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2023.02.07
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わたくしと、母親との関係が。


あまり良好なものではないことを


ずっとずっと前からこの日記を読んでいてくださる方は、


ご存知だったと思います。




そういうたぐいのことを書いた日記を削除したのは、

わたくしが本を出版することになった時、

このブログの存在が母の知るところとなって

「母に読まれてはいけない」という思いで

そういうことを吐き出した日記を、消したんです。






とてもずるい保身ですね。


この期に及んで、なお、良い子のふりをするために。















もともと、まともな関係性は成り立っていなかったのですが、


2年前のお正月に、ある出来事があって、


その時に、

相当深いところまでえぐられてしまったわたくしの心は、

いつまでたっても真っ赤な血が止まらない感じで、

修復したくても、できないままでいました。


あれ? おかしいな、と思いました。



母との関係性において、

そういうことって決して初めてではなかったし、







今は随分とつらいけれど、

あら? ものすごく胸が痛いままなのだけれど、

日にち薬で時間さえ経てば、

またいつものように元気になれるでしょ、って、

傷はやがて かさぶたとなり




そのくらいの回復力、わたくしは持ち合わせてるから大丈夫! と。

そう思っていた。



傷が癒える、ということではなくて、

傷など見ないふりして、また立ち上がれる、ということ。

優しい娘の顔をして、母に会う。ということ。


「笑顔の仮面」で、会えれば、それでいい。


 きっとできる。



だってわたくしはもう、かつての保護下のいたいけな少女ではなく、


もうすっかり大人で、

家族もあって、

間もなく52歳を迎える おばさんなのだから。






ところが、心は、いつまで待っても回復しませんでした。


ついには心身に異変が出るようになりました。



無理をするのはやめようという意志、というよりも、


もう、頑張れない、限界、という、心と体の反応。






あなたに会うのがしんどい、と。


母に、正直に、伝えた。 そんな自分に、驚きました。




母は、始め、わたくしを怒らせるようなことばかり言っており、

どうでもいいことの言った言わない、や、

やったやらない、や、

わたくしに対して気に入らないことを一方的に責めたり、や、


わたくしもそれに反応し、怒りがわいたのですが、


しばらく聴いているうちに、

ふっと、母の声が遠のいて、耳が「ぽーん」ってなって、

それと同時に感情がすーっと静かになって、


もういい、もう無理、

ああ、もう本当にこの人を無理だ、という気持ち、というか・・・

さっきまで激しく波打っていた心は、静かな凪みたいになって、

こんな心境になったのは初めてで。




ずっと会うことがしんどかった。

ずっと無理をしていた。 ごめんなさい。

今日のこの電話も、こういう全てが嫌で、もう会いたくないです。






わたくしが 静かにそう告げた途端、


母は。 




「ああ、やっと本音を言ってくれたのね。」 と。



それは殺伐とした厳しい声ではなく、



どこかホッとしたような、柔らかい、けれど失望の冷たさを含んだ声。




 ******************************




わたくしは、母とは、幼い頃から合わなくて、


とてもしんどかったですけれど

母にとってもまた、

これほどまでに性格の合わない子を育てることは、

思うようにならない、

イラつくことだらけだったのでありましょう。



子が親を選べない「親ガチャ」という言葉があるのならば

当然「子ガチャ」もあって然りで。

母もまた、子を選ぶことはできなかったのです。


お互いに、合わないガチャだった。


毒親、というあの言葉に倣うのなら、


わたくしは「毒娘」だ。


もう、いい。 


毒の娘、で、いい。 毒の子、上等。



表面上の「よい関係」や、「良い娘の顔」や、

仲良しの体裁をたもちながら距離をおこう、だなんて、きれいごとだ。


甘かったと、悟った。


それが叶うような間柄なら、

そういう言葉の通じるような

理解し、尊重し合える対等な関係性があるのなら・・・


接する時間を減らすだけでどうにかなるというのなら・・・



その親子は、母娘は、

それ以外の関係でもあっても、


もともとうまくやってゆけるのでしょう。





うまくゆかないことを学ぶための親子関係。

人生で学ぶ、それぞれの魂の課題があるなら、

これがそうなのかもしれません。



しんどくても黙って耐える。 それも修行です。


けれど「無理」や「耐える」を手放し、

心の平穏を守るための勇気を出すことも、 

これもまた「修行」なのでしょう。 


じっと耐えとく方が波風立たず、いい人や従順な子、やさしい子に思われて、

楽なことも、実はいっぱいあるのだもの。

実際、ここまでの人生、そうだったのだもの。



これまで耐えてきてしまったわたくしが、やっと。


やっと「もう耐えられない」と気づけたのだとすれば。


これは「前進」だ。



 ******************************




いつもなら。

こんなことがあると。


大変なことになった!

どうしよう! どうにかしなければ!! と、動揺しました。




今は、やっとこの時が来た、という気持ち。


こんなわたくしにも、ようやく言えた、と。



放心している。



そんな自分を「ここまでよくやった」「充分に頑張った」と、


自分自身を抱きしめたい。 もう、受け入れたい。


そして母の幸せを、ただ、ただ、祈ろうと思う。



そんなわたくしを受け入れない人や否定する人もいるかも知れませんが、


もうそれならそれで、仕方ないのです。



今はまだわからないけれど、

きっと、わたくしにとっても、家族にとっても、

そして母にとっても、


今まで逃げてきた、目をそらし続けてきた、


一番必要だったことが、起こっている。



このことについて、またいつか、


書くことがあるかもしれませんし、もう、ないかもしれません。




ただ、今日、こういうことが確かに起こって


今、自分の心がこう感じている、ということを忘れてしまわないように、


日記に残そうと決心ました。




お姉ちゃん、読んでますか。 こんな妹で、ごめん。




読んでくださったみなさんも、ごめんね。



そして、ありがとう。







                                 すずひ








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最終更新日  2023.02.08 22:22:20


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