柘榴病院-乙女部耽美病棟-

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絶望の欠片

「絶望の欠片」

座り込んだ少女が

僕に何かを差し出して

無邪気に微笑む

それは絶望の欠片

この世界を壊してしまった物の欠片

彼女の無邪気さに

彼女の無垢さに

僕は泣いた

この世界の終わりの中でも

彼女はただただ今日を生きている

この先に死が待っているのも知らず

彼女はただただ笑う

僕も笑おう

それで彼女がもっと笑うなら

そんな最期も悪くは無い

最期くらい笑おう

絶望しながら死ぬよりは幸せだ

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