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稲荷神社事件

(4)

カテゴリ：神を名乗るもの

私とお巡りさん。

クリスマス前のおもちゃ屋の前で事件は始まった。
一人の男が出刃包丁を持って辺りをキョロキョロしていた、男はあっという間に小さな稲荷神社に入ったそこに警察官が三人やって来た。私は稲荷神社の境内に包丁を持った男が入っていつたことを告げ早く立ち去ろうとその場を離れようとした時に商店の奥さんが稲荷神社にお賽銭を入れにやって来た。交差点の前にある何処にも抜けられない繁華街の稲荷神社・・・・・・・・・。
奥さんはどうしてもお賽銭を持っていくと金額も大金だ。
そこに三人の新たな警官がやって来た。
今までいた警察官は私の話を信じない、それに奥さんが大金を持って境内の中に入ることを包丁を持つ男に聞かれてしまった、奥さんを殺すと直感した。
今までいた警察官は私を信用していない、この人も油断して殺されると感じた。
後からきた警察官に今までの話をしてこの先で強盗傷害事件が発生して非常配備についている事を聞かされた。「こちら方面に逃げ込んだ形跡は無い」と口を揃えて言うが、このままでは死人が出ると確信できた、私は分かるの人の死とか亡霊とか話が出来ることを説明した。

信じない警官が中を見に行くというので止めた、後から来た警察官に見てきて欲しいと頼んだ。
中を見回してきたが誰もいないと言う。
奥さんがなら良いわねと境内に入ろうとした、おなかが痛いおばさんおなかが痛いと私が叫ぶ
おばさんは直ぐに私に近寄り大丈夫かと心配そうに顔を見た。私はおばさんの腕を掴んで二度と離さなかった。
もう一度見てきて、隅々まで、後から来た警察官は負けない事が分かっていたそのことも説明をした
「他の人が行くとケガをするでも、お巡りさんは自分を守る力がある」
しばらくすると境内で叫び声が聞こえてきた、警官が出てきた。
そして、強盗犯人が出刃包丁を持って出てきた、警官が取り囲む。
先に着いていた警官三人が私を守ろうと私の前に陣取る
男は私たちに向かってきた三人の警察官は前に出た、私を守ろうと前に進んでゆく。
やめろ！

そうでもない、その後も言った記憶があるからこれは正しいのかもしれない警察官に怪我をさせたとしても、こうするしかないときもあるものだ。
男は取り押さえられおばさんは稲荷神社にお賽銭を収めた。
男は前科が何十も有り殺人事件も犯した凶悪犯だった、警察官があの時私の前から避けていたら
私は人質になっていたか刺されていただろう、私は警察官を責めなかった批判しなかった。
犯罪者を前に恐怖を前にしても彼らは私の為に前に進んで守ってくれた。

私はその気持ちを今も大切にしている。
しばらくして神社の前に稲荷神社事件のお詫びと警察の看板が掛けられた。私もおばさんもその頃には何も恐怖心は残らなかった。

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