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今日もヨーダのもと厳しいジェダイの修行を行うマルーク・ウシウォーカー。
今日もヨーダの作った意外とうまいソーセージを貪り食う太っちょポッポのトトさん。
ますます上達するマルーク。
ますます太るトットさん。
マルークは瞑想をして、遠く遥かな宇宙に心を漂わせていた・・・・
「バン・ソコ、よくも裏切ったな。」
悪漢ベーダ―は飲んでいた熱いコーヒーを縛り上げたバンの顔に浴びせた。
あまりの熱さにバンは身をよじった。
だがバンも幾多の困難を乗り越えてきた強者である。
すぐに気持ちを奮い立たせ、ベーダ―を睨みつけて皮肉った。
「裏切るだと?それは信用していた者に対して言う言葉だぜ。お前だって俺を信用なんてしていなかっただろ?」
ベーダ―はニヤリと冷たい笑みを浮かべた。
「当たり前だ。だからお前を利用したのだ。」
「利用?」
ベーダ―の言葉にバンは眉を寄せた。
「俺をどう利用したんだ?」
ベーダ―は不敵な顔で言った。
「お前たちがドックの宇宙船に駆け込むときに、殺したベン・ケイノービがマルークに叫ぶ声を俺も聴いたのだ。『マルーク、惑星ゴタゴタのヨーダのもとへ行くのだ。』とな。ヨーダはもっとも危険なジェダイの長だ。ただ惑星ゴタゴタは暗黒のフォースに満ちた惑星。ヨーダのフォースはかき消されとても見つけることはできない。だから奴らをわざと逃がしたあと、ボロコムに取り付けた発信機でお前だけは捕まえて今こうして拷問をしているという訳だ。」
バンは混乱して聞き返した。
「俺を拷問にかけるのとヨーダやマルークとどういう関係があるんだ?」
ベーダ―は計画を話した。
「お前を苦しめれば、宇宙のどこにいてもジェダイはそれを感ずることが出来る。そして必ず助けに来る。おれはマルークというあの若造が欲しい。奴を取り込めば俺の力強い右腕になる。そして奴をヨーダのもとに差し暗殺者としてさし向けるのだ。」
そう言うなりベーダ―はバンのみぞおちに太い手首をめり込ませた。
マルークは深い瞑想から引き戻された。
「お前のフォースが揺らいだ。未来を予知したのだな?」
ヨーダは弟子のマルークに語り掛けた。
マルークはバンの苦悩を感じたことを話した。
「助けに行かなくては。」
「ならぬ。修業はまだ半ばじゃ。今行けばお前は必ずベーダ―に暗黒面に引きずりこまれる。引きずり込まれたら最後、二度と光の世界には戻れぬ。」
「友人を見捨てろと言うのですか?僕はバンに救われた。今度は僕が彼を助けなければ。」
ヨーダにマルークは反論した。
『マルーク、思い留まるのだ。お前を失うことは出来ん。』
その時、霊体となったベン・ケイノービが語り掛けてきた。
「ベン、あなたまで。それがジェダイなのですか?」
マルークの言葉に霊体のベンは言った。
『どうしても行くのなら手助けは出来ぬ。』
「トットさん、もうそのくらいにしたら?もうお腹がはちきれそうだよ。」
ジョンピーは呆れてトットさんに言った。
「うまい、ヨーダ特性ソーセージはほんとにうまい。」
マルークの苦悩に相反して、トットさんは食い気のダークフォースに支配されていた。
そこにマルークがやって来て言った。
「出発だ。バンを助けに行く。」
わけも分からず二人のハトは豆鉄砲を・・・・
「こらマスP、もうそのギャグは古い。カビが生えてるぞ。」
マスPはうなだれた。
こうしてマルークとトットさん、ジョンピーは惑星ゴタゴタを旅立った。
「だから言ったじゃろ。あの子は駄目だと。」
ヨーダ―は夕焼け空に残る戦闘機の航跡を見つめなら、ベン・ケイノービにつぶやいた。
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