つづき・3
独りよがりの夫、思い違いをしている妻、家庭を顧みない人達、
何時も喧嘩ばかりしている夫婦、料理を作らない妻、
休みは何時も自分だけて出掛けてしまう夫、こんな家庭は
必ずどちらかが我慢をしているはずです。
我慢も限度が有ります、限度をこえると必ず爆発します、
爆発をしてからでは手遅れになる事も有るはずです。
手遅れにならない様に、今のうちに手を打っておいた方が良い、
とは言う物の中々良い手を見付けるのは大変な事だと思いますが、
これを確りして置かなければ、老後の穏やかな暮らしは
出来ないかも知れません。
今迄に禁酒、禁煙、禁ギャンブルなどが出来た人や
ボランティア活動、朝の散歩、毎日日記を付けるなど、
こうすると決めてそれが実行出来た人には、
さほど難しい事ではないはずです。
問題は口だけは達者で行動が伴わない人や、
何にでも直ぐに飛びつくが直ぐに飽きてしまう人、
見栄を張る人、必要以上に周りを気にする人、こんな人達
は中々今の生活スタイルを変えるのは大変でしょう。
自分自身を変える事は、並大抵な事では出来ません、
それには先ず自分の事を良く知る事が大事です。
客観的に自分自身を分析出来る人は少ないと思うので、
周りの人達に分析して貰うのが良い、その時に大切なことは
何を言われても、怒っては行けないし
強く反論をしても行けない事です。
たとえその人の誤解や認識不足であっても、
むしろ良い反省材料と思い、どうして誤解をしたのか、
如何して自分の考え方が伝わっていなかったのか、
今までの自分の、人に対しての接し方をチェックして、
考え直す良い切っ掛けになるはずです。
分析と言う堅苦しいが「俺ってどんな性格?」「私ってどんな人間?」
と言うようにして聞いていけば良いと思います、出来るだけ多くの人に
聞いた方が良い、多ければ多い方より正確な自己分析が出来る。
中には考えも付かなかった事を言われて、思わずカッとなるかも
知れませんが、これからの自分の幸せを考えたらジッと我慢をして、
有り難い忠告と思えば良い。ある人は自分では気が付かない、
長所を指摘して呉れるかもしれないし、ここが素晴らしいと誉めて
呉れるかも知れません。
自分では想像も付かない程の、欠点や嫌な事を沢山言われるかも
知れませんが、それが現実なのです。
人間は如何しても自分本位で物事を考え行動してしまいます、
併しながらそれでは中々良い対人関係を築く事は出来ないし、
心穏やかな生活を送る事は容易ではない。
家族、友人、親戚、同僚、先輩、後輩などに指摘された事の
分析をして見て、出来る事から直ぐに実行して行く事が
弟一歩である。分析の仕方はそれぞれ違うと思いますが、
次の様な分析の仕方も有ると思います、先ず指摘された事を、
短所と長所に分けて箇条書きにしてみます。
「すぐに怒る」
「暴力を振るう」
「人の話を聞かない」
「嘘をつく」
「約束を守らない」
「酒癖が悪い」
「思いやりが無い」
「飽きっぽい」
「自尊心が強過ぎる」
「協調性が無い」
「陰口を言う」
「性格が暗過ぎる」
まだまだ欠点は沢山有ると思いますが、これらが全て当てはまる人は
居ないと思いますが、それぞれ自分に当てはまる項目を選び出して、
直せる事、如何しても直してもらいたい事、直せそうも無い事などに
分けて、家族、夫婦の間で良く話し合い実行出来る様に、
知恵を出し合い努力する事が大切です。
若かった時代と今の自分を比べて見て下さい、
考え方や行動の仕方が違って
来ていませんか、大人になるにつれて、色々と知識や経験が
増すごとに成長しているはずです。中学や高校時代のままで
変わっていない、と言う人は少ないと思うので、
自分自身を改革する事も可能な事です。
若かった時には、とかく我武者羅に行動してしまい、
その結果が回りにどんな影響を与えてしまうかなど、
考える余裕も無ければ思いつく事も無かった、
人達が多かったのではないか、その結果人を傷つけたり、
欺いたりして来たのではないでしょうか。
一度ぐらい考えた事や、口に出して親に向かって
言った事が有りませんか、
「何で俺を産んだ、勝手に産んでおいて」
中学生位では、なぜ出産するのか、なぜ子供が欲しいのか、
大人に取っても難しく、哲学的な事まで考えなければ中々答えが
出ない事です。
しかしながら私達の年代になれば、それなりの答えがあるはずです。
「十人十色」「千差万別」という様に人それぞれ考え方が違うように、
答えもそれぞれ違う筈です。
大切な事は悩んだり考えたりしながらも、確りとした自分の
意見を持ち続けて、実行して行く事が何よりも大事な事ではないだろうか。
とは言うものの現実にはなかなか、考えどうりには行かないのが世の中です。
つづく
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