暗黒魔王
が 言
いました。
「ペケ!お 前
のお 母
さんは だいぶ 弱
ってきたぞ・・・
時間
の 問題
じゃな。」
「え!!そんな・・・お 母
さんが・・・」
「もう 何日
も 食
べモノを 与
えてないからな・・・」
「お・・・お 願
い!!お 母
さんに 食
べるモノを・・・・」
暗黒魔王
が 不気味
に 笑
いながら 言
いました。
「フォッフォッフォ・・ほぉ~、お 母
さんを 助
けたいか?」
「は・・はいっ!なんでも 僕
するから、お 願
いします!!」
「では ひとつだけ 方法
があるが・・・やるか?」
「は・はい・・・」
「お 前
が 手
に 入
れるんじゃよ。 嘘
をついて 食
べ 物
を・・」
「え?? 僕
が??」
「それが お 前
の 母親
の 分
の 食
い 物
にもなるのじゃ!
大切
なのは 嘘
をついてせしめることじゃ」
「えっ? 僕
が 嘘
を?・・つけないよ・・」
「なに 出来
ない?。ならばお 前
を 食
らうぞ!
そして・・ 白
キツネも・・」
「いやだ!」
「 小僧
! 俺達
は 嘘
を 食
って 生
きているのじゃ!!
いいか?? 嘘
じゃ・・ 嘘
でせしめた 食
べ 物
・・
とくに・・ 嘘
で 固
めたお 寿司
なんか 最高
じゃ!!」
「 思
い 出
しただけでも ウァ~オ~~ッ! よだれが~」
暗黒魔王
の 国
では 「 嘘
」という「 霞
」を
食
べて 生
きていくのです。
悪
い 行
いが、 食
べるものになるのです。
人
を 騙
したり、いじめたりして・・・。
「なかでも、ワシは・・
おお!いかん、いかん、 本題
本に 戻
らねばの・・」
「お 前
が 嘘
をついて、 食
べ 物
をせしめたら、
ひとつをお 母
さんにやろう」
「でも・・やつぱり・・ 僕
・・ 嘘
なんてつけないよ・・」
「それでは 白
キツネは 死
ぬしかないな・・」
お 前
が 殺
すのじゃ!!
白
キツネを! 母親
を!!
「そんな!!そんなの・・・いやだ!!」
「では・・どうするのじゃ?」
「 食
べ 物
を・・ 食
べ 物
をもらってくるんだんね? 嘘
をついて・・」
「そうじゃ。そうすればお 前
の 母親
は 助
かるぞ」
「ほ・・ほんとだね?」
「トイチ
君
の 冒険
」
ペケ 君
の 嘘
の 巻
・ 第12回
小
さな 嘘
暗黒魔王
から 嘘
をつき 食
べ 物
をせしめてくれば
お 母
さんを 助
けてやる・・そんな 無理
な 約束
にペケ 君
は??
どうなるん?? 気
をつけてね!!「ペケ 君
」
「あぁ・・・ 約束
しよう。どんな 言葉
でもよい
嘘
をつくのじゃ、そして 食
べ 物
をせしめてこい」
「そしたらお 母
さんを 助
けてくれるんだね? 本当
だね?」
「そうじゃ。 約束
しよう」
「でもな・・・けして 言
ってはいけない 言葉
があるのじゃ」
「えっ?それは?」
「 感謝
の 言葉
じゃ・・」
「 感謝
の 言葉
??って??」
「わしは、 嫌
いじゃ!ペッペッペ!あれはどうもいただけない・・」
「あ・り・が・と・う とか?」
「え~~い! 言
うな!その 言葉
が 一番嫌
いじゃ!
頭
が 痛
くなる!いまいましい」
軽
くペケ 君
、 逆襲
です。ガンバレ!!
ペケ 君
は 考
えたのです・・
(とりあえず・・お 母
さんを 助
けるための 小
さな 嘘
なら・・)
(ここから 逃
げ 出
して、お 母
さんを 助
ければいいんだ・・)
「・・・・うん。 言
わないよ。 約束
するよ」
ペケ 君
・・ 泣
く 泣
く 暗黒魔王
と 約束
をしてしました。
「そうか!! 小僧
!!」
あぁっ・・ 約束
しちゃった・・
よほど 暗黒魔王
、 嬉
かったのか・・なぁ?
それほどペケ 君
のお 母
さんが 強敵
だったんですかね?
「そうか!!よし! 判
かつた!!おい 黒
コウモリ!!」
「へい、なんでやんしょ?」
「あのな・・ゴニョゴニョ・・・」
「へい!わかったでやんす」
暗黒魔王
と 手下
コウモリはなにやら 相談
をしました
なんだろ? 気
をつけてね!!「ペケ 君
」
「それではお 前
にも 食
べ 物
をやろう・・ホレお 寿司
じゃ」
「お 寿司
?」
「そうじゃ」
「『おいなりさん』はないの?」
ペケ 君
、 意外
とやりますネ~
「う~~っ!! 贅沢
な 小僧
じゃ!!
つべこべ 言
わず・・はやく 食
え!!」
ペケ 君
!!なんだか・・この 巻寿司
、 怪
しいよ!!
たべちゃ・・・ダ・・・ 駄目
・・っ!!
あ~あ・・・ 食
べちゃつた・・・
そうです!! 手下
のコウモリが のり 巻
に 変身
して、
ペケ 君
を 操
ろうとしているのです
「 小
さな 嘘
」を 上手
く 利用
されてしまったのです
大人
って・・いいえ 暗黒魔王
ってずるい 奴
です。
こうしてペケ 君
は 暗黒魔王
の 手下
になってしまいます。
そして・・ 神
の 使者
の 子
として 言
ってはならない
『 小
さな 嘘
から 大
きな 嘘
』を 覚
えさせられてしまったのです
「では、もじゃもじゃの 森
へ 行
け!!
そして 食
べ 物
をせしめて 来
るのじゃ!」
そして・・ 悲
しいことに・・ペケ 君
は 「もじゃもの 森
」で、
手下
のコウモリに 操
られ 出会
う 人達
をだまして
食
べ 物
をせしめるようになってしまったのです。