大和撫子は眠らない

大和撫子は眠らない

2005.02.18
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テーマ: ニュース(97055)
カテゴリ: カテゴリ未分類
28thアカデミー

第28回日本アカデミー賞 授賞式


何時間も経った後、RECしておいたVTRをチェックする。
どきどきのうちに、最優秀主演男優賞の発表の瞬間がやってきた。

思わず合掌して一瞬目を閉じる。「て、寺尾さんに・・お願い、神様・・」
すると!
寺尾さんが受賞~~(T_T)よかったーよかった!ほんとによかった!
ありがとうございます。

佐藤浩市さんも、中井貴一さんも、大沢たかおさんも、役所さんも、もちろん皆さん飛びぬけた個性と秀逸な演技力の持ち主だからこそ、こうしてノミネートされ壇上に並んでおられるのは死ぬほど理解している。
しかしながら・・・「半落ち」という作品を見た方なら寺尾氏の、あの心の琴線に触れる演技にしびれなかった方はいないのではないか。

無言の表情のみの演技、背中だけの演技・・今思い出すも泣けてくるものがある。神がかっているとさえ。
「半落ち」という原作はフィクションです。
しかし、「梶」という男は、寺尾聰さんというひとりの俳優によって、スクリーンの中で息づき、この瞬間も確かに生きている。私たちに大切なことを教えつづけてくれています。

監督賞は「血と骨」の雀監督に決定され、最優秀作品賞へとクライマックスを迎えた。
「半落ち」ももちろんノミネートされている。
ドラムロールが鳴り出した・・・・

このとき、私の中には不思議と閃光のように数秒後の映像がバチバチと飛んできて見えていたような気がした。(注/私はナントカセミナーとか新興宗教には属しておりません(^_^;)
顕在意識で云えば、昨年この国を圧倒的に席巻した「セカチュー」が受賞するんだろうと思い込んでいた。死生観をみずみずしい感覚で、美しい映像とともにリリカルに描かれた存分に良い作品だと思っていたから。(「血と骨」他は私の意識の中ではヒットしていなかった。ゴメンナサイ^_^;)
しかし、潜在意識みたいなものが、頭の隅で「いや?半落ちが受賞するよ」と教えてくれた気がする。それは気持ちいいほどストンと私の中に落ちる感覚。
あの感覚はたぶん「心から信じる」ということなんだと思う。


そして「半落ち」はこの年のアカデミー賞を受賞しました。



>>佐々部清監督(47)は「びっくりしました」を目をパチクリ。なかなか“落ち”なかった作品が、最後に“完落ち”となった。
 最優秀主演男優賞も「半落ち」の寺尾聰(57)が獲得。01年「雨あがる」以来2度目。「一緒に向かい合ってくれた人の芝居で(演技が)引き出されたと思ってます。トロフィーは仲間のものだと自信を持って言えます」と共演者、スタッフに感謝していた<<


私がこの作品を見たのは、昨年の梅雨に入った頃。
あの凄惨な長崎での(カッターナイフを使った)少女による殺人事件から少し経った頃で、何ともやりきれない気持ちを抱えていました。
その日は雨が降っていて、以前から「半落ち」に対するその評判をずっと覚えていた私は,仕事を終えた後、疲れた頭でふらりとビルの最上階にあるそのシアターの中へと吸い込まれた。


千秋楽を楽しんでってくださいね」と笑顔で私に告げながらチケットの半分をもぎった。

そして数時間、泣きつづけ、マスカラもファンデも完璧とれた顔で、涙だけ拭いて出口に向かった私。
始まるまえに一声かけてくださった男のひとがやはり出口に立っていて「ありがとうございました」と帰る客に声をかけている。私は黙って会釈をするのが精一杯。すると彼は、私の顔を見て、一呼吸おいたあと、何を思ったのか無言で「うん、うん」と頷いて控えめな笑顔を向けた。
この時の感覚は、何というか、試験のあとに採点したテスト用紙を担任の先生が渡してくれる時のような感じで・・・くすぐったくてあたたかな感じがした。
最終日とは全く知らず見ることが出来たことも、後から考えれば結構な確率で、出逢うべくして出逢えた映画なんだと思える。

派手なエンタテインメント性など無くとも、本当に良い作品はこうして評価される。静かに静かにしみこんで心をやわらかく溶かし、また新たな人の心に入り込む。
半落ち家族、恋人、友人、ある日出逢う人たち・・・すべては繋がっている。いのちの尊さ、大切さを余すところ無く伝えてくれる素晴らしい作品です。まだの方は是非ごらんくださいね(T_T)


さて、来年のアカデミー賞はこれ!
「ローレライ」 。

既に私の中では決まっています。(早すぎ(^_^;)?

長々とお付き合いくださりありがとうごいます。
日本よ今夜もありがとう。
英霊たちよお守りくださりありがとうございます。





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Last updated  2005.02.21 02:49:28
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Re:アカデミー。(02/18)  
ぱんめ さん
最近の邦画はレベルが高いです。以前の邦画といえば駄作ばかりで駄目駄目でしたが昨年は素晴らしい作品が目白押し、韓流なんか目じゃありません。
「半落ち」の最優秀作品賞は納得です。「世界の中心で・・・」も良かったですが「半落ち」には敵いません。私がお気に入りの昨年の邦画は、「スイングガールズ」そして超お勧めが「深呼吸の必要」この映画は胸にジーーンと来ます。 (2005.02.21 22:37:00)

Re:アカデミー。(02/18)  
樹姫 さん
「半落ち」の受賞。
ほんとにふさわしいの一語につきます。
映画を観て、原作を読んで、レンタルDVDで再び・・・
予告の時から、深い思い入れありましたから、私にとってもベストワンです。
そしてこれからのお楽しみは、「スイングガールズ」。
クラリネットを中学生ブラスバンド部でかじりましたので、懐かしや。
(2005.02.22 01:37:48)

Re[1]:アカデミー。(02/18)  
花鳥じゅり  さん
ぱんめさん
>韓流なんか目じゃありません。
同感です~
>「半落ち」には敵いません。
ホントそうです。しかしながらたまに日本アカデミーは、いつか米で「羊たちの沈黙」が受賞したときのように「いくらヒットしてもこういったメッセージ性の作品でアカデミーはないよね」ってこともあったので、ちょいと心配しちゃいましたが、心配で終わって良かったです。監督賞を佐々部監督にあげたかったけど(;_;)
「スイングガールズ」と「深呼吸の必要」そのうち必ず見ますね!
(2005.02.23 02:36:09)

Re[1]:アカデミー。(02/18)  
花鳥じゅり  さん
樹姫さん
>予告の時から、深い思い入れありましたから、私にとってもベストワンです。
わかりますぅ~ロードショー当時の姐さまの推奨ぶりはただ事じゃなかったですもん♪そのおかげで私は「半落ち」に出逢えたんですから、感謝です(*^_^*)
(2005.02.23 02:38:12)

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