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私小説~私の主張・2~


私にとって苦痛としか言えない裁判が始まった・・・

やってないものはやってないと、主張しても刑事を殴ったという事実がある限り、私は痴漢をやったから何とか逃れようとして、殴ったという風に受け取られているらしい。

 裁判もそんな感じで進んでいく
  「貴方は、あの女性に前から好意を持っていた・・・違いますか?」と問われ私は「違う・・・ 私は彼女の事はあの時、初めて知ったんだ・・・ 
前からすれ違っていた可能性は、あったにしても、好意を抱くほど意識には残っていない!」

すると傍聴席では「イヤらしい」「ストーカーね」などの声が聞こえる
被害者の女性も「そういえば、私の家の周りをうろついていた人がいました」と続ける

・・・とまぁ、身に覚えのないことで話題はふくらむばかり・・・
私は「もうイヤだ・・・ 何とかして逃れたい」と思い、弁護士に「認めれば早く裁判は終わるのか?」と聞くようになるが、弁護士は「ここで負けちゃいけない」と必死に励ましてくれた

そして裁判は、1年かかっても決着がつかなかった・・・

ある日、この事件に興味を持った探偵が事件を調べ始めた。
まず訴えた女性の尾行を始めた。
すると女性が友達と会話しているところを目撃する。
 女性 「最近うざいのよ、少し前にそこら辺にいた男を痴漢扱いしたのね」
 友達 「うん、裁判やってるんでしょ?」
 女性 「うん、でもその男、多分やってないんじゃないかな?」
 友達 「え?」
 女性 「暇だったから、たまたま手が当たった奴を痴漢扱いしたらどうなるか試したのね」
 友達 「うんうん」
 女性 「そしたら1年もかかったんで、いい暇つぶしにはなったと思ってるよ」
 友達 「面白そ~」


その会話を探偵は録音していたので、私の弁護士に提出したのだ
それから裁判は一転
立場は逆転して、痴漢としての裁判は私の勝訴で終了し、私が彼女を名誉毀損で訴えて裁判がスタートしたのだ
私の主張も通り、刑事が殴った暴行事件の裁判も始まることが決定する

※編集後記※
3部作(というか3部構成といったほうが正しいのかな)の中盤です
裁判が一転して男性などがどうなるかが見ものかも・・・ 

  創作年月日  2002年12月1日

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