■ゆりのHP(*^U^*)詩&恋愛小説&同盟■

White*Love 雪の降る夜に


セツヤがマイの事について話をした日から、
私はセツヤの存在を忘れようとした。
今まで毎日かかさずにしていたセツヤとの会話やメールも一切とだえた。
メールは私が送るわけでもなく、セツヤも送ってこない。
今は相手の存在を忘れようとする事で、この胸の痛みや弱さをも消そうとしている。
「これで・・・いいんだよね?」
私はそう思うことにした。
胸の傷はふさがっていくのだろうか・・・。


セツヤと別れたわけではない。
ただ自然消滅へと進んでいく関係。
それが逆に私は辛かった。
もう一度・・・あの楽しかった日々に戻れるかもしれない・・・と思う期待。
もう・・・終わりで・・・いつ別れを告げられるか・・・という不安。
その両方を私は抱えていた。

 <<こんな辛い想いがあっても
   「好き」な想いの方が大きいのが
   不思議なくらいだった・・・。>>



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