runa town 詩館

孤独のたび



周りには、人一人いない

一人で歩き出す

遅すぎたはじまり

今みんなは、どこにいるのだろう

そんなはじまりに後悔は、ない

今まで一人の手で

何もかもやってきた

人の手を使わず

自分の手で・・・

今回もそのつもりでの始まりだった

そのオモイに偽りはないはずなんだが

アイツの手を借りちまった

道ばたであったアイツは、

一人で進む自分に微笑みながら言った

「いっしょいかねぇか?」と

嫌だといってもついてきた

そいつは、自分が作るペースを

ことごとく変えてきた

最初は、嫌がってた自分だが

時経つうちに

そいつにも打ち解けていた

そして何年ぶりかの笑いをこぼした

その後あいつは倒れた

自分は、アイツに何もしてやれなかった

そしてあいつは死んでいった

自分は、久しぶりに涙を流した

悲しみの涙を

そしてまた俺は、ひとりになった

そしてもう二度と俺は人の手を借りなくなった

もう何も失いたくないから・・・

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