夕凪の館 -鳳凰館-<別館>

夕凪の館 -鳳凰館-<別館>

円舞曲 ~第四章~



「なんでだ!?なんで晃輔を殺したんだ!?なんで笑ってんだよ!!」
翔太は普段は見せないような顔をしていた。
本気でキレた翔太を前に男はまたも引き金に手をかけた。
「君もコレみたいになりたいようだね。なりたくないなら席に座ってもらおうか。」
男は動じることもなく着席を促した。
「…くっ、くそ…。」
翔太はなす術も無く席に座るしかできなかった。
「それでいい。物分りのいい人間は好きだぞ。さて、話を進めようか。」

「う、うぅ~…。ヒック…ふ、ふぇぇぇ~…。」
「ヒック…ふぇぇぇ~…こうすけぇ…。」
晃輔が殺されたことに対する恐怖のせいか美憂と奈々美は泣き出していた。
それを見た男は嫌悪感を表し、ため息をついた。
「まったく…。これだから女という生き物は困る。この程度のことで泣かれちゃ困るんだよ…。」
「あんたちょっとおかしくないか?女は男に比べてショックを感じやすいのが普通だろ?」
そう言ったのは悠輔だった。普段は表情すら変えない悠輔が怒りをあらわにしていた。
「“普通”ならね。ただ君たちは普通じゃない。異常なんだ。でなければさっきのように殺したりはしないよ。」
その言葉に反応したのは大輝だった。
「ど、どういう意味だよ。ぼ、僕達は障害があるわけでもないし、身内にもそんな人…。」
「どういう意味?何度も言わせるな。君たちは異常なんだよ。」
大輝の言葉を遮り、男は再び話を進めた。
「君たちは脳障害の患者だ。」
「ヒック…。あ、あたしたち…、ど、どこも変じゃないよ…。」
美憂は泣きながらも疑問を投げかけた。
「身体的には何一つ変化は無い。変化があるという言い方はおかしいかな。“新しい意思”が君たちのなかにあるんだ。」
男の言う新しい意思の意味は椿以外は分からなかった。

「新しい意思?詳しく話せよ。」
そう聞いたのは翔太だった。
「全く、現代の子供は言葉遣いがわるいな。まぁいいだろう。君たちの脳ではある部位で異常な変化、発達が見られるんだ。その部位は人の精神を司っているのだが変化が進み発達が著しいものになるとその部位に新たな精神が生まれる。」
「で、でも新しい精神なんか私の中にはないもん!」
「人の話は最後まで聞くものだぞ?新たな精神はある心の変化によってその精神が目覚め、本体、即ち君たちの身体に現れ行動するようになるんだ。君たちの中で特に発達が目覚しいのは椿君だ。」
「なっ!委員長がだと!?じゃあ今回の事件は…」
「椿君の別の意思、樹君が犯人というわけさ。もっと詳しく説明してやろうか?【樹】君?」
「おい!委員長!!てめぇが犯人だったのかよ!!てめぇのせいで晃輔は死んじまったじゃねぇか!!」
翔太の怒り方は尋常ではなかった。
男に向かって怒りをぶつけたときと変わらないくらいの怒りようだった。
椿は翔太の怒りの叫びを浴びていたが樹がどうしているか心配になっていてそれどころではなかった。
「い、樹?大丈夫?」
『…………椿。ちょっと変わってくれる?この男に聞きたいことがあるの』
「え?う、うん。わかった。」
椿は目を閉じ、心を落ち着かせた。
すると深い闇に飲まれるような感覚に襲われた。
次に目を開けたときには体の自由は樹に奪われ、自分では何も出来なかった。
椿と樹の交代を見届けた男は不適な笑みを浮かべ樹に話しかけた。
「はじめまして、樹君。君の存在が僕の探究心をくすぐっているんだ…。け、研究させるんだ…。お前を調べ上げてやる…。」
「それよりまず聞きたいことがあるの。」
そういった樹に翔太がさっきのように怒鳴り始めた。
「てめぇか!殺人犯は!!おい!こっち見ろ!!てめぇのせいでなぁ!!」
樹はゆっくりと翔太の方を向いた。
「てめぇのせいでこうす…け……。」
樹の目を見た翔太は言葉が出なくなった。
樹の目には憎悪と殺意の込められていた。
基本的に樹と椿が入れ替わっても外見にそれほど変化は無い。
しかし、樹からは椿のように優しげなオーラは出ず、禍々しいオーラが出ているのである。

「あなたは静かにしておいて…。私はあの男に用があるの…。」
樹が喋り終える頃には誰も言葉を発せなくなっていた。





あぁ~。ひどいもんが出来てしまった。
もうネタがないんだわさ。だからこれで勘弁してほしいのヨ。
見づらい、意味分かんない、話が繋がらないの3拍子!感想はいいです…。
どうせ批評が来るんでしょうから…。小説って難しいねぇ~。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: