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現地小学校4年生のうちの長男は、北京で生まれ、年に1~2回日本に短期帰省するほかはずっと中国で生活してきました。幼稚園入学前までは、ほとんどの時間を母のつばめと過ごしていたため、日本語のほうがやや得意かな、という感じだったのですが、現地幼稚園に行き始めてから、中国語の会話力が伸び、兄妹間の会話も中国語になっている時が多いです。ところが先日、ひょんなことから、ある知能テストを日本と中国の両方で受けたのですが、その結果を見てびっくり。この知能テストは世界各国で広く使われており、どの国のバージョンで受けても結果のブレはほとんど見られないと言われている、なかなかに信ぴょう性の高いテストです。いくつかの項目があり、確かにほとんどの項目で日中で数ポイント程度のずれしかみられなかったのですが、ひとつの項目だけ、日本と中国でのテスト結果に大きな差がありました。その項目とは、「言語理解能力(言語推理と概念形成)」。なんと中国語の言語理解能力より日本語の言語理解能力のほうが、30ポイントも点数が高かったのです。つばめは、チビちゃんの中国語会話力の流暢さばかりに目が行き、子供の語学力は、中国語のほうが日本語よりも高いと思い込んでいたのですが、子供の深い所にある言語の理解能力は、日本語のほうがずっと高かったのか、と驚きました。IQレベルで30ポイントというと、圧倒的な開きです。つばめは日本語教師として学生を見てきて、日本語0から始めた学生が、2~3年もすれば日本人顔負けにペラペラと日本語を話すようになる人もいるのを知っています。天性もありますが、全体的に見て、会話能力は、比較的短い時間で身に付けられるようです。それに比べ、書き言葉や、深いところの言語理解能力というのはそう簡単に母語話者並みにというわけにはいきません。長期間にわたる学習の蓄積が必要なのです。だから、表面的な会話の流暢さだけを見て、その人の総合的な言語能力を推し量ることは難しいのだということに、今更ながら思い至りました。この結果から気づいたのは、家庭環境が子供に与える影響の大きさ。中国に生まれ育ち、父親は中国人、両親間の言語も中国語で、子供はすでに中国の義務教育を4年近く受けているにもかかわらず、子供の言語理解力は、家庭でほぼ母親とのみ使用する言語である日本語のほうが現地語である中国語より圧倒的に高く、容易には逆転しそうにない差が開いています。そういえば、チビちゃんが家で手に取る本の大半は日本語の本で、中国語の本は漫画以外あまり手に取ろうとしません。テレビも、日本語のほうをよく見ています。少なくとも、我が家に限っては、家庭環境が子供の言語理解能力の育成に与える影響は、一日の大半を過ごす学校教育の影響よりも今のところずっと大きいようです。この状況は我が家だけの特殊なものであるかもしれませんが、少なくとも、中国で生活する日中ハーフのお子さんを持つ親御さんは、「うちの子も口から出るのは中国語が多くて、 中国語のほうが得意のように見えるけれども、 子供の深いところにある言語理解能力は ひょっとして日本語のほうが高いという可能性もある」ということは、意識しておいてもよいかもしれません。その場合、いくらペラペラ中国語をしゃべっていても、中国語での理解能力は日本語に追いついておらず、うちのチビちゃんもそうですが、中国現地校に通った場合、子供はずっと不得意なほうの言語(中国語)で学校で各教科を勉強しているということになります。家庭環境の中国語の言語育成に対する後押しの希薄なまま、子供は中国の現地校で言葉のハンディを持ちながらなんとか学んでいかなければなりません。チビちゃんについても、中国語の言語理解能力が、本来ならもっと伸ばせるはずのその他の能力を開花させる足かせとなっている可能性があるようで、(実際、中国でのテストの総合IQ指数は、 言語理解能力が足を引っ張り、日本より10ポイントも低かった)もし単一言語環境で育ててあげられていたら子供にとって苦労は少なかったろうに、と少しかわいそうにも思いました。(といっても、中国人の父と日本人の母の元に生まれたのだから 仕方ないですけどね!)家庭言語と学校での言語が異なる、二か国語環境に育つ子供たちは、やっぱり色々と大変です。私たち日本人の親は、子供の日本語力ばかりに目が行きがちですが、一見中国語を普通にしゃべっているからと安心せず、子供は言葉の面でハンディがあるのだということを忘れずに、必要な対応を考えてあげないといけないんだろうな、と改めて思ったつばめなのでした。↓学校の保護者会。まずは講堂で児童心理の専門家の講演。 クラスから先着4名の保護者が講堂で話を聞き、 その他の保護者は教室で講演の様子を生放送で見ます。保護者会1 posted by (C)つばめ保護者会2 posted by (C)つばめ保護者会3 posted by (C)つばめ保護者会4 posted by (C)つばめ保護者会5 posted by (C)つばめ保護者会6 posted by (C)つばめ保護者会7 posted by (C)つばめ保護者会8 posted by (C)つばめ保護者会9 posted by (C)つばめ↓講演後は各教室に入り、国語、算数、英語の 各教科担当の先生の話を聞きました。教室1 posted by (C)つばめ教室2 posted by (C)つばめ教室3 posted by (C)つばめ教室4 posted by (C)つばめ
2018/11/19
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気が付けば北京も秋が深まり、黄色く色づいたイチョウの葉がハラハラと舞い散る様にまもなく冬が到来する予感を感じるこの頃。最近の気温は0~10・15度前後で最低気温はまもなくマイナスに突入する勢い。それほど寒さは感じないとはいえ、朝晩それなりに冷え込むので、電気ストーブを出して暖をとっていたのですが、昨日セントラルヒーターの中をお湯が通る音がするので触ってみると、暖かい。北京は通常だとだいたい11月15日前後からセントラルヒーターが入りますが、今年は11月7日。試運転しているだけかもしれないけど、今家の中は暖かいです。最近、秋晴れの青空が広がるいい天気が続いたので、朝のウォーキングを始めました。北京の胡同を1時間ほど気持ちよく歩くと、よい1日のスタートが切れる気がします。これまで近所をゆっくり歩くということがほとんどなかったので、新たな発見があったりして、楽しいです。会社員時代は、目・肩・腰が痛くて最後のほうは座っているのも辛いぐらいでしたが、会社を辞めて半年、いつのまにか腰痛も回復。しかしずっと家で仕事をしていると、会社員時代よりも動かなくなり、万歩計を見ると、一日数百歩しか歩いていない日も。こりゃいかんと始めたウォーキング。三日坊主にならないよう、続けていきたいと思います。↓大通りからちょっと入ると、 北京の素敵な胡同の世界が広がっています。秋1 posted by (C)つばめ秋2 posted by (C)つばめ秋3 posted by (C)つばめ秋4 posted by (C)つばめ秋7 posted by (C)つばめ秋8 posted by (C)つばめ秋9 posted by (C)つばめ秋10 posted by (C)つばめ秋14 posted by (C)つばめ
2018/11/08
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