上京編



ある。

高校卒業後の進路は3つ程候補があったが、なにしろ中学の頃から「東京」というと

ころにヒジョ~に憧れていたから、とりあえず東京に行くことが大前提の上進路を

決めた。

東京に行きたかった理由が2つ。

1つは親元から離れ、花の都で生活してみたかったから。

2つ目はとても深刻な理由。

生まれつきゆんぽ~のほっぺはりんごのごとく「まっかっか」で思春期の頃に気に

なり始めた丁度その時にMY母が、「東京で生活すると治るよ(経験者)」と言ってたか

ら。

(その後こうも言った「いなかに戻ると元に戻っちゃうけどネ」)

上京するといった時、親よりも親戚に反対をくらった。

友達はこぞって心配してくれた。

「ゆんぽ~お人よしだから飴玉もらったからって知らないおじさんについてっちゃだ

めだよ」(う~ん)

母からの条件で1人暮らしはだめ!と言われ、友達と同居することを考え計画した

が、ドタキャンくらって、もうだめだ~と思っていたら、千葉県に住んでいるおば

が「うちに来る?」と声をかけてくれた。

天の助け~!ありがたく居候決定!

父からの条件は2つあった。

「1つはクレジットカードを作るな」

「もう一つはパチンコするな!お前は俺の娘だからきっとハマる!」

(その通りでした・・・)

上京の日、父は振り返らず背中を向けて見送ってくれました。

母は一緒におばのうちまで送ってってくれました。

母が田舎に戻る日、駅まで送った帰り道は、人目も気にせず、涙があふれて止まり

ませんでした。

                              ―つづく―


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