エジプト生活 2





エジプト第一夜を過ごし、次の日は前任者と一緒に会社の「駐在員事務所」へ挨拶に。そして、自分がこれから勤務するエジプトの公共施設の本部へも挨拶に行った。
これから実際に住む町はカイロではなく、「アレキサンドリア」というエジプト第二の都市。地中海に面した、ナイル川の最下流の町なのだ。
アレキサンドリアへの移動は翌日、ということで、午後は自由時間。前任者はこともなげに「じゃあピラミッドでも観にいきますか?」という。
何を言い出すんですかアナタ。ピラミッドなんてもんは砂漠をラクダに乗って遠く旅した先にあるもんでしょ?そんな「午後時間があいたからちょっくら観にいく」なんてたぐいのものでは無いはずさ!
ところが、ですね。意外にもカイロ中心部からタクシーにのってほんの20分くらい走ると、ででーーーんとピラミッドがあるんですわ。ええ、有名な「ギザの三大ピラミッド」ってやつが。
よくテレビや写真でみるピラミッドは、まわりが砂、砂、砂で
遠くに地平線、じゃないですか。
確かにそうなんですけど、ぐるっと回って反対側から見ると、ピラミッドの後ろにわりと近代的な建物なんかが見えるんですな。はは~ん。やっぱそれだと雰囲気でないから、皆写真を撮るときなどは町並みが写らないようにするのだなぁ。ダマサレタ!!
といいつつ、自分が写真を撮るときは、やっぱり町並みが写らない、砂漠に見える方向から撮ってしまうのであった。

もう一つ、イメージと違っていた事。それはピラミッドを形成する石の一つ一つのデカさ。
ピラミッドの一段一段は階段みたいになっていて、ひょいひょい登っていけるようなイメージじゃありません?おいらの中ではそうでした。が、
デカイっすね。一段が。登るとしたら「よじ登る」といった感じでしかのぼれませぬ。
egypt3

こんなものを、機械もなにも無い時代に作ったってのは、想像を絶することですなぁ。宇宙人が作ったって説が出るのも頷けます。

ピラミッドのすぐ下のほうにはスフィンクスがおり、番犬のように座ってます。その前あたりに みやげもの屋 やレストランなんかがあり、そこのテラスで前任者とビールを酌み交わしました。
エジプト国産ビール「 ステラ 」。
宗教上、お酒を飲まないはずの国の、国産のビール。なにやら矛盾してるような、そうでないような。後々わかるのですが、このステラってビール、ビンごとに味が違う。アタリとハズレの差がとっても大きい、ドキドキビールなのです。お店によっては常温で出てきますから。
しかし乾いた空気の中、気温は30度を楽勝で超え、その中をうろうろ探索した後ですから、ビールはもちろん「サイコーーーーー!!!!」です。
しかも目の前にはスフィンクスとピラミッドがズラーリ。
「もー、サイコー。うまいっすねーーーー!」と超ご機嫌なおいらを見て前任者は言いました。
「楽しそうだねぇ。安心したよ。実は以前来た人は来るなり匂いがイヤだ、エジプト人がイヤだっていって、最後はノイローゼみたいになって日本に返されたんだよ。でも、君は全然大丈夫そうだね」


「いやもう、楽しくてしかたがないっすけど!」




                   次回はアレキサンドリアだーー!       
                  つづいちゃうぜ!

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