お空には 中秋の名月
波が月明かりに照らされ それがとても綺麗で
どれだけ長いこと海辺に居たんだろう
黙って家を出てきた
皆 寝てたから 静かに布団を抜け出してきた
そしたらね 夜中なのに
私を血相をかえて探しにきた旦那
その姿を見たら 私は彼にとって必要な人なんだ と、思えた
もっと私の気持ちも考えて欲しい
ないがしろにしないで欲しい
私は 優しさが欲しいから アンタがくれなきゃ他の男に求めちゃうかもしれない
大きな心でギュッとしてくれる人が欲しい
愛されたい
半べそで旦那に訴えた
「ゴメン 本当にゴメン」と、ギュッと抱きしめられた
旦那に抱きしめられるって 気付けば いつ以来なんだろう・・・
人肌って温かい
抱きしめられた時のキツさも 心地よく痛くない
どこまで通じたかは分からないけど
・・・
今 自宅にいます
私 愛が欲しかっただけ
寂しかっただけ・・・
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