ゆーじんちゃんのお部屋

娘が夜に塾から帰ってくるやいなや・・

娘１「お母さん、大変だ」

おら「また出たのかよ」

娘１「ここんところ不吉だったんだ。あの土曜の食事会のあとからだ。あの帰り、タクシーの中から道端に止まってるバンを何気なく見たとき、バンに大きな赤ちゃんの顔が映ってるんだよ。そのときから変な感じが続いてるんだ」

おら「ふーん、それで？」

娘１「今、家に帰ってくるとき、いつもなら誰かが必ずアパートの構内を歩いてるのに今日に限って誰もいないんだ。怖いなー・・と思いつつ歩いてると前に黒い長い髪の黒い服を着た女の人が歩いてて、「これ幸い」と思って急いでついていったんだ。するとうちのアパートの前ですっと車の間に消えたんだ。」

おら「車の間に隠れたんじゃないの？」

娘１「いや、消えたんだ。ぞーーっとした。それで怖くてアパートに入ると、これまた今日に限って警備のおじさんが巡回中でいないんだ」

ふんふん・・恐怖映画でよくあるパターンだ・・

娘１「怖い怖いと思ってエレベーターに乗ると、今度はドアに外から指が挟まってるんだ」

おら「はさまったまま上に上がったの？」

娘１「すこーしだけ挟まってた。で、降りるときにわーっと出てきたら怖いのでびびってたら、出てこなかった。でも後ろ見ると必ずいそうで振り向かずに走ってきたよ。そしたら今日に限って近所の犬がほえるし」

おら「そりゃ走ったらほえるよ」