変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2005/02/22
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カテゴリ: キネマ
本日は松本清張のかつてのベストセラーの「点と線」の映画をみたなーあ・・・
東映の刑事物ってなーあ、かなり刑事が威圧的に見えるんですなーあ。
「飢餓海峡」の健さんでにも、おなじようなものを感じましたがな~あ。
この刑事はんは、南廣でしてねぇ、横に新人という文字が入ってますがなーあ。
だから、上司にな~あ、志村喬が起用されてますわなーあ。これも、東宝とはいってまして、よそから借りてきたんですなーあ。

監督の名前はよく覚えてますよ。小林恒夫ですねん・・・
わてにとっては、小さい頃覚えてた、監督の一人ですわ・・・
そんなん、クロサワなんてしりませんからねぇ・・・
わてに小さい頃の印象がいちばん強いのは、「月光仮面」ですからなーあ。


 「点と線」一度見てるんですよ。70年後半にねぇ、ホールか映画館かは覚えてませんがねぇ・・
東映が、このころ旧作を、ホール借りて土日だけ上映したことがあるんですよねぇ・・
もちろん、大阪の話ですが、ホールはサンケイホールですわ・・
見ましたよ・・ 「月光仮面」「笛吹童子」「紅孔雀」それに「大菩薩峠」三部作、それと「点と線」ですなーあ、錦ちゃんの「宮本武蔵」(五部作)はオールナイトでねぇ、梅田新道の東映で見ましたがな~あ。

 しかし、この作品ってのは、楽しみ方ねぇ。まあ、トリックのおもしろさ、これは小説にかなわないでしょう・・
そしたら、殺人事件の背後の愛憎ドラマねぇ・・、それに鉄道、時刻表の楽しみねぇ・・・
どれも、中途半端でしたな~あ

わてでっか、鉄道を楽しんだのでなーあ、大満足ですよ。香椎駅をSLを通り過ぎるシーン、それに青函連絡船のシーンとねぇ・・ もう、うれしくってねぇ・・

 東映の刑事ってなかなか、いい暮らししてるんですなーあ、本署からやってきた刑事と、地元の刑事が一杯飲みながらねぇ、事件のことを語るシーンなんか、おてもやんの宴会の姿が映るんですがな~あ。まあ、そんな料理屋のところでねぇ・・・
それに、鎌倉に聞き込みに行くシーンなーあ、果物籠を見舞いに持参するんですなーあ。
清張の作品でも、松竹の刑事とはなーあ、全く違いましてな~あ・・・


 そういえば、清張の作品見たくなりましたな~あ。

 この、「点と線」も女の悲しみねぇ、肺病で鎌倉で療養している妻、妻の一番大切な役目ができない妻、それでも、夫に女ができて、公認してるようでも、憎しみが募ってくるという悲しさ・・・
ちらっと出てるんですがな~あ・・・
 ラストで夫が妻の機嫌を取ろうと接吻するんですがなーあ・・そのあとで、「うがいしなくっちゃ」と妻の目の前でいうシーンですがな~あ、これが印象的でしたなーあ・

 役者の持ってるイメージというのがねぇ、作品をつまらなくするんですなーあ。だって、時代劇での斬られ役の大物に山形勲が登場すると、犯人と思ってしまいましたからな~あ。


見たという、横須賀線のホームから向こう側のホームを見渡せるのが4分間あるという、そのわずかな間に見たという偶然性ねぇ・・
 もう一つは、香椎駅の2つの証言ねぇ、国鉄を降りた客を見たという店主の証言と、西鉄の駅で降りた乗客が見たという証言ねぇ・・この証言の追い込みが弱くて、最後にとってつけたように入るんですがな~あ。
アベックという、なつかしい言葉ですなーあ。

 あとは、札幌へ青函連絡船を使って行ったというアリバイ崩し、これもなーあ、あまりうまくないですなーあ。
 高峰三枝子なんて、大物が出てるんですからねぇ、それで大サービスの映画だったんですかな~あ。まあ、推理小説は難しいですなーあ。





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最終更新日  2005/02/22 10:49:20 PM
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