さかさまの缶詰

2008.03.25
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人混みを縫うように歩きながら人識は口を尖らす。


「勿論声をかけたさ。だが彼女の様子を見たらお前も近寄ろうとは思わないだろう」


「もしかして…イッちゃってんの?」


顔を歪ませる少年に曲識は悪くないと呟く。


「自らの愛するものが策略故とは言えどもデートをすることが気に食わないのは仕方のないことだとは思わないか?」


言葉を紡ぎ出し微笑む曲識とは裏腹に、人識はため息を吐く。


兄貴にも困ったもんだぜ、なんだって姉貴がいんのにこんなところに他の女と来てやがんだ?
こんな姉貴の好きそうなところによぉ…






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Last updated  2008.03.25 12:41:42
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