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何気ない一言(2)
私が2年前に退職した外資系日本企業、長らく日本独自路線の経営だったが、日本の市場が10年間で半分以下に縮小してしまってから以降、経営トップ陣が次々に外人(フランス人、アメリカ人、韓国人・・・)に代っていった。技術/製造担当でやってきた外人、私の車でDinnerに行く際、50km/hの標識の道路を60km/hで走っていると、冗談めかしながらも"違反ではないのか? 法規を守らないのはコンプライアンス違反だ"・・・ときた。
冗談だと思われそうだが、必ずしもそうとばかりは言えない。日本でも昨今、"コンプライアンス"が取りざたされるが、Global企業での厳格度は恐らく日本企業の比ではない。
他社の関係者と商売の内容、特に価格絡みの話をすれば即、解雇、会社に損害を与えるミスを犯せば解雇、安全作業ルールに違反すれば解雇・・・と、左遷、減法、謹慎ではなく、すぐ"解雇"となる。 しかも、元FBIの人間を倫理担当者として採用し、疑われれば10年前のE-mailまで含めて捜査される。 また、お客様やISOの審査官などの来社の際、タクシーチケットを渡すことも原則禁止。
この数年の間に、支店長や部課長クラスの人達が随分解雇や自主退職を強いられた。
このスタンスの延長線で行けば、交通法規違反も、会社のボールペンを家で使うのもコンプライアンス違反と解釈することは充分有り得る。
特に、市場縮小に伴い、従業員は少ないに越したことは無いのだから。
まあ、その様な裏事情はさておいても、日本人のコンプライアンスに対する意識はまだまだ甘い気がする。
従業員に対してばかりでなく、例えば国税局や労基署に税の解釈やサービス残業の質問をされると、その疑問を払拭かべく徹底して改善/管理する・・・と云うことも含め、Global企業のコンプライアンス対応は徹底している。 Olympusで外人社長が自ら内部告発した感覚はよくわかる。
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