大和撫子は眠らない

大和撫子は眠らない

2004.11.19
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昨日。
冷たい雨の中、目的地に向かい、老舗のイタリア料理のリストランテで会議をする。
99%まで合意が確定したのに、最後の最後で自ら辞退を決めた。

妥協が出来ないこの性格をうらめしく思いながら、その場所を後にして歩き始めると、プチ迷子になった。セレブが密集するお屋敷街はまるで迷路で狐に化かされた気分。一応眉唾の真似事をしつつ、
散歩を楽しみながら駅への道を探っていた。

しばらくして後ろからたったかたったかと足音が聞こえる。
振り返るとさっきエスプレッソを運んでくれた若きギャルソンだ。
(ネプチューンのホリケンに似ている(^_^;)
傘をさしてはいたけど、肩口はびしょびしょに濡らしながら

忘れ物をしたことさえ気付いてなかった私は驚き、
うれしくて感謝の気持ちを伝える。
例によって、私はこのギャルソンがいるお店に一生通おうと決心。(単純)
サービスってこういうものだよね。料理一皿分の値段だけじゃない。忘れ物したと気付いたら、客は自分でその店に連絡を入れて取りに行くだろう。
でも「これは必要なものだよね?すぐ届けてあげなきゃ」と走れる
そのフレキシビリティ的優しい心遣いは単純に素晴らしいこだと思った。

思い起こしてみると、10分弱迷子になっていたのに、あの迷路で私を見つけてくれた確率はすごい。しかも、駅に向かう代表的な抜け道を私は歩いていなかった。ということは、彼は私を探してくれていたということ?それとも偶然?

その後も何故か迷子になり、雑居ビルから地下鉄への入り口がわからずきょろきょろしていると、またしても見知らぬおばさまが
「どうなされたの?どこへ行かれるの?」と、にこにこと案内をして下さった。
殆ど来ない街に来た私に、小さなことではありますが、心がほころんだ二つのシーンでした。ありがたい。まったくありがたい。

憂国からはかけ離れた話題ではありますが、こんな小さなことからも日本人のイケてるこころを感じる私です。

何故かよく道を訊かれます。


数年前に読んだ雑誌のページを何気に思い出しました。
女性誌の「ozzi」か「DOMANI」のいずれかだったのですが、
「日本で働く国際人」みたいな特集ページで、中国人のビジネスウーマンが紹介されていました。彼女が日本に移住し、仕事をすることになったきっかけが語られていました。
彼女がはじめて観光で日本を訪れたときのこと。はじめての海外にドキドキで中国の知り合いにカメラ(当時の中国ではとても高価なもので、持っている人は限られていたそうです)をわざわざ借りてきたんだそうです。

その店を出て、ホテルに戻ったとき、知り合いに借りた大切なカメラを何処かに忘れてきたことに気付いた!
彼女は顔面蒼白。何せ高価な借り物です。
何時間かが経ったあとで、カフェに戻ってみると、なんと
彼女が数時間前に座ったまさしくそのテーブルの上に、
カメラはぽん、と置かれたままでした。
しかもカメラを首にかけるための長いストラップが、
何とも丁寧にくるくると巻かれていたんだそうです。

彼女はそれを見て雷に打たれたように感激した。
他人のものを簡単に盗らない
(中国では忘れ物したらあきらめなきゃいけないそうてす)、
しかも、誰の物とも知れないカメラのストラップをわざわざくるくるとまとめてくれる人がいるということに、
「日本という国は他人のものを盗んだりしない、何て成熟した国なんだろう、何と素晴らしい国なんだろう」と、
日本が大好きになった。その後留学生となり、就職し、
日本人男性と結婚し、今も仕事はバリバリ続けてる・・
といった内容でした。
日本に住む私たちからは当たり前のことですが、やっぱりねー、
ひとんちの墓参りに口出したり、領海侵犯したりする(その他限りなくいろいろ)国は、やはりそれなりのハングリーさがあるからなのかね?

・・・・以前読んだ雑誌の内容を思い出しつつ、
せっかくこの街に来たのだからと某店に足を運ぶ。
私の通常行動範囲の中にその店は存在せず、何らかのついでにしか店舗には来るチャンスはないので、行く。

ほどなくして目に飛び込んできた「それ」。
私は決してオーラが見えるとかいう体質ではないんですが(笑)
確かに「それ」にはちょっと虹色っぽいひかりがあったような気がする。


















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Last updated  2004.11.20 02:53:35
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いろいろなイミで  
牟田口連夜  さん
素敵な光景とそれを良く伝える文章ですね。
美しい。 (2004.11.20 04:36:46)

Re:いろいろなイミで(11/19)  
花鳥じゅり  さん
牟田口連夜さん
ありがとうございます(*^_^*)
(2004.11.21 03:59:21)

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