。。。!! 」

唇に慣れない暖かさ。
そして

口の中に広がる

ルキアと甘い味。



ごっくん。


「どうだ?? 失敗はしておらぬだろう??」

やはり勝気な笑みを浮かべるルキア。
しかし目が完全にとろんとしていた。

「。。。まぁな」

本当は
てめぇ 何するんだよ!!
酒癖の悪さにもほどがあっぞ!! と
どなってやろうと思った。

だけど。


『現世では女性が好意を抱いている男性に菓子を贈る日なのだそうだ』

言えねぇじゃねぇかよ。
ちくしょう。


「どうだ?? うまいだろう?? 」


にっこりと微笑むルキア。



だぁぁぁぁぁ!!

うっぜぇ!! 俺の理性 奪いやがって!!

知らねぇかんな!!

「おぅ。うまい」

「だがな」

「??」

顔を上げたルキアの口を 俺は奪った。


「....ん。ふぅ」

甘い吐息がくらくらさせる。

ルキアの口の中はまだ
チョコレートの味がした。



「お前のほうがうまい」


「たわけ」




安らかな寝息を立てるルキアを
俺はそっと抱きかかえると
俺の布団へと運んだ。

「サンキュ」

ルキアは聞こえたのか
うっすらと微笑んだ。









■ 作者あとがき■

甘っ!!!甘すぎっしょ?? これ!!
やばいょ!! ヤバス!!
ここでァタシのしたいこと全部しちゃったから
あとの小説 続かねんだょ!! (ぉぃ

ルキア攻 やってみたかったんです。
でも きっとァタシのルキアは素じゃあんまやってくんない。
だから 酔わせました。
月が綺麗だからのんだのでしょうね。

しおらしい恋次。
もっと書きたかったなぁ。。
でもここは男だからって 頑張らせちゃった。
ごめんね 恋次(笑

バレンタインって言えば 口移し!!

ぁれ?? ァタシだけですか??


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