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先週の金曜日(1月13日)昨年末、65歳で完全に退職した、ひとつ年上のMYさんからお誘いのメールがあり、スナック『みく』で今年初めて、飲んでカラオケ初めをした。MYさんから毎日は日曜日になってまだ間もないが、どんな心構えで生活しているか、その一端を聞く。まず重要なのは9時までに朝食を終え、パジャマを着替え、いつでも外出できる、身支度をするとのこと。万歩計を携帯し、1日1万歩以上歩くことをノルマにしていると万歩計のデータを見せてくれた。まだ、2週間しか経っていないので、写真とか書類の整理をしているとのこと。 学生時代、会社勤め時代を合わせ約40年、朝起きたら行くところがあった生活から、朝起きても行くところのない生活にギャップを感じているが、悪いことばかりでもなさそう。ただ、3ヶ月、3年経ってどうかが、ポイントになると教示を受ける。 会社は65歳までしか、雇用するつもりはないので、年下の上長から退職を切り出された時の対応の方法について、話を聞いた。 昨年10月1日付の朝日新聞の耕論で「スナック ふれあい」と題してスナックが取り上げられていた。「無縁社会に生きる人々の絆をつなぐ。それがスナック。繁華街で、住宅地で、農山漁村で、被災地で、今夜もともるネオンは、ふれあいの証し、地域社会とスナックを考える」のテーマで三人の方の意見が掲載されていた。 一人目は釜石のスナック「999」のママ 久保節子さん 二人目は編集者・写真家の都築響一さん 三人目は漫才師の玉袋筋太郎さん 【スナックについてなるほどと共感した点】 (1)スナックはすごくユニークな店舗形態。日本中どこでも3000円~5000円。 (2)特に「売り」がないのにママとかマスターの人柄だけで何十年も続く。 (3)スナックはもうひとつの「家」。 (4)社会的な肩書きを捨てられる場所。 (5)行きつけのスナックを2~3軒もっていると、心の健康によい。 (6)フランスならカフェ、イギリスならパブ、アメリカならバー、日本ではスナック。 (7)他人とのコミュニケーションを学ぶ絶好の場。 (8)スナックはママとマスターの劇場。みんな必殺技を持っている。 (9)日本の地域社会のコミュニティーの拠点。
2012.01.15
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あと2ヶ月で東北太平洋沖地震から1年になる。地震による津波で東京電力福島第一原子力発電所が大量の放射性物質放出事故を起し、いまだ多くの人々が避難生活を強いられ、放射線被爆による健康への不安を与える状況が続いている。 このような中、国民の約70%が「脱原発」の風潮にあり、マスコミもこの論調が多い。心配なのは国民の多くが原子力に背を向け、原子力を白い目でみること。大学の工学部から原子力を冠する学科が消えて久しいが、今回の事故により、ますます、優秀な学生が原子力に係わる職業に就くことを敬遠すること。 日本国内には54基の原子力発電所があり、すぐには原子力を全て止めてしまうことはとてもできないと思うし、各発電所、六ヶ所の再処理工場には大量の使用済燃料が保管されており、日本が存続する限り永遠に管理する必要があることから、人材の確保は絶対必要であり、もしそれができないと、管理が杜撰になり、オオム真理教のように悪意をもって、放射性物質を利用するものが出ないとも限らない。 今後、各電力会社にも大手メーカにも、原子力を希望して、入社する人は極端に少なくなると思われる。とにかく人材の確保が必要だが、「原子力村」は団塊の世代が第一線から去り、先細りしていくばかりになる。これをどう支えるかが、これからの大きな課題だと思う。 原子力発電の枠組みを今後どのようにするか議論されているようだが、人材の確保の点、今回の損害賠償の膨大さから、各電力の原子力発電部門を切り離し、元々、原子力発電を日本で行うことを目的で作った原子力発電株式会社に国からも資本を入れ集約するのが人材の分散を防ぐためにも、いいのではないかと思う。国有化は国鉄をイメージし暗いし、民間の会社にしておかないと、怠慢な仕事しかしない風土がはびこり、「安全文化」の点からもよくないので、避けるべきだと思う。 原子力に関する技術は発電だけではなく医療、工業、食品業界などなど我々の日常生活の中で種々使われているし、核兵器を持たない国で唯一、使用済燃料の再処理を世界から認められた国であり、この点を国の安全保障のカードとして懐にもっておくのは間違っていないのではと思う。 東京電力の原子力発電所は福島第一原子力発電所は6機、福島第二原子力発電所は4機、柏崎刈羽原子力発電所は7機と集中した形になっており、新潟中越沖地震では柏崎刈羽発電所は7機すべて耐震対策などで長期間、停止していたし、今回も一度に4機津波で被害うけた。 大規模集中型は経済効率は高いのだろうが、リスクに弱いことを露呈した。今後は分散型の電力システム、自然エネルギーを組み込んだ、スマートグリッドを開発していく必要があると思う。 原子力発電は今まで大型化が世界の趨勢であったが、小型炉の開発を加速させるべきだと思う。プルトニウムを燃料とし、スマートグリッドの基幹電源とできるような、コンパクトで安全で信頼性の高い炉。街のビルの地下に設置しても、国民から飛行機のように普通に受け入れられるような炉。こんな小型炉の開発を若い人に取り組んで欲しい。
2012.01.14
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