エジプト生活 14

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エジプトの道路は混沌としていた。
自動車、バス、トラックに混じり、馬車、荷車を引いたロバまで走っているのだから、それもやむなし。
カイロはさすがに国際都市だけあって信号機は一応ある。
しかし、アレキサンドリアでは、当時、おいらが知る限り、信号機は一箇所だけであった。
そのため、この街で生活していくのに、道路を横断する技術は必要不可欠であり、それが出来ないと移動に時間がかかってしょうがないのだ。
赴任当初は、何度も何度もタイミングを間違い、運転手に怒鳴られたり危うく轢かれそうになったりしたものだが、
何ヶ月かの修行の後には、ばんばん行き交う車の合間を、まるで突進するブタの間をすり抜ける力石徹のように横断できるようになった。↓こんな感じ。
力石

突然ですが、タクシーの乗り方。
タクシーを見かけたら、手を上げるのは日本と同じ。しかし、エジプトのタクシーは停まってはくれません。スピードを緩めて近づいてくるだけ。
そこで車に向かって行き先を叫びます。「ザマレック!!」など。
運転手が「OK」と思えば停まってくれますが、行き先が御気にめさない場合は指を「ノン・ノン」と振りながら走り去ります。
なぜこうなるか、というと、例えば自分がタクシーに乗ってホテルへ向かっているとします。そのタクシーに向かって手を上げる人がいると、タクシーはスピードをゆるめ、そっちに寄っていきます。
その人が行き先を叫び、それがおいらのホテルの方向であれば
乗せちゃいます 。うそ~ん?
最初はびっくりしましたよ。なんでおいらが乗ってるのに別の人ものせちゃうわけ?って。でもこれがエジプトのタクシー。

すべてのタクシーに一応メーターはついてましたが、動いている物は見たことがありません。
流しのタクシーに乗る場合は、大体の相場を降りる際に手渡します。相場と大きく違わない限りはそれでOK。
問題は、空港や観光名所などのタクシーです。この場合は乗る前に必ずきっちり値段交渉をしておかないと、あとから大変です。
最初に言ってくる金額は、相場の100倍くらいだと思ってまず間違いありません。
それを聞いたらまず 失笑する
そして苦笑いをしながら去ろうとすると、10分の1に下がります。そしたら今度は あきれ顔 でじっと見つめます。これでさらに半分くらいにはなります。
おいらは大体、相場の2倍くらいの金額で手を打っていました。がんばれば相場の値段まで下げさせることも可能ですが、そうするとぼったくる気まんまんのエジプト人は明らかにふてくされます。ご機嫌ナナメになります。

だからまぁ、相場の2倍っつても十分安いし、いいんじゃない?っておいらは思うんですけど、人によっては「そーゆーふうに払ってしまう人がいるから、皆ぼったくろうとするんです!キー!!」って人もいるので、なんともいえませんが。

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