あなたの前世はご存知ですか?


当然私もとっても知りたかったのでした…

あれは、今から8年前某ラジオ局内のこと
当時は某芸能事務所で、マネージャーをしていた私は
タレントが持つ番組に前世を見る事が出来るという
業界では当時名の通った振付師がゲストに来る事になった
スタッフは、口々に『自分も見てもらいたいな~』
当日はいつも以上に、他の番組のスタッフまで集まって
まるで、大物ゲストが来る時のような結構な大騒ぎ
皆が本番そっちのけで、ゲストが来るのを待ち構えていたのだ
O・Aが始まり、ゲストの入りの時間が近づいてきた
生放送なだけに、番組スタッフは全員所定位置に付いている為
ブース前には、数名のスタッフだけとなっていた

そこに、彼女はやって来た、驚く程に普通で確かに
本職は振付師なのだから、怪しい姿で登場するわけでもないのだが
ちょっと拍子抜けだったのは正直なところ
「○○さん!入りま~す!」曲の合間をぬって、A・Dの声と共に
彼女はブースに入っていった
もちろん本番では、私が担当していたタレントの前世を伝え
聞いていた誰もが「なるほど~」まさにその通りという感じで
淡々と時間が過ぎて彼女の出番は終わった

出番が終われば、ゲストはそうとうな理由が無ければ
まず、残らずに帰っていってしまう
ましてや、深夜の1:00をまわっていて
芸能人でも、そろそろ眠くなる時間なはず、「やっぱり駄目かな~」
と想いながらブースから出てくる彼女を見ていると
帰る気など、全くない様子で、番組が終わるまで聞いていきたい
との事だった
「なんて聞こうかな~ストレートに聞いちゃおっかな~」考えていると
ふいを付いて、彼女から私に声をかけてきた
「あなたは、顔がご先祖様と顔がそっくりですね~
江戸時代の町娘さんで、呉服屋へ嫁がれてますよ
色も白くて、本当にそっくりのお顔をしていらっしゃいますよ~」

私は着物が実はあまり好きではない!でも、何故か、いろいろと縁があって
いろんな場でよく着る事がある
お世辞か人は、洋服よりもあんたは着物のほうが似合うと言われる
もし、この前世が本当ならば、嫁いだ先でいびられ、いじめられその結果
着物が苦手になったのではないかと、思うのでした
前世は、今が日本人だがら日本人とも限らず、女性だから必ずしも女性とは
限らない!全く、異なった場合が多いらしい
そんな中、クリソツだった江戸時代の私がちょっと親しみを感じて
嬉しかったのはいうまでもない
でも、地味な結果だったのはちょっと寂しくもあった


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