■ゆりのHP(*^U^*)詩&恋愛小説&同盟■

White*Love 雪の降る夜に


もう・・・何も求めない方がいいのかもしれない。
求めるだけ、辛い事が返って来る。
それなら、もう求めなければいい。
私は震える指でメールをうった。
[わかった。・・・さよなら]
現実を受け入れよう・・・。
別れを・・・受け入れよう・・・。
[ごめん。・・・バイバイ]
私のメールを待ち構えていたかのように、セツヤからすぐに返事が来た。
私は現実を受け入れようとした。
しかし、その現実の重みや辛さというものを知ってから、初めて痛感した。
「なによ・・・今までどおりやっていこう・・・って、メールをくれたら・・・
 すぐにでもやり直したのに・・・」
私の頬には悲しみと悔しさをあらわすシズクが涙となって、たどっていた。
私たち・・・終わったんだ・・・。
これで・・・この恋も終止符をうったんだ。
全て、終ってしまったんだ・・・。

 <<涙と共に、この悲しみや悔しさの感情を流しだせたらいいのに・・・。>>





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