Singing voice that becomes it lightly

Singing voice that becomes it lightly

Present from Father Christmas


あたしの身体に宿った大切な大切な命・・・。

あなたは、クリスマスにサンタと共にやって来る。

あたし達にとって、あなたは最高のクリスマス・プレゼントよ?


●Present from Father Christmas●


年に1度のイベント・クリスマスまで、もう少し。

今年も、街の中はイルミネーションで輝き賑わっていた。

その街中を、お腹が大きくなったナミと彼女をいたわる様に荷物を抱えながら隣をゾロが歩く。

彼女は今、妊娠10ヶ月。出産予定はクリスマスである25日だが医者には、もぅ、何時産まれておかしくないと言われている。

「今年も、この街は賑やかねぇ~。」

「クリスマスも近いから、尚更だな。」

「そうね。何か、1足早くクリスマス気分を味わえるわね。・・・去年は、どこかの誰かさんのおかげで悲しい思いしたからねぇ~・・・。」

「・・・もぅ、それは言うな・・・。」

嫌味っぽく言われ、軽くショックを受けるゾロにナミは「冗談よ」と苦笑する。

「でも、買い物なら昼に済ませりゃぁ良かったのになんで、夜に来たんだ?」

「ん~?だって、夜来た方が綺麗じゃない?・・・それに。」

「それに?」

「クリスマスツリーを見たかったから。」

クリスマスツリー。この街の中心にある大きなツリーの事だ。

クリスマスの一週間前には飾りつけされ、色とりどりのイルミネーションで輝く。

ゾロとナミにとっては、思い出の場所だった。

「25日には、一緒にここに来る事が出来ないかもしれないじゃない?」

「そうだよな、産まれるんだもんな」

ナミが大きな腹をさすりながら、微笑み言った。

そして、歩いて少しすると目的のツリーのある場所に着いた。

去年と、変わらずにツリーが綺麗に輝いている。

「ちょっと、クリスマスには早いけど、今年もアンタと来れて良かったわ」

「お、おう・・・///」

ナミが笑顔で言うと、ゾロも顔を赤らめ答えた。

「来年は、この子と一緒にここに来る事が出来るわね」

「男か女、どっちが生まれるんだろうなぁ」

「う~ん、産まれてからの楽しみだって決めて聞かなかったから、どっちかしらねぇ。まぁ、あたしは元気に産まれてくれれば、男の子でも女の子でもいいけどねvv」

「そうだな」

「うん!じゃぁ、ツリーも見た事だし、そろそろ家に帰ろっかv」

「おぅ」

来年は、産まれて来る我が子と共に来ると約束をし、2人は温かい我が家へと足を進めた。




そして、クリスマス当日・・・。

予定日通り、ゾロとナミの間に緑髪をした女の子が誕生した。

サンタクロースは、ロロノア家に最高のクリスマス・プレゼントを贈った・・・。

Merry X`mas!!

              ~fin~

《アトガキ》
ウギャー、久しぶりの小説アップです~;;!!
しかも、またクリスマスネタ・・・;;
そして、今回、ナミさんは妊娠・出産しています。
・・・と言う事は・・・すでに『ふぁーすと・ぷれぜんと』では、すでにお腹にベイベーが居た事に・・・・!?(オマエが驚いてどうする
はうあっ!!もしかして、話があってない・・・!?
んでもって、2人の間に産まれたベイベーは緑髪をした女の子のベイベーです。
スランプも少しずつなおってきたので、ちょくちょくアップしていきますっ!!
ここまで、読んでくださりありがとうございます!!








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