昨日は久々のAP講座で、テーマは勇気ある子どもに育てることでした。
勇気ある子どもに育てるためには親の励ましの言葉・勇気づけが必要です。
ところが、私たち親は子どものにとって良かれと思って、勇気をくじくことをしてしまいがちです。
そこで、勇気をくじくということがどういうことなのかを学んでいきました。
1.否定的な期待・・・「小さいからまだ無理よ」と言ってやらせない
2.失敗を大きく取り上げる
3.完全主義
4.過保護
これらはどれも子どもの自尊心を育てることができず、勇気をくじいてしまいます。
自分の幼少期を振り返ってみると、私は母から勇気をくじかれて育ってきたことに気付かされました。
例えば、いろいろお手伝いしても、母は喜ぶどころか、「このやり方はおかしい」と失敗を大きく取り上げたり、完全を求めることが多かったように思います。
私はありがとうと言ってただ喜んで欲しかっただけなのです。どんなに認めて欲しいと頑張ってみても、母から褒められるということはありませんでした。
そして、このことは大人になった今でも心に引っかかっています。正直に言うと、母親に対して恨みがましい気持ちを持っていました。
ところが、よく考えてみると母からは確かに勇気をくじかれることが多かったかもしれないけれど、母のおかげで伸ばすことのできた資質もあったことに気付きました。
母は仕事をしていたので私を過保護には育てませんでした。
そのため、自分のことは自分でやる習慣が付きました。
そして、私の進路について口出しすることがなかったので、高校受験は自分で決めてその後は看護師の道に進みました。
母のおかげで早く自立できたことに改めて感謝の思いが湧いてきました。
母は私のためを思って言っていたのだけれど、結果的には勇気をくじく言葉がけをしていたのだと今は思っています。
ですから子どもを勇気づける励ましの言葉が、いかに大切であるかを実感しています。