夢飛行

夢飛行

012



私は当分其処から動けなくて、ただ声を殺して泣くしかなかった。






なんでなん。






お手伝いしない訳やないのに・・







ちょっと遅かっただけやのに







なんで叩かれないとあかんかったんちやろ?







夕飯もいつもより早く食べて、逃げるかのように自分の部屋へと向かった。







きっと叩かれたのはやるべき事をやらなかったから。。







だから、これは自分のせい。







分かってるねん。







自分のせいやって事も分かってるねんけど・・








なんか、自分はいらない子のように思えた。







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