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2学期が始まり、しばらくの間はつらかった。
毎日、泣いていた。
蓮ちゃんに怪訝そうな顏で「どうしたの?」なんて、聞かれると「ママは病気なの」と答えてた。
不安感とか、色々あって、夜ひとりで買い物とかも出られなくなり、徒歩3分のスーパーに行くにも蓮ちゃんに付き合ってもらい、その腕にぶら下がるようにして買い物に行ったりした。
蓮ちゃんは中1だけど雪薔薇よりも身長が高く、またしっかりして頼もしい感じだし、雪薔薇と腕を組むのが決していやではなさそうで、むしろ嬉しそうで、それは救いだった。
でも目の前に雪薔薇の可愛い娘である蓮ちゃんがいるにしても、自分の苦しみはどうしようもなく、本当にどうして良いか分からないほど・・・つらい毎日だった。
今の年になるまっで、こんなに人生がつらいとは思わなかったとも思った。
これほど生きること、これほど人生がつらいと知っていたら、雪薔薇が生んだ子供たちに悪いから、絶対に生まうとなんて思わなかっただろう?なんて思った。
だから、蓮ちゃんに思わず、「生んじゃってごめんね?生きてるのってつらくない?」なんて聞いたりした。
蓮ちゃんは怪訝そうな顏をしつつ、「別に。どってことないよ」と応えてくれた。
ユウも必死で励ましてくれた。
しかしユウは仕事帰りに寄って何時間も費やして励ましてくれたのに雪薔薇がまたその後のラインで被害者ぶったことを書いていたら、とうとうこらえ性もない感じで、怒りのスタンプを沢山連発して、しまいに自分の方がリスカしたい、身を投げて死にたいとまで、書いてよこしてきたっけ。
客観的に・・・ユウの気持ちは理解できた。
自分が疲労困憊しているのにも関わらず、愛情と時間とエネルギーを費やして、良くなってくれたかな?と思いきや、まだドン底の淵の中に徘徊し、再び私なんか・・・と言っている母親を見るのは、徒労感もあるだろうし、そりゃあ、つらいだろう?と思った。
ユウは昔の雪薔薇の話をして、ユウが小さかった頃の昔の雪薔薇は本当に強かったと言っていた。
恐れを知らない感じだったいう。
「お母さんさえいてくれたら、何も恐れるものはない」というくらい、「そりゃあ、強かった」と言う。
昔、雪薔薇を先頭にユウ(次男)と長男の3人で歩道を渡っていた時にいきなり路地から、トラックが来て轢かれそうになったけど、雪薔薇は動じることなく、ただトラックの方に向き、右手をトラックに向けてストップのような合図のように差出し、トラックを止めたそうである。
トラックは急ブレーキをかけ、雪薔薇からわずか30cmくらいのところで止まったそうだけど、雪薔薇は微塵の恐怖も驚きも見せず、そのまま前を向き直し、歩いたそうなの。
2人の息子たちは雪薔薇のことを「お母さんは片手でトラックも止めてしまう人。常人ではない」と心から畏敬の念を持っていたそうなの。
雪薔薇は夢見がちで、いつもぼんやりして歩いているから、怖くなかったような気もするけど・・・。
でもそういう話を聞くとふと私も昔の恐れを知らなかった頃の自分を思い出し、ふと我に返ったりする。
そして何とか自分を救わないと子ども達も潰れてしまうと思った。
私は母親だから、たまには落ち込んでも良いけれど、長期的に落ち込んでいたら、その負担が子もど達にいくから、何が何でも救われなきゃならないと思った。
それで本を読んだり、良さそうなDVDを買ったり、バッチのフラワーエッセンスを藁にもすがる思いで飲んだりした。
そうこうするうちに今週の初めくらいから、またトンネルから出てこられたの。
それでもどんなに苦しい時でも夜も朝も一人で苦しくて泣いていても、まだ一日も学校は休んでいないです。