風が薫る 焼けた肌を優しく吹いて ココナッツの甘い匂い 日が照り付けて 眩しいと目を細め そのまま夢の世界へと引き込まれる |
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* | 夜は暗いものなのか 夜道は怖いものなのか 人がいないと怖いのか 物音がしないと怖いのか そっと目をこらして そっと耳をたてて 感じてみよう 月が頬を照らし 星がウィンクをし 虫が音色を奏で 風がささやきかける 大丈夫だよね 1人じゃないんだ |
入れ物というのは その中に入れる限界がある 限界がない それはただ空間 私の心は 沢山の想い出で詰まってる でも 気が付くと その想い出たちはぽろぽろとこぼれてく いかないでと 泣きながら こぼれいく想い出たちをすくいあげる でもまた手のひらからもこぼれいく はてのない空間になれたら |
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仰げば冷たい空の彼方で かすかにそよぐ風の鼓動 伏せれば凍った海の底から 小さく揺れる泡のささやき 伝えたい 私の叫びが風になり泡になり かすかで小さくなっても もしあなたがまだそこにいるなら きっと届くと信じて叫び続ける 伝えたい 目を閉じて 闇の中の灯りを感じてほしい 遠く遠く まだその先の時の中から |
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沈んでた時、君は言ったよね 高く飛ぶ前にはしゃがむものだよ 疲れてた時、君は言ったよね 遠くに飛ぶ前には走るもんだよ じゃ、今度はどう言ってくれるの? この壁は高すぎるよ しゃがんだって 走ったって 登れないよ しがみついたって 爪が割れたって 無理だよ ね、何て言ってくれるの? ね、何か方法はあるの? ね、何か言ってよ 静かに息を吸い、君は言ったね 僕の思ってた事はみんな、そう、君自身が思ってたんだよ 僕は何も言ってない、そう、君がそう思ってたのを伝えただけだよ この壁だって この無理な事だって こたえが出るよ それまで それまでさ その壁に寄り添ってゆっくりしようよ その壁は固くて高くて頑丈だけど ね、わかるでしょ? うん・・・暖かい・・・ |
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