野口:そういう問題になると、「世代」が重要になってくると思います。例えばアメリカのコミュニティでは、二世、三世になってくると、特に3世くらいになってくると、日本人同士で結婚している例は、ほとんどないんですね。そこで世代の差がすごく大きくなっちゃって、ポータブルなコミュニティ形成がすごく難しくなっちゃってるんですよね。カルフォル二アのUCLAにAsian American Centerという機関があるんですが、そこでアジア系でまとまろうとしているんです。アジア系といっても、特に中国人と日本人と韓国人でまとまろうと。ブラックの人たちに対して、Asian Americanでまとまろうとしてるんですね。そこでどうコミュニティをつくっていくかという事なのです。