その家系が代々運営する醸造所がある。「König Ludwig Brauerei」だ。創立者は、13世紀生まれのバイエルン公ルートヴィヒ2世。醸造所は1260年にミュンヘンで創立され、1870年に騎士祭りで知られたカルテンベルグ城(Schloss Kaltenberg)内に移転した。現在はバイエルン王家最後の王ルートヴィヒ3世のひ孫であるルイートポルト王子によって運営されている。
ここで飲みたいのは、「König Ludwig Weissbier Hell」だ。フルーティーかつスパイシーな香りの後から、ホップの爽やかな苦味とレモンのような酸味が訪れる。すっきりと綺麗な味わい。ヴィッテルスバッハ家が築いた数々のお城とビール史に感謝