あっさりした国境





デュッセルドルフから車で走り出す。
1時間も走るとオランダだ。

そこには一応国境があり、いざとなったら閉めちゃうよ的なゲートと
いざって時はパスポートもチェックしちゃうよ的な設備がある。

が、そこが閉まっていたことも、パスポートをチェックされたことも
一度も無い。
ブーン・・・・・と通過して、そんでおしまい。
そこからはオランダなのだ。
あまりにあっさりし過ぎていて、最初はドキドキした。
ホントにいいの?わし、入国しちゃうよ!
パスポートもちゃんと持ってるよ!見てよ!
でも、誰もみちゃあくれない。

これがどーにも日本人の、それも北海道人のおいらには新鮮であった。
だって、普通に車を運転したまま、別の国に入っちゃうんですよ!!

おいらの地元、北海道ですと、車に乗ったままでは県境さえ越えられないんですから!
日本人にとってはこの「国境を越える」って事は、普通は飛行機に乗ってやることですよね。
ごく稀に「船で」ってのもあるでしょうが、とにかくそれは「特別な事」であるはず。

ヨーロッパの、いわゆるEUに加盟している国間の移動については、もうほとんど
フリーでございました。
パスポートなんか見てもくれない。
まるで「ヨーロッパ」って国の、ドイツ県、フランス県・・・・といった感じ。

唯一、パスポートコントロールが厳しいのが「イギリス」。
週に1回はイギリスに行っていたおいらも、毎回毎回、「目的は?」「滞在日数は?」「宿泊場所は?」と聞かれる。
うるせい!
と思う反面、「ああ、いまワシは確かに別の国に来たのだ」と感じるのです。

ドイツに住んでいた3年の間、それなりに夏季休暇や冬季休暇がもらえたので、
いろいろな国を訪れた。
出張でもいろんな国に行ったが、やっぱり仕事で行くのと遊びに行くのでは、
全然違いますな。
やっぱ、心行くまま、気の向くまま。
そんな旅が大好きなのです。

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