あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2013.01.12
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カテゴリ: あそび一般



 この「遊ぶ」を手元の辞書で調べると、その最初に「好きな事をして楽しむ。」(旺文社国語辞典第九版より引用)とあり、その他の字義は、この延長線上のことと考えていい。「あそぶ」すなわち「好きな事をして楽しむ。」ためには、これまで述べてきたように、やはり「時間自由」の獲得が必須条件となる。

 「好きな事」をしたいという意志が、「時間自由」を獲得することにより、「好きな事」が実現し「楽しむ」事ができる。これが「遊ぶ」や「遊び」の持っている性質だと考えると、それらの語幹である「あそ」こそが、「遊び」の語源を探究する手がかりとなる。

 次に、日本語の「あそび」や「あそぶ」などの、語幹に「あそ」を持った語が、文献上に早い時期で登場するのは、「古事記」だとされており、その例を以下に示す。「我が天皇、なほその大御琴あそばせ。」(仲哀記)、「我が大君の 遊ばしし」(雄略記)

 この両者に共通するのは、その字義はともかく、「あそ」は、天皇・大君と言う、その当時の最も身分の高い人たちに対して使用されていることだ。同様のことは、「する」の尊敬語「遊ばす」が、高貴な人たちなどに対して用いられることにも見られる。

 このことから、語幹「あそ」が、「時間自由」を持った人たち、たとえば「古事記」が編纂された時期には、「時間自由」を有していた高貴な人たちなどに許されている行為や状態を、示していると推論できる。すなわち、「意志自由」が「時間自由」の存在により発揮できる状態、言い換えれば何でも意志通りに自由に出来る状態を、語幹「あそ」が意味していると考えることができる。
(続く)




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最終更新日  2013.01.13 09:19:01コメント(0) | コメントを書く
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